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学習参考書の編集者が全力でオススメする大人も楽しめるパズルBest3

みなさま、はじめまして。
ディスカヴァー編集部の三谷と申します。

私は2007年にディスカヴァーに入社した中途組です。それまでは法律系の出版社で編集の仕事をしていました。
もともと編集志望だった私は、新卒時に主だった出版社の入社試験を受けまくりましたが、内定をもらえたのは残念ながらこの1社のみ……(涙)

正直、法律に興味はありませんでしたが、編集の仕事がしたくて入社を決めました。

しかし、どうしても業務内容に興味が持てない状況に変わりはなく……(仕事の基本を教えていただけたことには感謝しています!)。

30代になって、ほかの出版社への転職を考えはじめたある日のこと。
偶然、書店店頭でこんなおしゃれな本たちが所狭しと並べられているのに出会ったのです。

当時のディスカヴァーの書店フェア

実は、渋谷(だったと思う)の書店さんで、ディスカヴァーの自己啓発書のフェアをご展開してくださっていたのですが、

なんか、どの本も素敵! 買いたくなる! こんな本を作りたい!

と思ったのが、ディスカヴァーとの記念すべき(?)最初の出会いだったと思います。

そして、ご縁があってディスカヴァーに入社することができました。
……が、しかし!

入社後、上の写真にあるような、カラフルでおしゃれな自己啓発書を担当するものだと思っていた私に当時の社長から、驚きの一言が……

「三谷くんは明日から学参やって」

……え? 
学参やるの? 
というか、ディスカヴァーに学参ってあったの……?

……意外すぎる展開でした(若干、記憶の脚色があるかもしれません)。

こうして、すっかり前置きが長くなってしまいましたが、私はディスカヴァーの学参担当となりました。

以後、15年間にわたって、学参、教育書、子育て書、語学書、携書(新書)などを中心に編集を手がけています。


子どもが楽しんで取り組めるパズルを厳選

ディスカヴァーの学参のコンセプトは、「考える力を育てる」。

といっても、よくある教科書準拠のドリルじゃつまらないし、たいていの子どもはやらないので、実際に塾などで使われていて効果があった教材から、子どもがわくわく楽しんで取り組めるようなものを厳選しています。

なので、実は大人が解いてもおもしろい!ものばかりなんです。

というわけで、ディスカヴァーの学参パズルから選りすぐりの教材3点をご紹介していきましょう。

『強育パズル たし算計算ブロック 初級編』

宮本 哲也(著)

先日、日本テレビ系列の「世界一受けたい授業」に取り上げられて話題になった、宮本算数教室で実際に使われているパズルです。

番組内でも、出演者の方が実際に解かれていましたね。
(学研さんの『賢くなるパズル』と同内容ですが、実はディスカヴァーの方が2年早く世に出しているんですよ…!)

このパズルを解くことで、小学生がたし算力、組み合わせの感覚を身につけることができます。

『強育パズル たし算計算ブロック 初級編』例題

ルールは非常にシンプル。
だからこそ、解けたら次を解きたくなります。
どんどん解き進めていく感覚は大人にもたまりません。

実は大人向けの『宮本パズル』シリーズもあり、大人のみなさんにはぜひこちらもオススメしたいです。

宮本 哲也 (著)

この『宮本パズル』は、「ビジネスマンが、出張中に飛行機の中で解く」がコンセプト。
難易度別に、「エコノミークラス」 「ビジネスクラス」 「ファーストクラス」があります。

ちなみに、「ファーストクラス」編の最後はこんな感じです……。
解けたときのうれしさは最大級のものでした。

『宮本パズル ファーストクラス編』No.100


『天才プログラミングパズル』

西嶋 孝文(著)

こちらは、こんな感じのパズル。

『天才プログラミングパズル』例題 

ルールは、先ほどご紹介した「たし算計算ブロック」に似ていますが、
数字のヒントにプログラミングで使われる変数(●、▲、☆などZ)や演算子(==、*、!など)、if文が入っているのが特徴。

これにより、プログラミング言語に使われる基本的な記号の意味を理解し、論理思考力・推理力・問題解決力といったプログラミング的思考力を身につけることができます。

これもなかなかおもしろいんです!
むしろ学校でプログラミングを習わなかった大人こそ、解いてみると新たな思考力が生まれるかもしれません。

ちなみに、本書を編集中の私は、午後イチからパズルと格闘をしはじめ、気がつけば夕方になっていた(実話)ことが何度かあるぐらい、どハマりしていました……(遠い目)。

『天才ドリル 立体図形が得意になる点描写』

認知工学(編)

厳密にいうとパズルではなく、ドリルなのですが、何を隠そう、弊社の数ある学参ラインナップの中で、一番売れているのがこちら。
(「点描写」シリーズのみで、19万部突破しています!)

「点描写」とは、格子状の点と点を結んで、お手本どおりに図形を描かせるもの。
苦手とする子どもが多い「立体感覚」を無理なく養成することができます。

立体図形は中学受験算数の定番問題でもあり、中学以降の数学でも必ず立ちはだかる壁です。

『天才ドリル 立体図形が得意になる点描写』(例題)

簡単そうに見えますが、これが意外と難しい……。

こちらのnoteでも以前、難問に悶絶していた社員がおりましたね。

定規を使ってはいけないので、全神経を集中して点と点を結ぶ……。
この黙々とした作業は、もしかしたら大人には写経のようなマインドフルネス効果があるかもしれません!?

ちなみに、点描写はご好評につき、シリーズ4点ほど出ているのですが、天才の上をいく「神童レベル」は激ムズです。

認知工学(編)
『天才ドリル 立体図形が得意になる点描写 【神童レベル】』神童編 問題1

(どうでもいい情報ですが、これを編集した私は、子どもの頃に出身地の香川県丸亀市で「丸亀の神童」と呼ばれていたらしい、という怪情報が流れたこともありました……もちろんデマです! なぜでしょう……。)

以上、大人もどハマり必至の名作パズル、ベスト3をご紹介しました。

みなさまも、よかったらぜひお試しください!
これを機に、パズルが趣味になってしまうかもしれませんよ。

\大人もどハマり必至の名作パズルBEST3/

\さらに激ムズ!上級者へのオススメ/


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