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脳を休めるということ

休むってどういうこと。
休み方がわからない。
ぼーっとしていると考え事をしてしまう。

休むことの重要性を理解していても、いざ休むとなったときに何をすることが休むことになるのか、が私にはわかりませんでした。というのも、私にとって頭が空っぽになるときは寝るとき以外にはなく、寝る以外の手段がなかったからです。

正確には、絵を描いたり、習字をしたり、コラージュを作ったり、別の作業に没頭することで休むこともあります。しかし、動くエネルギーがない時には、これらの作業に没頭することが難しいです。また、スマホでネットサーフィンをしたり、動画を見たりしているときも、頭の片隅では、考え事をしてしまいます。

このことをリワークスクールの利用者に相談したときにかけてもらった言葉です。

今悩んでいること、仕事のことで100%満たされている頭の中をいったん別のことで満たしてあげることです。
例えば、外の空気の匂い、花の香り、ハンドクリームの香り、気温、花の色、空の色、山の色…それらで一瞬でも頭をいっぱいにすることができれば、休めたことになるのではないでしょうか。

正直半信半疑でした。一度やってみるだけやってみるか、と朝のウォーキングで思いっきり息を鼻から吸った時でした。澄み渡った空気、肌に刺さるような温度、かすかな花の甘い匂い、遠くに輝く星…様々な感覚で頭が満たされました。そんな時、私は悩み事や考え事、負の感情から一瞬解放されたのです。

このことだったのか、ととても驚きましたし、自分でもできたのだととても嬉しい気持ちでした。

その1日は、外を歩いていてもいろんな景色に出会いました。こんな所に花が咲いていたのか、木の葉が色づいてきたのだな、空の高さはこんなに高いのだな、と。

自分は、悩むことや考えることも大事。一方で、そこから離れる術を持つことも大事。メリハリのある時間の使い方を目指そうと思いました。

皆さまもぜひ挑戦してみてください。