ノブレス・オブリージュ
なんかカッコいい言葉ですよね。
ノブレス・オブリージュ(仏: noblesse oblige フランス語: [nɔblɛs ɔbliʒ])とは、直訳すると「高貴さは(義務を)強制する」を意味し、一般的に財産、権力、社会的地位の保持には義務が伴うことを指します。
※下記参照
簡単に言うなれば、「高い地位や身分に伴う義務」。法的な義務ではないため、為さなかった事による法律上の処罰はありませんが、僕ら一般庶民はどこかで「優位な立場」の人たちに対し、無意識にノブレス・オブリージュを求めているのではないだろうかと最近思います。
例えば、小泉議員。
個人的には、議員というのは「国民の代表」であり、だからこそ、率先したチャレンジが求められる立場でもあると考えています。
それゆえに、彼が育休を取るという選択には、僕個人としては大いに賛成。だって、男性の育休取得の2020年目標13%が絶望的という現実もある中で、リーダーが自らこの状況をひっくり返すために動くというのは、まさにノブレス・オブリージュなのではないだろうかと。自らの立場・義務を自覚し、国民のアクションのために先陣を切るっていう。
当の小泉さん自身にそうした思いがあるのかどうかは分かりませんし、只シンプルに「自身も子育てに関わりたい!」と思っているだけかもしれません。それでも、彼の社会的な立場を考えると、育休を取るインパクトは大きい。
でもネットを見ていると、どうも、意見が割れているようです。
否定派はこんな感じです。
・税金で生きてるのに育休?ふざけんな
・国民が取れるようになってからの方が先
・議員活動と子育ては両立しない など
ここからはあくまで、ぼく個人としての見解です。
世の中の公務員アレルギーと言いましょうか。「税金で暮らしているからクビなんてないでしょ」「「恵まれているくせに!」という負の思い、もっと言えば「タダのひがみ」をぶつけてるだけのように感じてしまうんです。「俺はこんなに苦労しているのに!」っていう。だから育休とかとられると腹立たしくてしょうがない。そんな感じ。
確かに、国会議員って言うのは相当恵まれた状況だと思います。でも、だから「俺は優位だから皆さんがとってから最後でいいよ」と辞退して、じゃあ民間はそれで変わるんでしょうか?と。多分変わんないですよね。
イクボスセミナーでよく「隗より始めよ」という言葉を使います。物事を成すには、まずボスからアクションを起こしましょう!と。まさにその状況ではないかと。消費もそう。お金持ちがため込まずにどんどん経済動かしたり、どんどん雇用を生めばいい。
働き方改革だったり、ハラスメントだったり。「俺も我慢してるんだから、てめぇだけ良い思いするなんて不公平だ!」という足の引っ張り合いではなく、「みんながハッピーになれるために何をすべきか」ということを、みんなで話し合える。そんな風になっていくといいなぁ…と思います。
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