アラフィフになったから「こそ」、自分らしく生きられる。
みなさま、こんにちは。
ディスカヴァー編集部の三谷と申します。
弊社はこの2月17日に、新レーベル「人生100年時代BOOKS」を創刊します!
読者ターゲットは、アラフィフ以上のミドル世代の方々です。
私も今年で50歳。ターゲットど真ん中世代を勝手に代表し、
「私たちの、私たちによる、私たちのためのレーベル」
をつくりたい、との思いで編集・制作にあたりました。
本記事では、僭越ながらこの創刊プロジェクトを代表して、
新レーベル立ち上げまでのあれこれについてお話ししたいと思います。
コンセプトは、「自分らしく生きる準備」
シリーズコンセプト。
実はここが、最初に頭を悩ませたところでした。
すでに新書レーベルは飽和状態。
あえてそこに飛び込んでいくには、「新しさ」がないと勝負できません。
このレーベルの新しさとは?
会議で話しても、なかなか突破口は見えてこない……。
そこで、実際の声を聞いてみようと思い、社内外の50〜60代の諸先輩方、
大学時代の友人たちなどに、アンケートを取ってみることにしました
(ご協力くださったみなさま、どうもありがとうございました!)。
すると、「今、何に対して不安を感じていますか?」への回答が
実に多岐にわたっていることが見えてきたのです。
な、なんか、文字を見るだけでも大変そう……。
なんとなくこうじゃないか、と思っていたことが、鮮明に見えてきた瞬間でした。
明らかに、「成長」が1つの指針だった40代までとは違う
50代というのは、これまで向き合ってこなかった(向き合おうとしなかった)現実が目の前に現れてきて、さまざまな不安に襲われる年代なのだということ。
もうすぐ50代を迎える私たちの世代としても、
これ以上不安を煽るものは読みたくないし、知りたくもない。
では、出版社として何を提供できるのか?
たとえば、これらの不安を「視点を変えて」眺めてみると……
「役職定年」はこれまでのしがらみから解放され、
本当にやりたいことを実現するチャンスでもあるはず。
「定年」は、会社員人生の終わりではあるけれど、
会社や組織ではなく、「自分が主役」の本当の人生のはじまり。
こんなふうに、読者の方々の「マインドの切り替え」の機会を
書籍の形でご提供することが、われわれ出版社にできることでは?
と考えるに至りました。
いろんなことが待ち構えている50代。大変かもしれない。
でも、本を読んでマインドを切り替えることによって、
少しでもポジティブに乗り越えるお手伝いができたら……
そんな願いを込めつつ、
アラフィフ世代以上の方々が、
主体性を取り戻し、価値観を見直して、
「自分らしく生きる準備」のヒントとなるシリーズ
というコンセプトが固まっていきました。
創刊ラインナップは信頼と実績の2点!
創刊アイテムは、
和田秀樹さん『五〇歳からの勉強法』
田代真一郎さん『定年英語 英語が話せなかったサラリーマンがなぜ定年後に同時通訳者になれたのか』
の2点。
2点ともすでに世に出ていたものですが(後者の原題は『「英語が話せない、海外居住経験なしのエンジニア」だった私が、定年後に同時通訳者になれた理由』)、
読者の方々から信頼と実績を得られている点(前者:4万部、後者:3万部突破)、コンセプトの「自分らしく生きる準備」にふさわしい点から、
いまあらためて世に出したい!と考えて、創刊アイテムに選ばせていただきました。
パッケージや装丁にも、こだわりました。
そして、このパッケージ!
とても豪華な方々のお力をお借りすることができました。
感謝の思いを込めて、ここでご紹介させていただきます。
まず装丁は、超有名デザイナーの井上新八さん。
カバーまわりは、何と言っても同世代の井上さんにお願いしたいと思っていたのですが、
すでに同日発売の他の新刊のデザインも手掛けられていたので(汗)、
ダメもとでお願いしたところ……
「読者対象はまさに自分」ということで、二つ返事でお引き受けくださいました!
50代というと渋ーーく、落ち着きのあるものになりがちですが、
オビの真ん中にロゴをあしらうという、
斬新ですっきり爽やかな若々しいデザイン……!
本当に素敵です。
本文フォーマットは、こちらも超人気デザイナーの山田知子さん。
山田さんもつねにご多忙なのですが、
どうしても山田さんに本文設計をお願いしたくて……かなり無理を申し上げました……。
そうしたらなんと、本文フォント、Q数(文字の大きさ)、字間・行間違いで、なんと42パターンも出してくださって、うれしい悲鳴……!
私もそろそろ老眼になりつつあるので、
徹底的に「読みやすさ」にこだわって選びました。
この圧倒的な読みやすさ、ぜひ店頭でご覧いただきたいと思います。
そして、イラストロゴは、
こちらも超売れっ子イラストレーターの高栁浩太郎さん。
作風もアイデアも多彩な方で、弊社では何度もお世話になっています。
このイラストロゴ、よーく見てください。
はい、顔が「百」になっているんです!!
私たちは「百年くん」と呼んでいますが、
「百年くん」を最初に見たときの高揚感は忘れられません……!
このように、たくさんの方々のお力をいただいて誕生した「人生100年時代BOOKS」。
ぜひともごひいきにお願いいたします!
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