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マイケル・サラ博士「複数の銀河連邦による人類への介入」と気になるニュース


1.ファーサイト研究所と遠隔透視

サラ博士による最新記事をご紹介します。率直に言って、最近のサラ博士の記事は噂話レベルの情報が多いように感じられ、取り上げることを躊躇する気持ちもあります。それでもこうして取り上げることにしたのには、いくつか理由があります:

①サラ博士には私たちよりも遥かに豊富な知識・読書量・研究に費やされた時間・内通者への直接のインタビュー経験などがあること。
②「銀河連邦」の存在は避けては通れない重要なテーマであること。
③遠隔透視(リモート・ビューイング)およびファーサイト研究所(Farsight Institute)の信憑性に対する問題提起。

①の読書量や知識の多さに関しては、諸刃の剣になる側面もあると思います。偽情報によって錯乱させられ、多大な時間を浪費してしまう危険性があるからです。それを防ぐにはやはり直感や感性による識別が重要です。しかし勤勉な調査や、積み重ねた経験がなければ、直感は活かされず、感性も磨かれないでしょう。サラ博士の識別力については賛否両論見かけますが、サラ博士のようなオープンな探究心を持つことは大切なことだとも思います。したがって、ここでは一歩引いて、さらに客観的にサラ博士の記事を検討していくスタンスを取りたいと思います。

③の遠隔透視の信憑性についても賛否が大きく分かれています。しかし、遠隔透視が「スターゲイト・プロジェクト」として米軍とスタンフォード研究所(SRI)によって冷戦時代から研究されてきたことはよく知られています。

このプロジェクトは1995年にDIA(国防情報局)からCIAの管轄に移され、同年、CIAは「遠隔透視は曖昧で実用的とは言えない」としてプロジェクトを打ち切り、機密解除しました。

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そしてエモリー大学の政治学者だったコートニー・ブラウン博士が、民間の遠隔透視研究機関であるファーサイト研究所(Farsight Institute)を設立したのも1995年です。そのため、ファーサイト研究所はスターゲイト・プロジェクトのスピンオフであり、バックにはCIAがいるのではないかと囁かれてきました。ネット上で見つかった最も辛辣な意見を紹介します。

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ファーサイト研究所は、政府による偽情報キャンペーンのための民間組織の一つであると思われる。
・ファーサイト研究所は、CIAのリモート・ビューイング・プロジェクトの名残で設立されたもので、民間組織とは言い難い。ファーサイト研究所を運営しているグループには、講師、資金、超能力者とされるスタッフなどに、CIAが細く触手を伸ばしている。そのため、超能力者とされるスタッフの総意としてのメッセージは、真実とは言い難い。CIAは真実を語るだろうか?
・ファーサイト研究所に素晴らしい実績があることを、一般の人々はどのように検証しているのか?基本的には、その前身(スターゲイト・プロジェクト)が資金を提供するに値するほど正確であると考えられていることをCIAがほのめかしているからである。CIAは真実を語るだろうか?
・CIAが委託したブルッキングス・レポートが、宇宙人の存在を知ったときに世間がどう反応するかについて悲惨な警告を発したとき、CIAは指揮をとっていた。今、ファーサイト研究所から、ヘール・ボップを知的生命体の宇宙船が追尾しているという話が出ているが、これは第12番惑星から注意をそらすためのCIAの詐欺である。これらはすべて、CIAの仲間であるヘール・ボップの陰謀者たちを支援するためのものだ。私たちはこのサイキックメッセージを信じるべきか?CIAは真実を語るだろうか?

この批判は一見もっともらしく聞こえますが、CIAからファーサイト研究所への資金の流れなど、具体的な繋がりを示す証拠はネット上を探してみても見つかりませんでした。またこの批判者も「第12番惑星」という言葉を使っていることから、何らかの偏った主張を持っていることがわかります。
そしてヘール・ボッブ彗星の遠隔透視については、NYタイムズ・マガジンがブラウン博士を非難する記事を書いています。

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いわく、「ブラウン氏が広めたヘールボッブ彗星に謎の宇宙船が追随しているという考えが、ヘブンズ・ゲートの集団自殺を助長した可能性がある」という非難です。

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ファーサイト研究所がCIAのプロパガンダであるならば、主流メディアからこのような非難を受けるだろうか?という疑問がわきます。

いずれにせよ、ファーサイト研究所がCIAのプロパガンダを行っていると断定するには、もっと何らかの具体的な証拠が必要でしょう。今の所、ファーサイト研究所はグレーであるというのが、最も公平な見方になりそうです。

一方、遠隔透視による情報収集を見直そうという動きもあります。匿名掲示板の管理人という枠を超え、Qムーブメントのモラル・コンパスとして一躍有名になったロン・ワトキンスは、ETとETテクノロジーのディスクロージャーを促進するため、ウィキリークス型のET関連文書公開サイトAilenLeaksを立ち上げました。

ロン・ワトキンス:私は地球外の活動に小さい頃から興味を持っていたので、ジュリアン・アサンジのウィキリークスと似た形で情報を公開する、エイリアン・リークスを開設しました。政府の説明責任に関する文書をリークする代わりに、エイリアン・リークスではETの生物学・テクノロジー・通信に関する文書の公開に特化します。民間・公的研究機関の科学者や世界中の政府の内部関係者からの直接の情報を得たいという私たちの願望を強調することは大切です。彼らはそういったデータや研究結果・証拠を公にすることを抑圧されているかもしれません。情報の抑圧は、違法な存在が権力を保持し、またはさらなる力を得ようとする意図で行うことがよくあります。大衆から情報を隠し、科学的事実を知らせないのは、腐敗した行為です。それはさらなる腐敗を助長し、国民にとっても、世界市民にとっても、有害な行為です。エイリアン・リークスは世界市民にとっての保管庫として、漏洩文書だけでなく、関連するオープン・ソースの文書も扱っていきます。どんな言語の文書でも投稿を受けつけています。(中略)私たちは一丸となって、過去の古びた制約を打ち破り、抑圧のない、検閲のない科学的発見への確固たる礎を築くことができます。一緒に協力して、宇宙を行き交う種族への扉を開き、進んでいきましょう。

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そしてこのエイリアン・リークスで最初に公開されたオープン・ソースの情報が、モンロー研究所による体外離脱体験(OBE)に関して論じるCIA文書でした。これは遠隔透視とも密接に関係する能力です。

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エイリアン・リークス:「メモリーホール」は、地球外生命体のテクノロジー、通信、生物学を理解する上で重要な概念です。いつの時代も、権力者は「公式」のストーリーに反するデータを抑圧し、信用を失墜させ、破壊しようとしてきました。不都合な事実があれば、権力者はそれを人々がすぐに忘れてしまうように、絞り機にかけます。そうして皆さんは、かつて知られていた事実を思い返そうとしても、その情報を思い出せずに途方に暮れるのです。もし、あなたが何かとても重要なことが喉まで出かかっていて、本当はもっと頭の中に入っていたはずなのにと思うなら、その情報はメモリーホール化された可能性が高いです。「ファクトチェッカーサービス」は、メモリーホールを現代的に表現したものです。データは「信頼できる」ファクト・チェッカーの手に渡り、その結果、元の事実は時の風に吹かれて消えてしまいます。小説「1984年」に登場するジョージ・オーウェルの「真理省」がそれに相当します。
様々な理由から、UFOや地球外生命体にまつわる事実は、メモリーホール化される優先順位の最上位にあります。メモリーホールには、この世のものとは思えない技術やETの存在を示すオリジナルの文書や資料が数多く存在します。エイリアン・リークスは、これまで知られていたものの、メモリーホールに入ってしまった重要な文書を復活させました。これらのメモリーホール化された文書は非常に質が高く、今後公開するリーク文書の知的理解を深めるためにも、ぜひ読んでいただきたいと思います。
エイリアン・リークスがメモリーホールから持ち帰った最初の文書は、米国政府のテレパシーへの関心と研究に関するものです。特に興味深いのは、「ゲートウェイ・プロセス」で説明されているサイキック技術と理論、NSA職員内で使用されている活発なサイキック戦争がセキュリティ上の悪影響を与えていること、南極の遠隔基地がテレパシー通信に使用されていることが示唆されていること、サイコキネシスを使って動物の心臓を止めたり再開したりすることができるとされていることなどです。

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先日6月25日に、国家情報長官室(ODNI)による議会へのUAP報告書が公開されましたが、コーリー・グッドが事前に得ていた「ETの存在を認めるものになるかもしれない」という情報に反して、結局のところ何のディスクロージャーにもなっていませんでした。

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待っているだけでは情報公開は進まないばかりか、公開されていた事実がメモリーホール化され、後退すらしてしまいそうに思えます。そこへきて、このロン・ワトキンスの新たな試みは大変素晴らしいニュースだと思いますし、勇気づけられる思いです。同時に、このプロジェクトは決してロン・ワトキンスの個人的な思いつきで行われているものではないとも思います。裏には彼にアドバイスしているアライアンスの存在が感じられます。そして彼らは、ETとの接触体験やコンタクティの証言を理解するためには、人間の持つ体外離脱や遠隔透視の能力への理解が前提になるのだと言っているのではないでしょうか。

2.銀河連邦を遠隔透視

前置きが長くなりましたが、以上のことを踏まえた上で、今回のサラ博士の記事を客観的に見ていきたいと思います。今回は2部構成の記事になっており、まずはパート1からです:

世界の銀河連邦を遠隔透視
マイケル・サラ:2020年12月、イスラエルの宇宙開発の父であるハイム・エシェッド教授は、ドナルド・トランプ大統領が銀河連邦と呼ばれる地球外種族の連合体と通信していると述べ、国際的にメディアを騒がせた。エシェッド教授によると、トランプ大統領は異星人についての真実を明らかにしようとしたが、銀河連邦は「人類はまだ準備ができていない」と答えたという。エシェッド氏は、科学者としての完璧な資格を持ち、機密扱いの宇宙計画にも精通しているため、銀河連邦が人類の動向を監視しているという彼の発言は、真剣に受け止めなければならず、簡単には否定できないものであった。

しかし、エシェッド氏が主張したように、そのような地球外の組織が本当に存在し、人類の問題に公然と介入しようとしているのかどうか、多くの疑問が生じた。さらに重要なのは、エシェッド氏の言う「銀河連邦」が、数十年前にさかのぼって、さまざまな研究者、内通者、コンタクティなどが主張してきた、人類の問題に介入したり、人類の遺伝子操作に一役買っている様々な惑星間組織の活動とどのように関連しているのかということである。
この2回の連載では、様々な内通者やコンタクティによって語られてきた5つの惑星間組織について、銀河連邦についての議論に関連して説明する予定である。そのうちの3つの組織は、メンバー構成や機能、活動内容が重複しているため混同されやすいが、大きな違いがある。他の2つの惑星間組織は、しばしば銀河連邦の敵対者として引き合いに出されるので、特定するのは容易である。

それではまず、銀河連邦の存在と活動をめぐるエシェッド教授の発言によって生じたこれらの重要な疑問に答えるために、ファーサイト研究所所長のコートニー・ブラウン博士が行った取り組みを紹介する。

ブラウン博士は、5人の遠隔透視者からなるチームを組織し、2021年2月に実施・公開された複数のセッションで銀河連邦に関する情報を収集した。彼は、遠隔透視セッションの根拠を次のように説明している

コートニー・ブラウン:ここファーサイトのかなり多くのプロジェクトにおいて、「世界の銀河連邦」という言葉は、人類を支援し、人類に敵対的と思われる他のグループや種族の影響に反対していると思われる惑星文明のグループを指すために使われてきました。その言葉の意味するところを、今こそ知るべきです。銀河連邦とは一体何なのか?というか、彼らは何者なのか?一つの種族なのか、それとも銀河の国連のような、種族や文明の集まりなのか?彼らは会議を開いているのか?例えば、地球や私たち人間に関わるようなプロジェクトで協力しているのでしょうか?彼らは多様な利害関係を持つグループなのか、それとも全員が一心同体なのか?そして重要なことは、もし彼らが本当に、かなりの数の脅威や敵対的な勢力を含む銀河系の中で、困っている人類を助けたいと思っているなら、世界の銀河連邦は本当に役に立つことができるのか?そのリソースは何なのか?また、地球人が助かるためには、地球人の積極行動が必要なのか、それとも地球人が何をしようと彼らには助けてくれるだけの力があるのか?

マイケル・サラ:遠隔透視の結果、「世界の銀河連邦」の存在をはじめ、ブラウン博士が提起した疑問について、多くの貴重な知見が得られた。特に、連邦の指揮系統や、連邦がどの程度人間に介入すべきかという内政上の議論、連邦の介入が地球の未来をめぐる「時間戦争」の一環であること、地球の進化を良い方向に導く連邦の努力を個人が支援するにはどうしたらよいか、などについて理解を深めることができた。

これまでのファーサイト研究所の遠隔透視と同様、セッションはブラインド状態で行われ、参加者は提示された2つのターゲットを順番に見るように指示されただけだった。ターゲットの詳細は一切語られなかった。これは、遠隔透視者の個人的な見解や偏見が観察結果より前面に出ないようにするためである。

遠隔透視セッションの対象となった2つのターゲットは次のとおり。
ターゲット1:世界の銀河連邦本部/地球と人類をテーマにした最も関連性の高いGFW(世界の銀河連邦)の会議。
ターゲット2:今の地球を担当するGFWの司令船とその司令官。

この2つのターゲットに対する遠隔透視者のレポートは、ケースによって詳細は異なるものの、全体的な観察結果は驚くほど一致していた。また、両ターゲットに関しては、いくつかの注目すべき点があった:
● 世界の銀河連邦(GFW)は巨大で多様な組織であり、人類への対処法について多くの視点を持っている。
● GFWのメンバーの中には、これ以上の人類への介入に反対する者もいる。
● GFWの敵であるETの強力な連合体は、人類を強固に支配しており、簡単には追い出せない。
● 地球上ではGFWとそのライバルたちとの間で大きな武力衝突が発生しており、連邦軍の司令官には大きなストレスがかかっていた。
● もしGFWが活動を停止すれば、地球全体に大きな破壊が起こり、地球はポスト黙示録的な悪夢に陥るだろう。
● GFWのリーダーは、ライバルの地球外同盟の方が総合的な軍事力では上だと認識しているが、GFWがコミットすれば後者は地球での活動を放棄するだろう。
遠隔透視者が言及している対立する惑星間勢力とは、ドラコニアン・レプティリアン(別名:Ciakharr)帝国とオリオン同盟(別名:Collective)のことで、これまでの遠隔透視では、南極のナチスとレプティリアンに焦点を当てたセッションや、米大統領とETとの会談に焦点を当てたセッションなどで取り上げられてきた。

ブラウン博士は、複数の遠隔透視者から得られたデータを評価した結果、人類の支配権を巡って対立する地球外生命体の連合体について、次のような結論と見解を示した

コートニー・ブラウン:銀河連邦については、ここで整理しておきましょう。単刀直入に申し上げます。私たち地球人は、自分たちが非常に不安定な状況にあることを早く認識する必要があります。世界の銀河連邦は明らかに我々を助けようとしていますが、リソースは限られています。彼らにとっても巨大と思える力に立ち向かっているのです。彼らには我々を助ける能力があるようですが、そのためには我々の助けも必要なようです。
理由は2つああります。1つ目は、銀河連邦のメンバーが分裂していること。ほとんどのメンバーは地球人を助けたいと思っていますが、実際に助けられるかどうか、特に軍事力の面で大きな疑問を持っています。地球は銀河系の周辺部にある比較的僻地の惑星なので、その点は有利だと思います。もし、銀河連邦が人類を助けるのを阻止するために、銀河系の反対勢力が大々的に動いた場合、その反対勢力が銀河連邦を押しのけることは可能だと思いますが、一方で、反対勢力は我々にそこまでの価値を見出しているでしょうか?
銀河連邦の思考回路の中には、相手の勢力が今、地球を巡って大きな対立をすることに興味がないという計算があるようです。反対勢力に多大な犠牲を強いることになれば、大規模な対立のアイデアは見送られるでしょう。

マイケル・サラ:銀河系の反対勢力であるドラコニアン帝国とオリオン同盟は、それぞれの手下や支配下のアセットを通じて人類を強力に支配しており、これらのET連合が人類の運命を操作することを可能にしている。ウィリアム・ブラムリーは、著書『Gods of Eden』(1993年)の中で、このことを簡潔に説明している。この本では、人類の進化を操作するためにコントロールされた政治的エリートを通して、何世紀にもわたって見られる地球外生命体の対立を追跡している。

ブラウン博士は次に、世界の銀河連邦(GFW)が人類の問題に長期的に関与していること、そしてそれが何を意味するのかに注目している:

コートニー・ブラウン:明らかに、GFWの多くのメンバーは、人類は進化の観点から太古に始めたプロジェクトの成功例であると考えています。おそらく、多くの遺伝子や文化を操作し、長い年月をかけて適応させていった結果だと思います。私たちは彼らの子供であり、彼らは私たちを大切にし、守りたいと思っていますが、もし子供がある時点で助けてもらうことを嫌がったら、親はどうするでしょうか?子供が自分の進むべき道を決めるためには、親は手を離す必要があります。しかし、もし子供が自分の直面している課題を率直に認識し、その子供が必要な支援を親に求めた場合、自分の子供を助けようとしない親がいるでしょうか?これが重要なのです。世界の銀河連邦が今直面している最大の阻害要因は、内部の意見の相違です。もし彼らが強く団結し、非常に脅威的で敵対的な侵略者たちに対して、人類が必要としている時に助けたいと思っているのであれば、彼らは何らかの有意義な成功を収めることができるでしょう。

マイケル・サラ:1つまたは複数の地球外文明が人類の種まきや創造に関与しているという考えは、エーリッヒ・フォン・デニケンが1968年に発表した画期的な著書「Chariots of the Gods(未来の記憶)」に遡る。その後、『The 12th Planet (第12番惑星)』(1976年)の著者ゼカリア・シッチンなどが、シュメールなどの古代記録に基づいて、地球外生命体が人類の祖先を遺伝的に生み出したことに注目した。

ブラウン博士の遠隔透視チームの分析によると、世界の銀河連邦(GFW)は非常に長い間、人類の歴史に関わっており、人類の遺伝子播種の一部を担っていたという。しかし、人類を支援しようとしている友好的な地球外生命体のグループは1つだけではなく、その中には長期的な遺伝子操作実験に関与しているものもあるのではないか?
パート2に続く・・・

3.銀河連邦と銀河連合の謎

そしてパート2の記事がこちらです。

マイケル・サラ:本連載のパート1では、はるか昔から地球に介入し、人類の遺伝子操作にまで関与していたとされる「世界の銀河連邦」について、ファーサイト研究所が行った遠隔透視を紹介した。しかし、複数の内通者や「コンタクティ」の仕事を調べてみると、「銀河連邦」に似た名前や、それを翻案した名前で呼ばれている、人間に似た惑星間文明の連合体が複数存在することが明らかになっている。
例えば、ジョージ・ヴァン・タッセルは、1958年の著書『七つの光の評議会』の中で、宇宙兄弟の「アダミック・コンフェデレーション(アダムの連合)」が歴史の黎明期に地球に降り立ち、「イブの種族」(原始人)と交配したと語っている。ペルーのコンタクティ、シクスト・パス・ウェルズ(Sixto Paz Wells)も、1974年に出版した『The Invitation』の中で、人類の進化を助ける「コンフェデレーション」と呼ばれる大規模な惑星間連合について語っている。

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1981年、有名なチャネリング「ロー・オブ・ワン」では、人類の進化に歴史的に介入してきた2つの主要なET派閥が紹介された。これらは、前者に属するラー・社会記憶複合体と名乗るETグループによって「惑星連合(コンフェデレーション・オブ・プラネッツ)」と「オリオン・クルセイダーズ(オリオン十字軍)」と名付けられた。
「惑星連合」と「オリオン十字軍」は、それぞれ人類の進化に対する倫理的方向性と態度がポジティブとネガティブであり、その点は、ファーサイトのリモートビューアーがそれぞれ「世界の銀河連邦」と「オリオン同盟」について語っていた内容と非常によく似ている。

ラー・社会記憶複合体とは、簡単に言ってしまえばコーリー・グッドが接触したと主張しているラー・ティール・エールの種族、ブルー・エイビアンのことです。ロー・オブ・ワンとブルー・エイビアン、ゴールデン・トライアングル・ヘッドと古代エジプトの関係については以前の記事で少し取り扱いました。

今回は関連性の高い事項として、ロー・オブ・ワンでジョージ・ヴァン・タッセルについて語られている部分を参照しておきたいと思います。

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14.12 質問者:ジョージ・ヴァン・タッセルが西部の砂漠に「インテグラトロン」という機械を作りました。この機械は、寿命を延ばす目的のために機能するのでしょうか?

ラー:私はラーです。この機械は未完成で、上記の目的のためには機能しません。

14.13 質問者:誰がジョージにインテグラトロンの作り方についての情報を与えたのですか?

ラー:私はラーです。このジョージという名の人に接触していたのは2つのグループです。一つはコンフェデレーション(連合)、もう一つはオリオン・グループです。連合はジョージと呼ばれる人の心の波長の変化を理由に、非接触の方向に向かいました。そしてオリオン・グループがジョージを道具として利用することになりました。しかしジョージは混乱していたにせよ、他者奉仕の心を持った人間だったので、最悪でも彼自身の情報源としての信用を失うだけで済みました。

14.14 質問者:この機械を完成させることは、今、現時点で、この惑星の人々にとって価値があるのでしょうか?

ラー:私はラーです。収穫の時は今です。現時点では長寿の努力をするよりも、むしろ自己の心を探求することを推奨します。なぜなら、紫光線のエネルギーフィールドにはっきりと存在する自己の心こそが、各人の収穫を決定するからです。

ジョージ・ヴァン・タッセルに接触していたのは、ポジティブなグループとネガティブなグループの両方であり、特にポジティブなグループが接触を止めてからは、ジョージ・ヴァン・タッセルはネガティブなグループに利用されるがままになっていたということです。これはジョージ・ヴァン・タッセルの受け取っていたチャネリング・メッセージを読み解く上で、非常に重要な視点になってくると思います。それがはたして惑星連合からのメッセージなのか、それともオリオン・グループのグレイやレプティリアンからのメッセージなのか、注意深く見分ける必要があります。そしてアシュターと名乗る存在からのメッセージは、どちらのグループから発せられていたのでしょうか?それは各自の判断に委ねられるところですが、オリオン・グループの目的は人類の奴隷状態を維持することにありますから、無力感や怠惰・諦めや現状維持・依存心や被害者意識などを助長するメッセージであれば、それはオリオン・グループからのものだと判断して良いのではないでしょうか。

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逆に活力や実行力・向上心や独立心・自己反省や自己成長を促すメッセージであれば、惑星連合からのものだと言えるでしょう。結局は各人の受け止め方次第なのかもしれません。サラ博士の記事に戻ります。

マイケル・サラ:人類の誕生に関与し、その後も人類の問題をめぐって争っている3つ以上の対立するETの惑星間同盟について最初に公に語ったのは、コンタクティのアレックス・コリアーである。コリアーは1991年頃、アンドロメダ評議会と呼ばれる人間に似た地球外生命体の同盟との体験について講演し、公に姿を現した。アンドロメダ評議会は139の恒星系で構成されており、アンドロメダ人が350年後の未来に銀河系の専制政治を発見し、それが現代の地球、月、火星にまで遡ることから、地球に興味を持つようになったのだという。
彼の講演の一部は『Defending Sacred Ground』という本にまとめられているが、その中で彼は、地球上に存在を確立しているさまざまなETのグループについて説明している。それはドラコニアン(Ciakharr)帝国、オリオン座のグループ(グレイとヒト種族)、発展途上のヒト種族文明で構成される「銀河連邦(ギャラクティック・コモンウェルス)」、アンドロメダ評議会などである。ここでも、ブラウン博士の遠隔透視チームが確認したドラコ・レプティリアン、グレイ、オリオンからのETと同様のネガティブなETグループが見られる。
コリアーによると、銀河連邦(別名コモンウェルス)のメンバーの中には、人類の遺伝子操作の一翼を担い、それ以来、人類の問題に関心を持っている者たちがいるという。しかし、他の連邦メンバーは、人類の歴史において何の役割も果たしておらず、地球にほとんど関心を持っていない。しかし、タイムトラベル技術のおかげで、連邦は工作員を投入したり、人類の過去に介入して現代の出来事に影響を与え、将来の銀河系の専制政治を防ぐことができるという。
ドラコ・グループやオリオン・グループも人類の問題に介入しているという文脈で考えると、現在の地球上の出来事は、私たちの運命をめぐる3つの主要なET連邦の時間戦争の一部であることが明らかになる。

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コリアーは、22の地球外文明が遺伝子操作で人類に介入し、地球上にさまざまな人種や民族が存在する原因になっていると語った。これは銀河系では珍しい状態だそうである。この22のグループは、銀河連邦のメンバーだけでなく、3つの競合するET連邦のたいていは人間に似た種族から選ばれているようである。
他にも惑星間連合の関連情報を持つ人物として、内部告発者のマイケル・クルーヴァント・ウルフ博士がいる。1990年代後半、ウルフは著書『The Catchers of Heaven』(1996年)の出版後、パオラ・ハリスやリチャード・ボイラン博士といった著名なUFO研究者たちのインタビューに答えている。

ウルフがインタビューや著書の中で明らかにしていた3つの主要なET連合の関係の要旨が以下である:

マジェスティック12は、3つの主要な連合体のすべてを認識していた。
1.ヒューマノイドとレプティリアンの連合である「CORPORATE/ALLIANCE」
2.ほとんどがヒューマノイドの「FEDERATION OF WORLDS(FOW)」
3.ほとんどがレプティリアンの「UNIFIED RACES OF ORION(URO)」

ほとんどがヒューマノイドの「世界の連邦(FOW)」は、ブラウン博士と彼の遠隔透視チームが注目していた「世界の銀河連邦(GFW)」に相当する。他の2つのグループは、レプティリアンの要素がかなり含まれている。これらは、ファーサイト研究所の遠隔透視チームが言及していた「ドラコニアン(レプティリアン)帝国」と「オリオン同盟」にほぼ一致する。

2015年、コーリー・グッドは、40~60のET文明からなる「スーパー連邦(Super Federation/特大連邦)」が、地球上で最大22の遺伝子実験を担当していると語り始めた。グッドはQ&Aで、スーパー連邦と銀河連邦を区別していた:

Q2 銀河連邦はスーパー連邦とどう違うのですか?

コーリー・グッド:スーパー連邦は、「遺伝子ファーマー」と呼ばれる第4〜第5密度のETと、「グランド・エクスペリメント(大実験)」の産物である文明のうち、実験を行うグループの一員となるまでに進歩した者たちで構成されています。私たち(地球人)も、まもなくこの段階へ進めることになっています。銀河連邦は、前述の通り、一なる無限の創造主のためにこの宇宙・現実を維持する責任をより強く担っており、私たちが他密度、あるいは天使の領域と考えるものの中に存在しています。私がSBA(スフィア・ビーイング・アライアンス)から受け取ったメッセージのひとつに、「私たちは一なる無限の創造主のメッセンジャーであり、ファシリテーターです」というものがありました。

スフィア・ビーイング同盟と銀河連邦との関係について、グッドはQ&Aでこう説明している:

Q1 銀河連邦とは何ですか?そのメンバーは誰ですか?

コーリー・グッド:
私は、ティール・エール(グッドの主要なETコンタクト)を通して、「銀河連邦(ギャラクティック・フェデレーション)」と呼んできましたが、アンシャール(地球内部の文明)は「銀河連合(ギャラクティック・コンフェデレーション)」と呼んでいます。メンバーは高度に精神的・技術的に進歩した(第6以上の密度の)文明であり、宇宙の法則と様々な宇宙の周期の両方を促進するために協力しています。スフィア・ビーイング同盟(ガーディアン)のメンバーは、この連邦のメンバーです。

マイケル・サラ:明らかに、「銀河連邦」(別名:銀河連合)と、地球の22の遺伝子実験を管理する「スーパー連邦(特大連邦)」との間には、重要な違いがあった。混乱を避け、ジョージ・ヴァン・タッセル、ロー・オブ・ワン、シクスト・パズ・ウェルズなどの初期の情報源との一貫性を保つために、私はこの高次の密度の諮問機関を示す用語として「銀河連合(コンフェデレーション)」を使用していくことにする。

銀河連合が「宇宙法」を維持するための高次元の監督機関として運営されている一方で、スーパー連邦は地球問題の直接的な利害関係者であり、明確なアジェンダを持ち、自分たちの間で、あるいはドラコニアンやオリオン・グループとの間で紛争を起こすライバルであった。

したがって、銀河連合は、人類を遺伝子操作しているスーパー連邦のメンバー間の紛争の仲裁者として振る舞い、あるいは宇宙法の違反が起きている場合に介入することができた。これは、アンドロメダ評議会(第6+密度の連合の一つ)が「銀河連邦(ギャラクティック・コモンウェルス)」に将来の銀河の専制政治を忠告したというコリアーの主張と一致する。

2018年、グッドは、第6~第9密度のスフィア・ビーイング同盟/銀河連合による介入により、スーパー連邦が引き下がって、人類が自らの運命を決定すること許すことに決めたという点で、大きな突破口となったと述べている。

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ハイム・エシェッド教授の銀河連邦に関する2020年の画期的な暴露を受けて、コーリー・グッドは、人類の問題に関心を持つ複数の連邦グループが存在することを改めて説明し、多くのノルディックETグループからなる「スーパー連邦」は、スフィア・ビーイング同盟が属していた高次の密度の「銀河連合」とは異なる、局所的な審議機関であることを改めて強調した。

グッドは2020年12月のインタビューで、これらの異なるグループについてさらに詳しく説明している:

コーリー・グッド:「銀河連邦」という言葉をよく耳にします。それはさまざまなグループを指している可能性があります。例えばスフィア・ビーイング同盟のようなグループもその一部です。彼らは、銀河の監視者のようなグループで、高次の密度の領域を監視し、低次の密度の領域でもすべてが宇宙法に従って行われているかどうかを見守っています。これらは第6、第7密度の存在で、非常に進化した存在です。
そして、第4、第5密度の存在になると、レプティリアンから、背の高いノルディック種族、「グレイ」と一括に呼ばれているさまざまなタイプの存在が含まれます。その他にも様々なタイプの生命体がいます。インセクトイド(昆虫種族)は遺伝学を非常に重視しています。彼らのテクノロジーはすべてが遺伝子操作なのです。彼らの乗っている船ですら遺伝子操作で作られています。そして彼らは小さな連合体に所属しています。彼らは時々レプティリアンと協力し、都合の良い協定も結んでいます。なぜなら、彼らインセクトイドの中には、このスーパー連邦の他の人々と対立する遺伝子的・精神的タイムラインのアジェンダを持つ者がいるからです。

マイケル・サラ:ここで、ブラウン博士のファーサイト研究所が遠隔透視した「世界の銀河連邦(GFW)」は、グッドのスフィア・ビーイング同盟が所属する「銀河連合(コンフェデレーション)」という高次の密度の監視団体の一部なのか、それともドラコニアン帝国やオリオン同盟などのライバル連邦と対立している他の連邦の一つなのか、という疑問が湧いてくる。
遠隔透視の結果から判断するに、世界の銀河連邦(GFW)は、公平な裁定者として宇宙法を適用する監視団体ではなく、ドラコやオリオン・グループとの継続的な紛争の直接の当事者であることは明らかなようだ。世界の銀河連邦(GFW)は軍事作戦を行い、レプティリアン/オリオンと戦う宇宙艦隊を持ち、人間社会に潜入する秘密工作員を抱えている。
ファーサイト研究所が説明した世界の銀河連邦(GFW)の活動は、フランスのコンタクティで元プロの考古学者であるエレナ・ダナーンが最近明らかにしたことにもよく似ている。彼女は、世界の銀河連邦(GFW)の4人の代表者とのコミュニケーションを2018年から公開しているが、これは彼女がアクティベートされ、新しいキャリアにフルタイムでコミットすることを決めた時期だと言う。

重要なのは、「世界の銀河連邦(GFW)が最近、地球や、月・火星などの近隣の天体への軍事作戦や介入を強化し、ドラコやオリオンの支配に対する先住民の抵抗活動を支援するという決定をした」と彼女が説明したことである。
これは、アンドロメダ評議会が、地球が将来の銀河の暴虐の震源地になるのを防ぐために、銀河連邦(コモンウェルス)に連絡したというコリアーの以前の観察報告と一致する。さらに、これはブラウン博士の遠隔透視チームが2021年2月に観測した内容とも一致しており、世界の銀河連邦(GFW)がごく最近になって人類の問題により積極的に介入することを決定したことを示唆している。
強調しておきたいのは、コーリー・グッドがスフィア・ビーイング同盟が所属しているとし、2014年からその活動を詳細に説明してきた高次の密度の「銀河連合」に対して、世界の銀河連邦(GFW)はより活動的な組織であるように見えるということだ。グッドが説明したスフィア・ビーイング同盟/銀河連合の活動と、ファーサイトやダナーンが世界の銀河連邦(GFW)について主張していることには、いくつかの類似点がある一方で、大きな違いもある。
このことから、世界の銀河連邦(GFW)は銀河連合と協力して、あるいは銀河連合の指導の下で、人類の未来のために宇宙の法則を維持していると考えられる。これは、アンドロメダ人やアークトゥルス人のような、高度に進化した地球外生命体のメンバーを通じて行われている可能性が高い。アメリカの有名な超能力者であるエドガー・ケイシーは、アークチュリアンを銀河系で最も高度に進化した文明の一つと見なしていたことは、2013年に出版した私の著書『Galactic Diplomacy』で説明したが、今一度思い出す価値があるだろう。
結論として、人類には複数のET文明が訪れており、その多くが少なくとも3つの対立するET連邦に属し、人類の問題を巡って争っていることが明らかである。これらの対立組織は、世界の銀河連邦(GFW)、ドラコニアン帝国、オリオン同盟であると思われる。
それに加えて、地球上で22の遺伝子実験を行ってきたETグループがあるようだ。それは以前はスーパー連邦と呼ばれていたが、人類が自らの遺伝子進化をコントロールするようになったため、再編成されているところである。最後に、スフィア・ビーイング同盟やアンドロメダ評議会が所属する「銀河連合」とも呼ばれる高次の密度のグループがいて、これが宇宙法の裁定者であると思われる。
これら5つの異なる地球外種族の連合体が、現在の地球の出来事の鍵を握っていると思われる。世界的な地球外生命体の隠蔽工作により、一般の人々が何が起きているのかを知ることは非常に困難である。しかし、ファーサイト研究所、コリー・グッドやエレナ・ダナーン、アレックス・コリアーやその他の歴史的な資料などの集合的な努力のおかげで、私たちは現在起こっていることをより正確に把握することができるようになった。

サラ博士の記事はここまでです。こうして最後まで読んでみると、サラ博士の真骨頂とも言える、多角的に複数の証言を重ね合わせ、論理的に全体像をあぶり出す作業が行われていた印象を持ちました。「Galactic Federation of Worlds (GFW)」を「世界の銀河連邦」と訳すのは我ながら下手な翻訳で違和感を感じていますが、あくまで名称は便宜上のものなのでご容赦下さい。しかし、ファーサイト研究所やエレナ・ダナーンが使っていた「Federation of Worlds」と同じ表現が1990年代にマイケル・ウルフ(クルーヴァント)博士という人によって使われていたとは知りませんでした。

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しかしこのマイケル・ウルフ博士という人物について少し調べてみると、多くの不可解な点が見つかり、深い「ウサギの穴」に迷い込んでいくことになります。

4.マイケル・ウルフとは何者なのか?

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彼の著書『The Catchers of Heaven』の初版が発行されたのは1996年ですが、彼はその僅か4年後の2000年9月にガンで亡くなっています。彼のまとめサイトの解説を引用します:

マイケル・ウルフは、三部作『The Catchers of Heaven』の中で、巻頭に次のような「免責事項」を記している。
「アメリカ合衆国、旧ソビエト社会主義共和国連邦、フランス、ベルギー、イタリア、ドイツ、イスラエル、イギリスが関係しているとされる以下の出来事は、関係するすべての政府が繰り返し発表している声明によれば、公式には起こっていない。」
ちなみに著者は、この地球上の子供たちと、私たちが子供たちに残していく遺産に深い懸念を寄せており、作品の印税はすべて子供たちの支援を目的とした団体に寄付しているという。
三部作の中で、より関連性の高い点をいくつか挙げてみよう:
● CIAの麻薬取引で調達した数十億ドルを使った闇予算事業は、トップシークレット以上に分類されていたため、「シークレット」または「トップシークレット」のセキュリティ・クリアランスしか持っていない連邦監査官による監査を免れていた。
● 私たちは20世紀後半の時点で、エリートのために注意深く設計された、規制され、課税され、膨張した経済奴隷システムの中で生きている。
● 著者は世界最高レベルのセキュリティ・クリアランスを持ち、米国大統領にのみ報告を行っていたが、宇宙情勢に関する知識や情報は、いくつかの分野で唯一の上司を上回ることがあった。ウルフは、MJ-12の仲間や内部の人間から、機密情報を含みながらも、この世界や他の世界の友人や家族との交流を主な内容とするこの3部作を書くことに対して、警告を受けていた。
● しかしウルフは、私たちには何が起きているのかを知る権利があると考え、また、この惑星の「子供たち」とその未来のために、「人間の心を支配しようとする者には永遠の敵意を抱く」と誓って、このプロジェクトを進めることにしたのだ。そのような専制政治は「今すぐ終わらせなければならない!」と彼は主張する。また、ウルフは、新世代の若い政治家や諜報員の多くが、宇宙人のシナリオに関して、前政権の自滅的な政策を廃止しようとしていると述べている。

また、生前のウルフに原稿チェックしてもらって発表の許可を得たという記事によると:

ウルフ博士がUFOコミュニティに注目されたのは、1996年7月に出版された、非常に独創的でユニークな著書『Catcher of Heaven』がきっかけだった。この本は、主に彼が影の政府で働いていたときの経験について書かれたものである。それ以来、James Courant、Michael Hesemann、スティーブン・グリア博士、アート・ベル、Bruce Burgessといった著名な研究者たちがウルフ博士の門を叩いた。
彼の上司への説得は15年にも及び、ようやく出版が許可された。しかし、彼らの条件は、この本を物語(フィクション)化することと、その信憑性に関して最初に3つの異なる否定をすることであった。また、出版前には彼らによる検閲も行われた
ウルフ博士はこうコメントしている。
「私の墓石には『彼は官僚的形式主義のせいで死んだ』と書いて欲しい。」
ウルフ博士の主張の中には純粋なSFのようなものもあるが、もし本物であれば、これまでに名乗り出た影の政府の最高幹部であり、UFOの隠蔽やETの実態について、私たちに並々ならぬ洞察力を与えてくれることになるだろう。

しかし、彼の死後になって、彼の弟が「マイケル・ウルフの暴露」というビデオを発表し、彼の経歴が虚偽であるという暴露を行いました。

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また、彼が20代の時に、幼少期からの精神疾患により自活できず、母親が経済的な面倒を見ており、1963年から状態が悪化した彼は、1965年~1966年まで精神病院に入っていたということが、当時の彼の両親の離婚裁判の法廷記録に残されています。これを根拠に、「ウルフはケネディのアドバイザーをしていたと主張しているが、こんな状態でそれは不可能だ。だから彼は嘘つきだ。」と言われています。

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しかし、実際にウルフと親交を持っていたフランス人「電子工学技師で諜報員の」Philippe de la Messuziereは、ウルフが本物の内通者であったと証言しています。彼は有名なフランスのUFO研究報告書である「コメタ・レポート」に関わっていた人物だと紹介されています(真偽不明)。

ルッキング・グラス技術に関する証言で知られるダン・バーリッシュなど、MJ-12のメンバーであることを自称する人々に共通しているのは、実際に身近で彼らと接している人々が「彼は本物だ」と確信するほど「知能が高い」と言われていることです。TR-3Bについて暴露したことで知られるエドガー・ロスチャイルド・フーシェも「ウルフは私と私の友人しか知らないような軍のプログラムの情報を、いつでも正確に答えることができた。嘘をついていたのだとしたら、彼は天才だ。」と述べています。

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しかし、頭の痛くなることに、彼のことを詳しく調べたサイトによると、このエドガー・ロスチャイルド・フーシェと名乗る退役軍人もまたいわくつきなのです。まず、彼の本名はエドガー・アルバート・フーシェであり、ロスチャイルドというのはペンネームでした。なぜロスチャイルドなどと名乗ったのでしょうか?皮肉のつもりだったのでしょうか?

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このサイトの管理者によると、個人的に何年か付き合ううちに、彼がとても詐術的な人物であり、話に嘘が多いことに気がついたそうです(具体的な証拠も示されています)。しかし彼の科学的な説明は確かなものだったとも言っています(実際に熱心な支持者もいる)。そして興味深いことに、彼の著書『Alien Rapture』もウルフの著書と同じく、フィクション作品として書かれていたのでした。

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彼が提唱していたTR-3Bの存在は、他にも多くの裏付け証言を得て、今ではほとんど既成事実化しています。(コーリー・グッドは「TR-3B」とは呼ばず、いつも「三角形のクラフト」と呼んでいます。)

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彼は空軍や航空宇宙産業関係者から得た本当の情報を話していたのでしょうか?そしてある時点から自分を大きく見せるために嘘をつくようになったのでしょうか?それとも本当の情報に偽情報を混ぜて情報撹乱する工作をしていたのでしょうか?以前SRA(悪魔的儀式虐待)について調べた時もそうでしたが、調べれば調べるほどわからなくなってきます。UFO研究の界隈は、このような「ウサギの穴」だらけです。一度深入りしてしまうと、後戻りできなくなってしまいます。

マイケル・ウルフについてもそうです。先程の、「1960年代に彼が精神疾患を抱えていたことが、両親の離婚裁判の記録に残っている。だから彼がケネディのアドバイザーをしていたというのはあり得ないことだ。」というデバンキングは、彼の著書のレビューなどにもよく書き込まれています。

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しかし、そもそも彼が「ケネディのアドバイザーをしていた」と主張しているという情報は、ネット上を探しても他に見つかりませんでした。むしろ、見つかったのは「彼は4人の大統領に情報報告をしていた。ジミー・カーターはUFOの隠蔽を終わらせることに熱心だったが、宗教上の理由で断念した。レーガンとブッシュはETの現実についてよく知っていた。ビル・クリントンは最も何も知らなかった。」という話で、ケネディとは時代の違う大統領たちの名前でした。

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その代わりに、ケネディについては、ビル・ネルという研究者がウルフに行った取材記事の中で語られていました。

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ビル・ネル:私は故マイケル・ウルフ博士を定義することはできないし、説明しようとすることもできない。今から20年ほど前、初めて彼と電話で話してから5分も経たないうちに、そのことを知った。ウルフを一言で定義するとすれば、彼は私がこれまでに会った米国政府のインサイダーの中で、最も人脈の広い人物の一人だったということだ。ウルフとの付き合いは、1980年代後半に友人で超常現象研究家のディック・クリスウェル(Dick Criswell)から話を聞き、電話で紹介してもらったのがきっかけだった。最初は、ウルフのUFOに関する主張や政府のインサイダーとしての地位に懐疑的だったが、最初の会話でその懸念は消えた。ウルフは知的で知識が豊富で、どんな質問にも簡単に答えてくれたからだ。ウルフに関して何か挫折感を感じることがあるとすれば、それは彼が政府のために何をしているのかを正確に理解することだった。
退役した空軍将校の息子として、私は政府の木の陰で働いている人々を知っていた。彼らはブラック・オプス(隠密作戦)タイプではなく、サムシング・エルス(人とは違う天才)だった。ウルフは簡単にサムシング・エルスになることができた。彼が何者で、政府のために何をしたのかを解読しようとするのは、英国史を学んだことのない人に現代の英国王政を説明するようなものだ。それは存在し、機能しているが、誰もその方法や理由を知らないのである。
マイケル・ウルフには、人を安心させる能力があった。彼との電話での会話はいつも楽しく、決して退屈ではなかった。何度も長距離電話をしているうちに、彼自身や彼の情報の出処を理解することよりも、彼が提供する情報を手に入れて理解することの方がはるかに重要だという事実に気がついた。UFO研究者の多くは、彼と話をする機会があると、その時点で足を止めてしまいがちだった。しかし、私はそんなことで足を止めるつもりはなかった。
とりあえず彼の話を聞いてから、後で彼の情報を他から裏付けることができれば良いと考えていた。
私が一番心配していたのは、間違った情報を世間に流してしまうことだった。UFO研究者と呼ばれる人たちでその過ちを犯していた人々は、すでに十分に存在していたからだ。ウルフの許可を得て、私は通話を録音し、時間の許す限り、彼が話したことを注意深く分析していった。ウルフは世間話が苦手なので、話をするたびに情報を圧縮して大量に提示する傾向があった。その中でも特に興味深かったのは、「JFKのUFO目撃談」である。
ウルフの亡き妻、サラはケネディ家と親戚関係にあった。そのため、夫妻はマサチューセッツ州のナンタケット湾沿いにある6エーカーのウォーターフロントの敷地にある「ケネディ・コンパウンド」に時々滞在していた。そのうちの1回、JFKと彼のボートに乗っていた人々(ウルフ夫人を含む)は、古典的な円盤型のUFOを目撃し、シークレットサービスの部隊は大騒ぎになった。
マイケルは当時、風邪かインフルエンザで寝込んでいたという。ケネディはゲストに事件のことを話さないようにと言っていたが、サラは家に戻るとすぐにウルフにそのことを話したという。
私がケネディのUFOの話を聞かされたのは、1990年代初頭のことである。
簡単には検証できないだろうと思いながらも、私は家族ぐるみの友人に連絡を取った。彼女の名前はベス・モナハン。ベスと私は、幼稚園から6年生まで同じ学校に通っていた。彼女の両親と私の両親は仲が良く、当時は数ブロック先に住んでいた。私たちは長年にわたって連絡を取り合ってきたが、政府関連の問題に関しては、彼女が非常に貴重な情報源であることを証明してくれていたのだ。
ベスはどんなことでも研究するが、中でもアメリカ政府の内部事情に精通している。ケネディのUFOに関する情報を得ることができたのは、本当に幸運だったと思う。ベスは、ケネディの元ホワイトハウス報道官であるピエール・サリンジャーと何度か仕事をしたことがあるのだ。私は彼女に、ピエール・サリンジャーに連絡を取る方法を教えてくれないかと頼んだ。彼女をケネディのUFO目撃談を聞くような微妙な立場に置きたくなかったからだ。
ベスはサリンジャーの住所を知っていたので、私は彼に短いながらも具体的にJFKのUFO事件について尋ねる手紙を書いた。しばらくして、びっくりするような返事が届いた。サリンジャーは、「その話は知っているが、暗殺される前の故大統領と実際にそれについて話し合ったことはない。」と返信してきたのだ。つまりは「知っているが、確認は取れない。」ということである。もっともらしい否定性を与えただけで、否定しなかった。
サリンジャーは、仮にそれが事実であったとしても、ケネディが任期を全うしていたら公開されてた、というような情報ではないと指摘した。彼は最後に、ウルフ博士とどうやって知り合ったのかと尋ねてきた。
私はその質問に答えて、ケネディ一族の中で、個人的にJFKと目撃談を話した人や、それについて何か知っている人を知っているかどうかを尋ねた。すると、丁寧な、しかし非常に簡潔な返事が返ってきて、彼はこの問題についてこれ以上の情報を持っていないし、得ることもできないだろうということだった。もっと情報が欲しければ、ウルフのところに行くようにとのことだった。このような状況は、マイケル・ウルフ博士という人物の謎を端的に表している。

いよいよわからなくなってきました。少なくともこの研究者はウルフの情報の裏付けを得ていたことになります。また、James Courantという退役軍人の研究者がウルフに行ったインタビュー内容をまとめたあるブロガーが、興味深い考察をしています。彼はウルフの弟による暴露ビデオ(今ではAmazon prime videoでしか見ることができない)も全て見た上で、こう言っています:

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Doug Webber:彼の弟は、どうやら彼の言うことは全て信用せず、金のためについた嘘だと思っていたようだ。家族間での問題は多かった。しかし、彼の弟は、自分たちが子供の頃に、実家の周りで実際にUFOが目撃されたことは認めている。他のコンタクト事例では、目撃者が至近距離でUFOを見た場合、彼らは実は何度もコンタクトを繰り返していて、「目撃」は記憶の消しそこないによるものだということを研究者が発見している。つまり、彼はこのコンタクトによって、闇予算プログラムに「引き入れられ」、そこである程度の協力が行われたのではないかと推測している。彼があまりにも多くの情報を漏らしてしまったため、彼の信用を失墜させるために弟が投入されたのではないか。これが私の考えだ。

このようにウルフが本物の内通者であると信じている人は今でも多いですが、ウルフ本人にインタビューした研究者ですら「謎」だと言っているくらいなので、答えは出そうにありません。これ以上の深追いは止めることにします。ご興味を持たれた方にはさらに掘り下げてみて頂きたいと思います。

最後に、気になる最近のニュースを書き留めてからこの記事を終えたいと思います。

5.リチャード・ドーランのリーク

記事の冒頭でも言及した、国家情報長官室(ODNI)による議会へのUAP報告書についてですが、これには一般公開された公開バージョン(実質6ページ)と、議会の委員会メンバーだけが閲覧できる機密バージョン(73~78ページと言われる←これらの噂は後に否定され、17ページしかなかったことが確認された)があります。そして、先日、UFO研究者のリチャード・ドーランが、彼の「信頼できる情報源」から得た情報として、機密バージョンのUAP報告書に書かれていた内容を暴露しました。

まずリチャード・ドーランは「公開」バージョンのUAP報告書のポイントを以下のように要約しました。

UAP報告書(公開バージョン)のポイント
①主流メディアの報道とは異なり、報告書ではUAPの犯人を特定していない。まず、アメリカ製の技術だという証拠は見つかっていない、と言っている。
②ロシアや中国のものだという証拠もない、と言っている。これは興味深い。
③これらのUAPは現実に存在する物体で、技術的なものだと言っている。
④これらの物体は米軍の軍事演習中にかなりの大混乱を生じさせ、実際に空中で衝突事故を起こしそうになったことが何度もあったと言っている。これは大事だ。
⑤UAPが「空中で静止していたり、風に逆らって動いていたり、識別可能な推進手段を使わずに、急な操縦をしているように見えた」と言っている。この表現は1940年代、50年代、60年代の報告書にも見られる。

報告書では主流メディアが使っていた国家安全保障への「脅威(threat)」という言葉ではなく「挑戦(challenge)」という言葉を使っていたことにもリチャード・ドーランは注目しています。

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確かにこれは事前に噂されていた「UAPを中国やロシアのせいにして、脅威を煽り、予算をふんだくるつもりだ」という話とはトーンが違います。そしてリチャード・ドーランは、「個人的にはもっと多くを期待したので他のUFO研究者同様にがっかりはしているが、一般大衆の許容力からすれば妥当な内容だ。」と一定の評価をしています。そしてチックタックUFOが米軍の演習中に目撃されたものであることから、「これがアメリカ製のものだと彼らが発表することは決してないだろう。自国の軍を欺いてパイロットを危険な目に遭わせていたことになり、多くの人々が怒りだすからだ」と分析しています。

そしてこちらがリークされたUAP報告書(機密バージョン)の内容です。このテキストは、リチャード・ドーランの情報源に、また別の情報源が送ってきたものだそうです。

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一部の議員に配布されたUAP報告書の機密部分は、以下の内容に関するものである。
1 エネルギーパルス推進システム(EPPS)プロジェクト
2 イオン推進システム (IPS)
3 反重力推進システム
4 反物質推進システム
5 ラムジェット水素推進システム (EHPS)
6 圧縮核推進システム(CNPS:Compressed Nuclear Propulsion Systems)
7 エネルギー研究のためのエキゾチック元素の高度利用 (ET関連項目)
8 K-Song Energy/Propulsion System Research Project (KEPSRP)
これらの極秘プロジェクトはすべて、米国防総省高等研究計画局(DARPA)の管理下にあり、Advance Group-6と呼ばれる極秘グループによって管理されている。これらのプロジェクトの資金はすべて、諜報活動費として計上された黒い機密資金である。一部の資金は民間請負業者から提供されている。
これらの技術を使った飛行物体の試作品は、エリア51と空軍トノパ・テストレンジで飛行されている。
ネバダ州とその周辺で観測されたUAPの一部は、上記の推進システムを使用した飛行物体である可能性がある。しかし、これらの実験機はいずれもネリス試験訓練場の外では飛行していない。これらの実験機は、米海軍が撮影した目撃情報とは関係がない。

確かに、リチャード・ドーランが分析した通り、米菓軍が撮影したUAPはアメリカ製のものだという可能性はきっぱり否定している所がリアルです。この報告書が本当に議員たちの手に渡ったのならば、少なくとも今より50年、100年進んだ科学技術がすでに存在していることが米議会議員たちの共通認識になるかもしれません。
しかし、この機密報告書の「これら実験機がネリス試験訓練場の外では飛行していない」という部分は馬鹿げているとサラ博士は語気を強めています。

サラ博士はノートン空軍基地で3機のARV(再現ET機)が展示されていたと証言したマーク・マカンドリッシュや、TR-3Bについて証言した先述のエドガー・フーシェ、20・アンド・バックとSSPについて最初に証言したマイケル・ラルフ、その他多くの証言者を例に出して、「裁判でも目撃者の証言は証拠として採用されている。UFO研究では公文書だけが証拠とみなされるのはおかしい。」と苦言を呈しています。

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もう一つ注目のニュースは、ジョン・マカフィーのデッドマン装置についてです。

6.マカフィーとデッドマン装置

ジョン・マカフィーがどんな人物であったか、主流メディアが決して取り上げないであろう彼の発言を上のまとめ動画から2つ紹介します。

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ジョン・マカフィー:ディープステートというのは一つの陰謀論で、アメリカ政府や軍の中にいて、秘密裏に政府の政策をコントロールしている人々だと定義されている。ハハッ。秘密裏だって?いいかい、皆さん、ディープステートとは、私たちが選挙で選んだ議員や大統領ではクビにすることができない政府職員のことだ。彼らはFCC(連邦通信委員会)であり、CIAであり、SEC(証券取引委員会)、IRS(内国歳入庁)だ。彼らは「連邦規則」の名のもとに法律を施行することができる。私たちは議員を選び、議会は法案を通過させるが、その全ての法律に「連邦規則」が存在する。

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ジョン・マカフィー:こういった連邦機関によって施行される規則の方が、議会が決める何よりも、私たちの生活に遥かに大きな影響力を持っているんだ。ディープステートは存在するかって?するとも!そういった人々を私たちがクビにすることはできるかって?できないよ!大統領なら彼らをクビにできるかって?できないよ!ハハハハハ。そのように設計されているんだ。

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ジョン・マカフィー:だから政党や政治的な利益といったものは、ディープステートに影響を及ぼすことができないんだ。私たちが置かれた悪夢のような状況が理解できたかい?アハハハハハ。すまないね。これは秘密でもなんでもないんだ。オープンなことだ。1975年以来、200000の連邦規則が連邦機関によって作られてきた。ディープステートがアメリカを支配しているというのは秘密ではなく、オープンなことなんだ。どうか皆さん、目覚めて欲しい。頼むよ。常識を働かせてくれ。

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マカフィーのこの視点は重要だと思います。シャドウゲートでも政府の請負業者など、任期で入れ替わっていく政治の手の届かない所にディープステートがいるということが指摘されていたのを思い出します。トランプが4年間孤軍奮闘しただけではディープステートを排除できなかった理由はここにあります。

しかし驚くべきはこちらの2つ目の発言です。

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女性インタビュアー:あなたはトランプが大統領になると思っていた?

マカフィー:そう願っていたさ。彼の対立候補(ヒラリー)は私の口には合わなかったからね。なぜだか教えてあげよう。

女性インタビュアー:いいえ、結構です。

マカフィー:私はベリーズを出国して以来の6年間、一度もその理由を話してこなかったんだ。

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女性インタビュアー:そんなに話したいの?それなら聞くわ。

マカフィー:もちろんさ。オーケー、私がベリーズ国内で逃亡していた時、私にはベリーズの米国大使館に友人がいたんだ。自分の身が危険なことはわかっていた。私は馬鹿じゃない。私は大使館のセキュリティ主任と会う手はずを整えていて、大使館に逃げ込む予定だった。すると彼はこう言ったんだ。「マカフィーさん、一番上の上司からの命令で、あなたを米国大使館にお入れすることはできません。」わかるかい?国務省のトップは誰だった?ヒラリー・クリントンだ。私はアメリカのパスポートを持つアメリカ市民だぞ。くそったれめ。私はアメリカには要らないのだそうだ。私はアメリカで犯罪を犯したことはない。だから私は彼女には投票したくないのさ。

女性インタビュアー:しかし今あなたはアメリカにいる。

マカフィー:1ヶ月半の間、私は逃亡生活をしていたんだ。政府が私を逮捕したい理由を教えよう。2012年にいんちきな罪状で私の敷地にガサ入れをして、犬を撃ち、私を虐待して、50万ドル相当の私の財産を破壊した時、私は頭にきて、彼らが私を罠にはめた証拠をつかもうと思ったんだ。そしてウイルス性のスパイウェアを仕込んだノートパソコンを、政府内の多くの秘書たちに寄付した。1週間もしないうちに政府のコンピュータ・システム全体が私の監視下に置かれた。結局、私は彼らが私をハメた証拠を見つけることはできなかった。しかし、その代わりに、国防省が中央アメリカで最大の麻薬密売組織であることや、移民局が最大の人身売買組織であることを知ったんだ。

女性インタビュアー:私たちも彼らに殺されるのはごめんよ。だからもうこの話はやめましょう。

マカフィー:わかった、わかった。

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マカフィーは規格外のことをやってのけたようです。政府のコンピュータ・システムにハッキングして、ソーラー・ウォーデンやSSPの存在を垣間見たゲイリー・マッキノン以来の衝撃的な偉業と言っても良いでしょう。法医学的な選挙監査といった正攻法も大切ですが、時にはこんな予想だにしないウルトラCを繰り出す人がいるから面白いです。

マカフィーが集積した政府/ディープステートの犯罪の証拠データは31テラバイトに及ぶ膨大なもので、マカフィーはそれをデッドマン装置として、彼が殺されるようなことがあった時には公開することを約束していました。そしてどうやらそのデッドマン装置が起動したそうなのです。

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水曜日に逝去した技術系大富豪ジョン・マカフィー氏は、彼の死後、汚職にまみれたCIAエージェントと2人のバハマ政府高官の秘密を明かす31TB相当のデータを含むファイルをインターネット上で公開すると世界に約束していました。約束通り、彼の死の翌日、The Pirate Bayでファイルが公開されました。ファイル名は「NCSWIC」で、ファイルサイズはちょうど31TBでした。これだけでは不十分なので、ジョンはこの情報が永遠に保護されたまま公開されることを確実にするため、ブロックチェーン上のNFT(非代替性トークン)として$WHACKDにリストアップしました。つまり、WHACKDというトークンの下には、政府部門、武器兵器部門、金融部門の高官のビデオや写真の証拠が大量に含まれており、これらはすぐに一般に公開され、多くの人がデクラス(機密解除)と呼んでいるものが始まることになります。

今回の記事はここまでです。最後まで読んで頂きありがとうございました。


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