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【無料公開】4月17日(金)発売『「発達障害かも?」という人のための 「生きづらさ」解消ライフハック』を先行無料公開いたします。

毎年4月2日は、国連の定めた「世界自閉症啓発デー」であることをご存じでしょうか?

世界自閉症自己啓発デーとは?

国連総会(H19.12.18開催)において、カタール王国王妃の提案により、毎年4月2日を「世界自閉症啓発デー」(World Autism Awareness Day)とすることが決議され、全世界の人々に自閉症を理解してもらう取り組みが行われています。
 わが国でも、世界自閉症啓発デー・日本実行委員会が組織され、自閉症をはじめとする発達障害について、広く啓発する活動を行っています。
(世界自閉症啓発デー 日本実行委員会公式サイトより)

日本では、4月2日~4月8日を「発達障害啓発週間」とされており、
この期間、シンポジウムの開催やランドマークのブルーライトアップ等の活動が行なわれています。

多くの人の取り組みで、少しずつ認知が広まっている「発達障害」。
ですが、その「生きづらさ」には多くの課題が残っているのかもしれません。

第13回世界自閉症啓発デー(令和2年4月2日)に寄せられた、加藤勝信厚生労働大臣のメッセージを引用します。

発達障害は、親のしつけや教育の問題ではなく、脳機能の障害によるものです。しかしながら、発達障害のある方の中には、「変わった人」といったような誤解を受けるなど、様々な環境や他者との関係性の中で、生きづらさを感じながら生活している方もいらっしゃいます。発達障害に対する正しい理解が広まれば、周囲の方の接し方も変わり、そうした生きづらさも軽減されると考えています。

誰もが抱える生きづらさも、発達障害と付き合う方々にとって、さらにハードルが上がってしまっているのが、今の日本なのでしょう。

そんななか、「多くの発達障害の方・その傾向がある方を救うことができるのではないか」と思えるにいたった、ある出会いがありました。


編集者三谷と姫野さんの出会い

さかのぼること、2018年12月7日、下北沢。
この日、人気ブログ『メンタルハック』などを主宰する・ほっしーさんの初の著書『うつを治す努力をしてきたので、効果と難易度でマッピングしてみた』(小社刊)の刊行記念イベントが、下北沢の書店「本屋B&B」で開催されました。



この「うつマッピング」本の編集を担当した、ディスカヴァーきってのパパ編集者・三谷は、一人の女性と出会います。
その方こそ、このイベントのゲストで、発達障害当事者を多く取材し、『私たちは生きづらさを抱えている 発達障害じゃない人に伝えたい当事者の本音』(イースト・プレス)を著書に持つ姫野桂さんでした。



発達障害やうつの方が日々感じている「生きづらさ」を、少しでも「生きやすさ」に変えていくためにできる「小さなくふう、ライフハック術」について語り合われたこのイベント。

抱えている生きづらさを完全に捨てることはできない。では、どうすれば少しでも生きやすくなるかということを、具体的なハックに落とし込んでいることに惹かれた三谷は、年末に出た姫野さんの新刊を速攻で購入しました。。



9刷のベストセラー『発達障害グレーゾーン』(扶桑社新書)の第6章では、具体的なハック集がまとめられています。

三谷はこの第6章に雷を打たれました。

ハック集で1冊本をつくれば、実際に生きづらさで悩んでいる多くの発達障害の方・その傾向がある方を救うことができるのではないか、そんな思いで企画されたのが『発達障害かも? という人のための「生きづらさ」解消ライフハック』なのです。


実際に生きづらさで悩んでいる人、みんなでつくろう

『「発達障害かも?」という人のための「生きづらさ」解消ライフハック』は、
発達障害の方やその傾向がある方に
「苦手なことをどうやって工夫して乗り越えていますか?」とアイデアを募集し、それを書籍にまとめた、言わば「みんなでつくったハック=工夫の本」です。

たとえば、

■それぞれ違う人からの「頼まれ仕事」、優先順位がつけられない・・・仕事の内容と期限、重要度を書いた一覧表をつくる!
■電話でたった今聞いた内容を忘れてしまう・・・最後に、もう一回言ってもらおう!
■人との待ち合わせが苦手。遅刻したり、着くのが早すぎたりしてしまう・・・待ち合わせ時刻に幅を持たせてOKをもらおう!

など、ちょっとした日々の工夫=「発達ハック」が満載です。
こうした工夫ひとつで「身近な“生きづらさ”」が解消され、できないことがある自分を責めたり、卑屈になってしまったりするのを防止する効果も期待できます。

100人いれば100とおりの「毎日がラクになる工夫」があるはず。
発達障害の人もそうでない人も、より快適な暮らしを送れますように。

今回は「発達障害啓発週間」にあわせ、
・「仕事」をやりやすくするハック
・「日常生活」の「困った!」を減らすハック

を中心に公開いたします。

ぜひご覧いただき、ご活用ください。

<著者プロフィール>

姫野桂
フリーライター。1987年生まれ。宮崎市出身。日本女子大学文学部日本文学科卒。大学時代は出版社でアルバイトをし、編集業務を学ぶ。卒業後は一般企業に就職。25歳のときにライターに転身。現在は週刊誌やウェブなどで執筆中。専門は性、社会問題、生きづらさ。猫が好きすぎて愛玩動物飼養管理士2級を取得。
著書に『私たちは生きづらさを抱えている 発達障害じゃない人に伝えたい当事者の本音』(イースト・プレス)、『発達障害グレーゾーン』(扶桑社新書)。趣味はサウナと読書、飲酒。

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