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休校4日目

全国一斉休校をうけ、”共働き世代はこの状況下でどうなってしまうのか”を見える化してみようという事で始めたのが、本企画です。

包み隠さず、ありのままをただつらつらと。
そこから見える地方都市の共働き夫婦のリアルをお届けします。

※前提※
・パパ⇒NPO理事、フリーのコンサル(イクボス、WLB、育休取得推進等)
・ママ⇒看護師 夜勤有 病棟勤務
・娘⇒姉(8歳) 休校中 妹(4歳) 保育園


★本記事について★
①午前・午後・夜の3セクションでただ起きたことを書いていきます。
②在宅労働のリアルを書きます。
③休みたいのに休めない(看護系)の家族がいる家のリアルを書きます。

今日の事前情報
ママ…出勤 体調(悪・疲労・コロナ含め心配事多し)
長女…休み 体調(好調)
次女…休み 体調(好調)
パパ…ラジオ生放送 Zoom会議まとめ 打合せ1件 体調(普通)
今日のMUST家事…ゴミ捨て&ゴミ出し 
ワークライフバランス指数…W5・L5


=午前の部=

・5:21分。パパ起床。夜中まである計画を練っていたら、そのままリビングで寝ていた(そのつもりで布団まで持ち出すという用意周到さ)。でも、在宅ワークにおいて、こういうメリハリのないやり方はお勧めできないので、今日は気を付けることを心に誓う。ということでまずは頭を起こそう。朝ごはん兼お姉ちゃん&ママのお弁当を用意する。

・我が家のチビはママっこだ。それはそれでママが愛されているという事に他ならないが、ママへの依存はママの体力気力を容赦なく奪う。今朝もそれでママが臨界点を超えてしまった。ママは機嫌悪くなると、一気に言葉の殺傷力が高くなる。暴言ではないが、えぐってくる。極力そうならないようにしたいのだが、まだまだ僕の力及ばず。情けない話だ。

・コロナの兼ね合いで医療の現場職員は極力マスクの使用節約を促されている。これはニュースでもご存知の方が多いと思う。一方、ママは産後喘息を患うことになり、コロナ肺炎とのコンボを心配している。精神的にも負担大だ。僕が高給取りなら「辞めたら」と言えるのだろうが、残念ながら現状では僕一人の馬力で家を回すのは厳しい。それを理解していることもストレスなのだろう。男の価値はカネではないと思ってはいるが、毎度のことながら、こうした出来事に出くわすと自身の価値のなさを呪う。無論ごとう個人の努力で補填出来ることはしているつもりではあるが、それにしても子育てはカネがかかる。

・我が家に限らず、子育てが困難な最大の障壁は「仕事」「カネ」の2つにあると考えている。仕事については既に各方面で指摘されている通り。両立困難をいかに解消していくかは、既に喫緊の課題。

併せての問題はカネ。正直これには「個人の努力以前の課題」もあると考えている。

例えば、日本は先進諸国において、子育てにかける予算が現状世界最低クラス。高齢者関連のおよそ10分の1の支出となっている。

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一方、文科省等の調査では、大学のような高等教育機関の学費は右肩上がり。これは単に、少子化で学生が減り、学校運営に支障をきたすからだ。

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でも、その裏で、総務省の調査によるとサラリーマンと言われる人々の年収は教育費高騰に反比例し、年々落ち込んでいる。その一方で、企業の内部留保は年々増大。要は、働きに応じた見返りが少ないわけだ。

先行き不透明な時代だから、企業も個人もカネをため込む。それは理解出来る。でもカネって世の中で回して初めて価値のあるもんなのではないのかなとも思う訳で。

どうせ使うならもう少しだけ、未来投資を考えたいなと切に願う。

朝食
・お姉ちゃんのお弁当おかずの残り物
・のりたまオニギリ

=午前の部2=

・急遽火曜日に続き、ラジオ生放送に登場することになった。今日のテーマは「休校中の暮らし」について。火曜日から引き続きのテーマだ。

・現場に行く前に、今日はチビをパパが送ることになった。ギリギリだったぜ。でも、行く前にチビは「パパ、コロナのせいでみんなかわいそう」と漏らしていた。今朝のママの様子も響いたのだろう。そういう風に彼女を方向づけたのであれば、それは僕ら親の問題。彼女の生き方を狭めてしまったという事でもあると思うから。

でも。もし本心からそう言った言葉が出ているのであれば嬉しい。そうであることを信じたい。

・気持ちを切り替えて、収録に臨む。少しでもこの状況に対し、何か出来れば。今はそんな思いで動き続けるしかない。カネ!カネ!自分の事だけ!自分の家の事だけ!搾取!で動いたら誰も救えないし、何も残せない。それはブラック企業勤務時代に腐るほど身に染みたから。誰から奪うか・貰うかより、どうやって生むか・どうやって世に返していくのか。そんなポジティブな発想を大事にしていきたい。

ところでここまで読んでくださった方は、ごとうが相当カネが嫌いだと思っているだろう。その通りだ。だがしかし。いらないとは言っていない。

生き方を自分の努力以外に左右する要因が嫌いなだけで、その代表格がカネだと思っているだけだ。あえて言おう。いらないとは言っていない。

昼食
・帰宅してお茶漬け(パパ) 
・パパ弁当(お姉ちゃん&ママ)
・給食(チビ)

=午後の部=

・仕事。以上!

=夜の部=

・チビを少し早めに迎えに行く。予定だったが、ママが定時で終って迎えに行くとの事。お任せすることにして、パパは晩御飯を担当することにした。

・帰って来てから、手洗いをせずじゃがりこを食べようとしたチビが愚図りだす。ママは御立腹なので、パパがなだめる。2人で責めちゃうと行き場がないから。勿論、ママが怒り役という事ではない。パパが怒った時はママがなだめ役。

・チビは少し疲れ気味で、パパに抱っこして寝かける。一緒にお風呂入ろうとなだめて少し様子見。

夕食
・ハヤシライス
・コンソメスープ

=夜の部2=

・和解成立。チビとお姉ちゃん、ママはお風呂に。パパは原稿納品の件で緊急的にメール対応しつつ、各書類を作成。

・秋田でもコロナが出たようだ。知人のFBで知る。確実に広まってる。

・21:50.女性陣就寝。パパは納品手続き…。だったが、PDFにセキュリティが掛かって入稿できない。取り急ぎ、担当にメールして様子を見ることにした。さて、終わったから風呂だ風呂。

~4日目所感~
久しぶりに学童に行ったお姉ちゃん。どうだった?とも話したが、やはり先生方はバタバタしていた様子。LINEでも色々聞いている。現場は未だ混乱の最中にある。

一方でその指導員の先生方の努力に見合わず、現実はこんな感じだ。
たまたま今日は僕の大嫌いな「カネ」にまつわる話が多くなってしまった。
※いらないとは言っていない。ほどほどに必要だ。

学童の先生もそう。時に親からは「どうせ学童の先生なんだから(パートなんでしょという偏見)」「何で預からないの!」と無理難題を投げられる。それでこの待遇。やる気を出せ!稼げないのは自己責任だ!という方が酷というもんだ。システム上、そうなってるんだから。

そんな人に「あなたの頑張りが足りない」なんていうのは、シャーペン一本で戦車ぶっ倒せというのと同義。背景理解もなく、「私稼いでますが何か」的な目線で語る輩が多すぎる気がする。

少しそれたが、そうしたカネに対するエトセトラが、子育てを複雑怪奇にしているんではないかな…と、ここ数年は特に感じる。

こんな時こそ、ZOZOのあの人とかもう少し動けばいいのにね。


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