132 がんばれ福島
はじめに
福島第一原発におけるアルプス処理水の海洋放出に対する、大国の輸入規制や海外渡航の制限は、未だに続いています。どこまでこうした科学的根拠に乏しい対応をとり続けるのかに今、世界の注目は集まりつつあります。
今行われているG20での各国のリーダーの発言を見ていくと日本を応援する声が明らかに多いことがわかります。
また、IAEAの記者会見等においても現状の安全性の問題について、高い評価を得ていることがわかります。
一方で、私たちは福島をはじめ様々な地域において漁業関係者の方々の生活に大きな影響が出始めていることを忘れてはいけません。例えば、ホタテの価格の下落などは、実に20円近い値下げが生じています。これは、生活に重大な影響を及ぼす変動です。
私たちにできること
消費で後押しすることは、こうした影響を緩和することにつながります。冒頭、URLを紹介しました、「まるごと福島ウィーク」もそうした取り組みにつながるものです(9月1日(金)から30日(土)までの期間中、有楽町、大手町、銀座、日本橋などで、「ふくしま」の魅力を詰め込んだ「まるごとふくしまウィーク」を開催)。
福島の風評被害による経済的な損失は甚大なものがあります。こうした風評被害を払拭するために様々なスーパーやショッピングモールで「福島フェア」と呼ばれる、福島の物産を扱う企画が開催され始めています。
また、忘れてはいけないのが東京電力の取り組みです。災害発生時から様々な形で責任を果たそうとしていますが、福島の風評被害を払拭するために次のような情報をホームページで発信しています。
「がんばれ福島」から「一緒に頑張る福島」へ
私は、福島のおいしいお刺身やお米、喜多方ラーメンが大好きです。家族の旅行も福島を旅するようにしています。それは、私が福島の人達と共に復興の道を歩んでいきたいからです。
今こそ、科学的な理解を正しくもち私たちの暮らしと福島をつなげてほしいと思います。福島だけではありません。宮城、岩手、秋田、青森、山形、そして福島、「がんばれ東北」「一緒に頑張ろう東北」と叫びたいと思います。
近隣の大国の心無い、反日感情や発言を聞くたびに腹を立てる前に、自分たちに何ができるかを、すべての地方自治体や多くの企業や一人一人が考えてほしいと思います。
私には私にできることを毎日取り組んでいきたいと思うばかりです。
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