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中小企業の働き方を変革する中核を担うディップのプロダクトマネージャーとは

はじめに

このnoteを執筆するに至った背景を最初にお伝えします。

みなさんは、「ディップ」と聞いて何を思い浮かべるでしょうか。

おそらくディップのイメージはバイトルやはたらこねっとなど、求人広告媒体が強いのではないかと思います。

また、一般的に「プロダクトマネージャー」(PdM)という文言を聞くと、仕事内容はそれぞれの事業会社によって異なる部分があり、イメージがつきづらいです。

求人広告媒体のイメージの強いディップで、DX事業においてのプロダクトマネージャーは一体、どのようなプロダクトを扱い、どのような仕事内容をするのか、という疑問を持っている方が一定数いらっしゃるのではないかと想像しています。

その疑問を解消するために、今回noteを執筆することにしました。

関わるプロダクト

本題に入る前に、ディップDX事業本部が提供するサービスについて紹介します。

その名は「コボット」。一言でいうと、人手不足に悩むお客様にコボットを提供することで、単純な作業はコボットに任せて、本来、人間が行うべき業務に集中していただくことできるSaaSやRPA(Robotic Process Automation)のDXサービスです。

特徴は、業務に沿ったテンプレートを用意することで、企業のニーズに合わせたサービスを提供していること。費用や導入期間の短縮を可能にしたサービスや、導入後に効果を最大化させるサポートやコンサルティングサービス、開発しやすい環境を整えたプラットフォーム、面接に特化したSaaSやRPAなど、企業のニーズに合わせたサービスを提供しています。

ミッションは、「中小企業向けのDX化をワンストップで提供する」。日本企業の99%を占める中小企業の生産性を向上する社会的意義の大きいサービスであると自負しています。

プロダクトの開発はベンチャー企業が提供する優れたプロダクトのOEM化が中心です。世の中には素晴らしいプロダクトにも関わらず、お客様に使っていただける機会に恵まれていないことが多く、ディップはこのような高い技術力のあるベンチャー企業と協業することで、お客様に喜んでいただけるサービスを最速で提供し続けています。

【提携先企業の一部をご紹介】
N2i社 :https://www.dip-net.co.jp/news/1365
iimon社:https://www.dip-net.co.jp/news/1575

また、事業開始から1年3ヶ月程度で、6000社以上の導入実績があり、月に400社のペースという驚異的なスピードで導入がされているのが足元の数字です。

PdMの仕事内容

コボットの開発におけるPdMの仕事は、非常に多岐にわたります。一言でいうと、OEM先プロダクトの「品質向上と売上を上げるためのプロダクト改善」が仕事です。さまざまなチャネルから集められたニーズを要件に落とし込み、プロダクトの世界観を決めて、開発の順番を決めています。

プロダクト開発の共創スキーム_page-0001

具体例で説明しましょう。

まず、現在稼働しているプロダクトについて。何か問題や障害が起きれば、原因や改善方法を分析し、OEM先に連絡して改善を促したり、「その製品を売りやすくするために、何をどう整えなければいけないのか」などのディスカッションを行っています。

新規のプロダクトについては、品質担当者とともに新しく取り扱う上で品質基準を満たしているかを確認します。独自にテストをするだけでなく、どんな外部認証を持っているか、どんな体制で開発しているかまでチェックします。そのうえでどんな対処をすべきか検討し、改善活動を行います。

基本的には要件に落とす手前の段階がメインです。上流工程というよりも、最上流という言葉が分かりやすいかもしれません。

プロダクトの開発は現場メンバーに任せられ、PdMとしてプロダクトの最上流部分に集中ができます。

PdMとPMMの違い

似たような職種としてPMMがありますが、役割分担について説明します。

ただし、前提として、ディップでは明確な役割分担は設定していません。個々人の能力やプロジェクトに合わせて柔軟に対応しています。あくまで一例としてとらえてください。

商品推進の役割定義-変換済み_page-0001

良いプロダクトかどうかの責任を負うのが、PdM。市場の調査やお客様からのヒアリングをPMMが担当します。ヒアリング項目をどうすべきかなどは、PdMが参加することもあります。市場調査から出てきたニーズに基づいて、PMMと協力しながら改善施策の検討を行います。それ以降の開発会社への提案をPdMが担う流れです。

ディップDX事業のPdMのやりがい

PdMとしてのやりがいは大きく3つあると考えています。

1つ目は、お客様第一を追求できること。例えば、SIerで働いている方の中には、自社の売上を優先してお客様のためにならない機能を作ることに嫌気がさしている方もいらっしゃると思います。しかしディップではその必要はありません。売上を考えることはもちろん必要ですが、第一はお客様。お客様のためを追求したサービス開発を進めることができ、お客様に喜んでもらえたときのやりがいはとても大きいです。

2つ目は、常に問題解決に携われること。PdMはものすごいスピードで問題解決をしなければなりません。不具合だけではなく、体制が変わったり、売上が上がったりしても状況が大きく変わるため、毎日のように何らかの課題が出てきては解決が必要です。次から次へと湧き出る問題を解決するのが好きな人には、退屈しないエキサイティングな仕事だと思います。大手企業でよくある一つの”機能”を担当するPdMではなく、プロダクトを”まるっとお任せ”するPdMだからこその経験を積めます。

3つ目は、様々なベンチャーのプロダクトに触れることができること。ディップ内製のプロダクトに限らず、他社の開発チームとも同じ目標に向かってプロダクトの改善をワンチームとして目指します。当然ですが、単に外部のプロダクトに触れる/知るだけでは終わりません。プロダクトを作った背景からどのような考えで作ったか、どんな課題があるのか全体像まで理解することができます。さまざまなプロダクトを開発している人たちとともに、ものづくりができるのは、他社ではなかなか積めない経験です。

ディップのPdMに向いている人は?

まずは、コボットが目指す未来に共感できる人です。コボットは中小企業の生産性を上げていくというミッションがあります。この課題に対して、解決したいという強い意志を持っている方だとよりやりがいを感じていただけると思います。

次に、色々なプロダクトに携わりたい人。上述の通り、OEM先と協業するので、さまざまなプロダクトに関わります。自社開発や常駐先での仲間との開発だけでなく、APIの連携など外部のエンジニアとともにコミュニケーションを取って、仕事をしたことがある人は重宝されますね。そうではなくても、他社のプロダクトに興味を持ち、交流会などに積極的に参加しているような方は向いています。

加えて、コミュニケーション能力も求められます。OEM先は、資本提携を結ぶなど関係性はさまざまですが、ディップでは単なる上下関係ではなく対等な関係性を大事にしています。お客様の要望があり、ディップ側にも事情があり、OEM先にも事情がある。それらを加味しながら、解決策を模索できる折衝能力が必要です。

最後に、ここまで読んでいただければ分かると思いますが、PdMは泥臭い仕事もあります。そのため、プロジェクトマネジメントの領域に留まらず、より大きな裁量を持って仕事をしたい方がマッチするのではと思います。また、コードを書いたりする能力までは求めていませんが、当事者意識を持ち、自らプレイヤーとして活躍する強い思いがある人に来ていただきたいと考えています。

最後に

中小企業は今、人材不足という大きな問題を抱えています。これまでディップは、15万社を超える中小企業の労働力の課題を解決してきました。人材サービスとDXサービスを提供するディップだからこそ、労働力の総合商社としてさまざまな問題を解決できると考えています。中でもPdMは、日本の中小企業の働き方を変革する一番の中核と言えます。

コボットはまだまだ発展途中のサービスです。改善の余地はまだまだたくさんあり、今後もっと多くの中小企業のお役立ちができるサービスだと自負しています。お客様のためになる開発を追求したい方など、やる気のある方々にぜひ来ていただきたいです。まずはカジュアル面談でお会いしましょう。


【参考資料】
・ディップDX事業本部をさらに知りたい方はこちら
・ディップDX事業本部のビジョンについて知りたい方はこちら

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