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マイケル・サラ「フォン・ブラウンの警告した偽旗のエイリアン侵略」

今回はいつもの調査記事ではなく、サラ博士の最新記事をほぼそのまま翻訳して、資料として残しておきたいと思います。まずはこの記事のパート1に当たるこちらの記事から見ていきましょう。

ディープステートは世界支配のカードを使い果たした後、偽旗のエイリアン侵略を開始するのか?(2020年6月6日 マイケル・サラ博士)
1977年に亡くなる直前、ドイツとアメリカのロケット計画の先駆者であるヴェルナー・フォン・ブラウンは、世界的な支配者グループ、通称ディープステートが、最終的には宇宙を軍事化し、新世界秩序をもたらすように設計された一連の偽旗イベントや「カード」を使うことを警告した。
キャロル・ロジンは、1974年から1977年まで、フォン・ブラウンが1972年前から在籍した航空宇宙産業の大手企業であるフェアチャイルド・インダストリーズ社の管理職だった。ロジンは、末期がんと診断されたフォン・ブラウンにスポークスマンを頼まれ、宇宙兵器化を目指す米軍産複合体の手の込んだ計画を明かしたのだという。

「ディスクロージャー・プロジェクト」のために2000年12月に収録されたビデオインタビューの中で、ロジンは、フォン・ブラウンが彼女に説明した一連の偽旗事件について次のように説明している:

キャロル・ロジン:ヴェルナー・フォン・ブラウンが教えてくれた戦略は、まずロシアを敵とみなすというものでした。実際、1974年には、ロシアは敵であり、認定された敵でした。私たちは、彼ら「共産主義者」が「殺人衛星」を持っていて、私たちを捕まえに来て、私たちを支配しようとしていると言われていました。それから、テロリストが認定されるだろうと。それはすぐに続きました。私たちはテロリズムについて多くを耳にするようになりましたね。それから私たちは第三世界の国を「クレイジー」だと認定することになりました。今では「懸念国家」と呼んでいます。しかし彼は、それが第三の敵であり、私たちはその国に対して宇宙ミサイルを製造することになるだろうと言っていました。

これは大まかに言えば、まず1947年~1991年までの米ソの冷戦、次に1991年~2011年までの湾岸戦争・9/11・イラク戦争、それ以降の中国の急速な軍事大国化と宇宙開発とそれに対抗するアメリカ宇宙軍、という構図を大局的に言い当てているように思います。

キャロル・ロジン:次の敵は小惑星です。そう言って、彼は少し笑いました。小惑星・・・小惑星に対して、我々は宇宙ベースのミサイルを作ることになるのです。そして、一番面白かったのは、彼が「エイリアン」と呼ぶ、地球外生命体についてです。それが最後の恐怖となるだろう、と彼は言いました。私が彼と一緒にいた4年間、何度も何度も何度も、私は彼のためにスピーチをしました。そして彼は最後のカードの話を持ち出したのです。「キャロル、最後のカードは、エイリアンのカードだ。宇宙人に対抗するために 宇宙兵器を作るのだ。そしてそれは全部、嘘なんだ。」

サラ博士:この一連の世界的な出来事を扇動しているグループが誰なのかということに関して、ロジンは名前を言うことにためらいながら、こう語った:

キャロル・ロジン:部屋は「回転扉ゲーム」をしている人たちで満たされていたのです。ある時は軍服を着て、またある時はグレーのスーツ、そして工場の作業着を着ていることもある。こういった人たちは「回転扉ゲーム」をしています。彼らは、コンサルタント、業界人、軍人、諜報部員として働いています。彼らは、産業界で働いていて、回転扉を通っては、政府の役職に就いているのです。

わかりやすい例が、オバマゲートに登場するジェームズ・ジョーンズ退役大将です。彼はある時は軍人、またある時は大西洋評議会の議長、またある時はIT企業クリアフォース社の役員、そしてオバマ政権では国家安全保障問題担当大統領補佐官でもありました。

サラ博士:フェアチャイルド社の役員室で行われていたことについてのロジンの記述が大いに明らかにしているのは、同社が軍産複合体の中で重要な役割を果たしていること、そしてディープステートが世界的な出来事や主流メディアのナラティブ(語り口)を操作することによって、どのように活動しているかについてである。
フォン・ブラウンが説明した一連の捏造された世界的な出来事は、ディープステートがどれだけ時間を先取りして計画を立てているかを反映している。それから50年近く経った今、私たちは、フォン・ブラウンが説明した一連の流れが、リアルタイムで演じられているのを目の当たりにしている。
ロシア、テロリズム、ならず者国家は、まとめて数十年のニュースサイクルを支配してきた。最近の主流のメディアでは、地球をかすめる殺人小惑星の話が増えてきている。最近の例では、3つの巨大なキラー小惑星が地球に向かっており、6月6日、8日、20日には近くを飛ぶと予測されており、そのいずれもが壊滅的なダメージを生む可能性があるとされている。
サラ博士:1970年代にフォン・ブラウンによって説明されたディープステートのトランプの中には、追加の「カード」を見つけることができる。その一枚は世界的なパンデミックだった。これは、新世界秩序の到来を告げるためのディープステートの秘密の計画の一部として、2005年のロンドン・シティで、高レベルの官僚グループによって議論されていたことだった。(下:近日翻訳予定)
サラ博士:フォン・ブラウンの警告は、宇宙の兵器化を正当化し、ディープステートが望む新世界秩序の確立を正当化するための、一連の謀略的な出来事の最後のカードとして、エイリアン侵略の脅威を警告しているのだ。現在、ポストCOVIDの世界でのエイリアン侵略の可能性を指摘するニュース記事の流れが絶えない。(下:多国間統率者がいなければエイリアン侵略のせいで地球は終わる、と専門家が警告)
サラ博士:ディープステートがあらゆる手段を使ってトランプ政権を退陣させようとしていることを考えれば、2020年の選挙に向けてこのような出来事が起こる可能性があることははっきりしている。
2016年10月18日にリークされた、民主党の大手コンサルティング会社であるベネンソン戦略グループによる疑惑の論文では、トランプ支持者を自宅に引き留め、2016年の選挙でクリントン陣営が勝利するのを助けるための段階的なエイリアン侵略の可能性を論じていた。
サラ博士:この論文では、このような偽旗イベントを演出するために使用される可能性のある高度なホログラフィック技術のいくつかを論じていた。この論文の信憑性はまだ論争の的になっているが、それにもかかわらず、これはエイリアン侵略カードが選挙の目的にどのように使用され得るかを示すものだと言える。11月3日の米大統領選挙が近づくにつれ、フォン・ブラウンが1970年代に警告したように、エイリアン侵略のカードが使用される可能性はあるのだろうか?それとも、フォン・ブラウンは、軍産複合体によって使用されているエイリアン侵略のカードについてロジンに話した時に、全く異なる目的を持っていたのだろうか?
フォン・ブラウンは、英雄的に宇宙の軍国化を阻止しようとしたのではなく、南極に拠点を置くドイツの離脱植民地に奉仕する二重スパイだったのだろうか?続きは後ほど。

そして現時点で最新の、6月12日の記事に続きます。

フォン・ブラウンの偽旗エイリアン侵略、本物の警告か第四帝国の欺瞞か?
WRITTEN BY マイケル・サラ博士 6月12日, 2020年. POSTED IN DEEP STATE, FEATURED, SPACE PROGRAMS

サラ博士:1974年から1977年にかけて、ヴェルナー・フォン・ブラウンは、大手航空宇宙会社フェアチャイルド・インダストリーズの同僚であるキャロル・ロジンに、小惑星の衝突や地球外からの侵略など、宇宙の軍国化と新世界秩序の到来につながる一連の捏造された世界的な偽旗「カード」について個人的に話し始めた。40年以上経った今、主流メディアが小惑星の衝突や異星人の侵略について、多くの人々が予言的プログラミング(刷り込み)の事例だと信じているような推測をするようになり、ブラウン氏が予測した一連の流れが実行されようとしているように見える。
サラ博士:フォン・ブラウンの元ナチスという経歴と、第二次世界大戦後の南アメリカと南極に、第四帝国の確立を目指すナチスの離脱植民地が存在していたことを考えると、重要な問題は、フォン・ブラウンの警告が本物だったのか、それとも第四帝国による欺瞞の一部だったのか、ということである。このような疑問に答えるためには、なぜフォン・ブラウンがフェアチャイルド社に就職したのかを理解することが重要だ。なぜならフォン・ブラウンは、このシリーズのパート1でロジンが説明したように、フェアチャイルド社の役員会議の中の議論で、偽旗カードの連鎖的な計画を知ったからだ。
NASAがアポロ計画の終了を決定した後、フォン・ブラウンは、最後の月面着陸ミッションである、アポロ17号の打ち上げの半年前、1972年5月26日に引退を決意した。彼はNASAのマーシャル宇宙飛行センターの所長(1960年~1972年)を務め、主に、アポロ計画の動力源となるサターンV型ロケットを設計するドイツ人技術者のチームを率いていた。
サラ博士:フォン・ブラウンは、フェアチャイルド・インダストリーズ社に技術開発担当副所長として入社した。フェアチャイルド・インダストリーズは、私の著書『米空軍の秘密宇宙計画』の第13章で説明されているように、アメリカ空軍と国家偵察局のためにフォン・ブラウンが初期に設計したリング状の「フォン・ブラウン型」宇宙ステーションの建設に密かに関与していた航空宇宙産業の請負業者の一つである。

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サラ博士:アポロ計画についてあまり知られていないことは、地下基地に隠されたドイツの離脱宇宙計画の拡大を支援するために、巨額の資金、資源、人員を密かに南極に移送するための、非常に効果的な隠れ蓑としてアポロ計画が利用されていたということである。
『米空軍の秘密宇宙計画(2019年)』の第12章では、アイゼンハワー政権と南極に拠点を置くドイツの植民地(第四帝国としても知られている)との間で結ばれた合意の一部として、アポロ計画がどのように利用されたかを詳述した。
フォン・ブラウンのNASAでの仕事は、ロケット推進の宇宙旅行の可能性について、アメリカ国民を誤解させることであったが、その一方で、南極にあるドイツの宇宙計画が、月、火星、そして太陽系の他の場所での宇宙植民地化を開始するために、電磁気推進の宇宙船に必要なすべての資源と人員を確保できるようにすることであった。簡単に言えば、アポロ計画はアメリカ人を月に行かせた一方で、ドイツ人を火星やその先に行かせたのである。
アポロ計画を通じた秘密裏の支援と引き換えに、米軍は、ペーパークリップ作戦(1945-1959年)の下でアメリカに連れてこられた元ナチスの科学者たちから、捕獲・回収された地球外技術の研究とリバースエンジニアリングのための科学的支援を得たのである。その科学者たちの多くは、自主的に、あるいは強制されて、密かにナチス第四帝国のために働いていた。
そもそもヴェルナー・フォン・ブラウンは、ペーパークリップ作戦の科学者の中から選ばれたグループの一人で、アメリカ(陸軍)空軍のために1947年のロズウェル墜落事故の残骸の評価を依頼されていた。このことはマジェスティック12の流出文書「防諜部隊/惑星間現象ユニット報告書」で明らかにされた:

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MJ-12文書:原子力委員会の一般諮問委員会から選ばれた科学者達、特にロバート・オッペンハイマー博士は、他のメンバーと同様に、LZ-2(第二のロズウェルUFO墜落現場)でインタビューを受けていた。LZ-2で確認されたペーパークリップの専門家の中には、ヴェルナー・フォン・ブラウン博士 (Fort Bliss); エルンスト・スタインホフ博士 (AMC [Air Materiel Command, Wright Field])とフベルトゥス・シュトルークホルト博士 (AEROMEDICAL LAB, RANDOLPH FIELD)がいた。

サラ博士:
この漏洩したマジェスティック文書は、ロバート・ウッド博士と彼の息子ライアンによって、漏洩した政府文書を評価するためにいくつかの基準を使って開発された尺度によると、真正性の評価「中・高レベルの真正性」を持っている。
ロズウェルの墜落船を評価する際に、フォン・ブラウンが果たした専門的な科学コンサルタントとしての役割について、このMJ-12文書の説明を裏付けるのに役立つのは、ロズウェルのUFO墜落についてフォン・ブラウンに尋ねたことのある元NASAの宇宙船オペレーター、クラーク・マクレランドである。フォン・ブラウンは、死後まで詳細は明かさないという条件で、マクレランドにこの事件について話したという

マクレランドの証言:フォン・ブラウン博士は、軍人の大部分が現場を離れた後、彼と彼の仲間がどのようにして墜落現場に連れて行かれたかを説明してくれました。彼らは現場を素早く確認したそうですと。彼は、宇宙船の外観が、我々が知っているように金属ではなく、皮膚のような生物学的な何かで作られているように見えたと言っていました。そして、そう、UFOの近くの医療用テントに保管されていたエイリアンの遺体がありました。その体は小さくて、とてもか弱くて、爬虫類のようでした。フォン・ブラウンは、その皮膚をホワイトサンズで遭遇したガラガラヘビに例えていました。フォン・ブラウンはUFOの破片の性質に困惑していました。科学者によると、その物質は非常に薄く、アルミニウムの色をしており、チューインガムの包みに似ていたそうです。

サラ博士:リークされたマジェスティック12文書とマクレランドの回想では、フォン・ブラウンや他のペーパークリップの科学者たちが、1947年7月からロズウェルなどから回収されたエイリアンの技術について、アメリカ(陸軍)空軍に積極的に助言をしていたことが示されている。
アーサー・ルドルフ博士もまた、ペーパークリップ作戦でアメリカに連れてこられたドイツのロケット科学者である。彼はNASAのケネディ宇宙センターとマーシャル宇宙飛行センターの両方で、アポロ計画の動力源となったサターン5エンジンの主任設計者として、また1969年1月までフォン・ブラウンの特別補佐官として働いていた。ルドルフは、特に1969年の「公式な」引退後、捕獲された地球外宇宙船の研究とリバースエンジニアリングをアメリカ空軍と共同で行っていたことが明らかになっている。
1971年に米空軍のために「電磁核融合封じ込めエンジン」を設計したデイヴィッド・アデアは、ルドルフがエリア51に保管された地球外宇宙船をリバースエンジニアリングするために、高度に機密化された科学的研究を先導していたことを説明している。アデアは、ルドルフが空軍の高官に権限を与えられ、CIAの積極的な協力を得ていたことを説明している。
サラ博士:では、もしドイツのペーパークリップの科学者たちが米空軍の研究とエイリアン技術のリバースエンジニアリングを手伝っていたとして、彼らは本当にそれを手伝っていたのか、それともアメリカの研究を妨害する二重スパイだったのだろうか?
ウィリアム「ビル」・トンプキンスは、1950年代から70年代にかけてダグラス・エアクラフト社、TRW社、その他の主要な航空宇宙産業で製図技師/技術者として働いていたが、企業の上級職に就いていたドイツのペーパークリップの科学者たちが、電磁場とねじれ場(トーションフィールド)推進システムを作るための産業努力を、いかに妨害していたのかを説明している。

ウィリアム・トンプキンス:ダグラスやTRWをはじめとする他の会社でも、ジェネラル・ダイナミクス社を含めて、何人かのトップレベルの人たちが、私たちがやろうとしていることに否定的な意見を投げかけていた。だからこのような疑問を持つべきなのだ。「なぜ、このような妨害工作が、この国の技術や軍全体で、これほどまでに高いレベルで行われているのか?」そして、「私たちが自助努力をしている時に、すべてを止めさせ、切り捨てるように命令しているのは誰なのか?」(Selected by Extraterrestrials 第2巻 92頁)

サラ博士:ペーパークリップ作戦の科学者たちの中には、米国の研究開発を妨害することを余儀なくされた者もいるという、謎めいた第四帝国の力は、マクレランドによって説明されている。彼は1960年代半ばにケネディ宇宙センターの責任者であったクルト・デーブス博士のNASAのオフィスで、「元ナチス親衛隊のハンス・カムラーを個人的に目撃した」と言う。カムラーはナチス第四帝国の地下基地拡大のため、崩壊前のナチス・ドイツから南米や南極に逃亡していた。
マクレランドは、カムラーと影の第四帝国を恐れたNASAのために働くドイツ人科学者たちに与えられた強力な影響力について説明する:

マクレランド:彼のオフィスのドアを開けると、KSC(ケネディ宇宙センター)では見たことのない二人の人がいました。彼は私に二人を紹介してくれました。彼は紹介の間、二人のファーストネームだけを教えてくれました。一人はジークフリートと紹介され、もう一人はハンスと紹介されました。二人ともナチスの最高司令官のような顔をしていました。今日、私はこの二人が誰であったかを確信しています。私は他のドイツ人科学者から、そのうちの一人がジークフリート・クネマイヤーであることを知りました。もう一人の男性は、後に彼がアメリカに入国した直後に撮られた古い写真を見るまでは、認識が困難でした。私の意見では、彼はハンス・カムラーではないかと思います。第二次世界大戦後、カムラーはジョージ・パットン将軍と取引して、カムラーをアメリカに入国させることと引き換えに、ドイツの極秘技術を引き渡す約束をしたという噂がありました。それが実際に起こったのかもしれません。私は個人的にはそれがあったと信じています。(The Stargate Chronicles, ch.15)

サラ博士:アデア、マクレランド、トンプキンスなどの証言から浮かび上がってくるのは、ペーパークリップ作戦の科学者たちは強制され、あるいは自ら進んで二重スパイとして協力することで、ナチス第四帝国はアメリカ軍産複合体への潜入に成功していたということである。
ドイツの科学者たちは、米国のロケットやその他の先進的な航空宇宙プログラムに技術支援を提供しているように見えたが、多くは、ナチスが地球外の宇宙船からリバースエンジニアリングした先進的な航空宇宙技術を複製しようとする米国の産業界の努力を妨害していたのである。
このことは、マーシャル宇宙飛行センターを率い、アポロ計画のためにサターンV型ロケットを製造していた間、フォン・ブラウンが本当にナチスの影響から解放されていたのか、それとも二重スパイだったのか、という疑問を投げかけることになる。
「フォン・ブラウンからルドルフについての警告を受けた」というアデアの回想は、サターンV型ロケットの計画統括者であり、後にフォン・ブラウンの特別補佐官となったルドルフに、マーシャル宇宙飛行センターの初代所長時代のフォン・ブラウンが指図を受けていたことを示唆している。

デイヴィッド・アデア:フォン・ブラウンは私に警告しましたよ。もし私がロケットの仕事をしているときに、アーサー・ルドルフ博士という男に遭遇したら、彼はとても危険なので、細心の注意を払うようにと。

サラ博士:フォン・ブラウンやその他のドイツ人ペーパークリップの科学者たちは、熱烈なナチス信奉者のルドルフに脅されていたようである。ルドルフの秘密の任務は、ペーパークリップの科学者たちに南極ドイツの命令に従うように強要し、従わなければ厳しい結果に直面させることだった。
フォン・ブラウンが第四帝国の二重スパイとして自発的に、あるいは強制的に働いていたとすれば、1974年にフェアチャイルド社でキャロル・ロジンに会ったときの彼の真の目的は何だったのかという疑問が生じる。
フォン・ブラウンは、「宇宙兵器を正当化するためにエイリアンの偽旗侵略を企てようとするディープステートの陰謀」をロジンに警告していたのか、それとも、いつかドイツの秘密宇宙計画と防衛技術のギャップを埋めようとする米軍の努力(アメリカ宇宙軍)を妨害しようとしていたのか、どちらなのだろうか?
アポロ計画は、貴重なリソースを奪い、電磁場とねじれ場推進システムの科学的研究と開発を封印した。その推進システムは、ドイツ軍が南極宇宙艦隊のためにすでに完成させていたものである。様々な内通者が、この南極宇宙艦隊を「ダークフリート」とか「夜の兵器(Nacht Waffen)」と呼んで説明している。
米国のアポロ計画とドイツの南極宇宙計画におけるフォン・ブラウンの真の役割を理解することは、ロジンが回想したように、その後の彼の宇宙兵器への反対の姿勢を分析するために不可欠な文脈である。フォン・ブラウンは、晩年にロジンを説得したように、宇宙での兵器廃絶に純粋にコミットしていたのか、それとも第四帝国南極ドイツのために密かに働いていた二重スパイだったのか?
フォン・ブラウンやその他の元ナチスの科学者たちが、ロケット推進が将来の宇宙旅行の鍵であると米国議会や科学界に説き伏せたのとちょうど同じように、フォン・ブラウンは、先端宇宙兵器を通じてドイツのダークフリート(Nacht Waffenhen)の脅威となり得る、将来のアメリカ軍の宇宙計画に、障害を与えるための種をまいていたのではないだろうか?
© Michael E. Salla, Ph.D.



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