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デロンギのオイルヒーターより暖かい真空管アンプ。

僕はカメラもそうですが、オーディオも趣味で、自宅にスピーカーが40本ほどあります。正直置き場にかなり困っています。

ヤフオクを見ると意識が無くなって、気がつくと入札しているんですよね。一番最近落札したスピーカーに至っては、梱包さえ解いていない体たらく。ごめんなさい。

これは2021年に手に入れた中でも一番のお気に入り。オンキヨーのU-4500というスピーカー。1971年製ですから満50歳です。タイトル画像の真空管アンプに組み合わせています。

画像の薄いグリーンのアンプがそれで、EL-34Bという、比較的パワーが控えめで安価なパワーアンプです。

その下のダイヤルが沢山ついた黒いのが、1970年製の「サンスイAU-555」というプリメインアンプで、こいつに音楽ソースを入力、選択をさせ、プリアウトから真空管アンプに音楽の信号を送り、スピーカーで音を流すという配線になっています。

真空管アンプは良く「温かく柔らかい音がする」と表現されますが、それは昭和の時代、FMラジオとカセットテープで音楽を聴くという「ソース」の問題ゆえだと思います。

FMの電波にのってやってくる音楽の高音域は16kHzまでなので、それはそれは耳に心地良く柔らかく届きます。令和の現代でもFMラジオの音はとても素敵です。

で、真空管は想像よりもはるかにシャープな音を出します。出せる音の帯域も広く、安価な物でも30kHz以上網羅しています。暖かい、というのは物理的に熱いので、あながち間違いではありません。

昨今ハイレゾという、人間が聴き取れるよりも遥かに高い音領域情報を織り込んだ高音質な音楽データが一部流行っていますが、そういったデータを真空管アンプで聴くと、ちょっと感動します。人間には聴こえないはずの音なのに、です。


本来ならスピーカーについても解説が必要なのですが、それはまたにして、アンプです。燃えるように熱くなる真空管アンプ。これからの季節、一家に一台いかがでしょう。あったかいですよ笑


それではまた。

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