見出し画像

【ダイニー Sales通信】外食市場とその本質価値とは?

こんにちは!株式会社dinii営業責任者の竹内です。

弊社CS部門がCS通信というものを始めてしまったので、営業部もSales通信
をお届けする運びとなりました...    →第1回CS通信はコチラ

さて、第1回目の本noteでは「外食市場ってどうなってんの?」を
2年間の外食営業で培った現場の手触り感のある情報を元にお伝えしていきます。

真実は、いつも現場!! 

日本の外食市場ってどんなマーケットなの?

まずは日本の外食市場の定義を明確にします。

みなさんは外食と聞くとどのような店鋪を思い浮かべますか?
そもそも外食・中食・内食の違いは何でしょうか?

「言われてみるとよくわからないかも...」という人も多いのではないでしょうか。
一般的に、飲食業界は外食・中食・内食を横断して呼称されることが多いです。中食・内食は食品業界にも分類されます。

画像1

図1:飲食業界の分解図

外食市場は現在約25兆円の市場規模があり、国内でも指折りの大きな市場となっています。

また、外食市場ならではの特徴として、全体の7割以上が零細領域の店鋪で構成されている、かなり特殊な市場ということがわかると思います。

画像2

図2:外食企業の内訳  ※dinii社内調査 (2020年)

加えて、実は国内の1人当たりの外食支出額は月間約1.3万円(食料支出額全体の20%程度)と先進国の中では割合が低い方になります。
アメリカ合衆国では、約40%程度なので、単純に日本人の2倍の頻度で外食するということですね。

しかも、意外なことに、1人当りの外食支出額はここ10年以上ほとんど変化していないのです。
私達は、今後の外食経営において、この"1人あたりの外食支出額のうち何%のシェアがとれているのか"が重要指標になっていくと考えています。

こちらについては、次回以降の記事で詳しくお伝えしていきます。
※ 2020年5月現在はコロナの影響により、国内の外食支出額は食料支出額全体の8%程度にまで、一時的に減少しています

なぜ外食は25兆円の市場規模があるのか?

ここで、立ち止まって考えたいのはなぜ外食市場には25兆円もの市場規模に相当する価値があるのかということです。

「そんなん、飲食は人間が生きるために必要な行為だからに決まってるじゃん!」という方もいらっしゃるかと思いますが、それは外食市場の価値の說明にはなりません。

それだけが理由であれば、テクノロジーの発展とともにその恩恵を受けやすい中食・内食にもっとお金が集っていくはずなのです。
それでは、外食の25兆円の価値とは何なのか、価値を分解して考えていきます。

まず、外食の基本価値を"飯が食える/飲み物が飲める"ことと定義すると、残りの価値はすべて付加価値になります。

そして、付加価値の中で、
外食の本来の付加価値=本質価値
とすると本質価値は以下の6つに大きく分類できます。

1.食材:食材のグレード/鮮度、独自の調達ルート、店主の目利き...
2.加工:レシピ、調理方法/技術、コース、盛り付け(映え)、食べ放題....
3.文脈:歴史/伝承/物語、創業者の想い、地域貢献、こだわり...
4.空間:おしゃれ、綺麗、非日常感、伝統、眺望、音楽、コミュニティ...
5.接客:利用シーンに合せたおもてなし、おすすめ/マリアージュの提案...
6.共感:ユーザ間での体験の共有 *

*:とある飲食関係者の方からご指摘をいただき追加しました。1~5は店舗→ユーザの方向で価値を作り出している一方で、ユーザ間の双方向で生み出される価値が抜けていたので、6番目に追加しました。

この本質価値が国内の外食市場25兆円を生みだしているというわけなのです。

2020年2月頃から日本国内で発生したコロナウイルス感染症の拡大により、皆さんも今まで意識していなかった外食の本質価値を改めて感じていたのではないでしょうか?

実際、2020年6月に自粛要請が解禁された瞬間、外食の本質価値が発揮しやすい居酒屋、焼肉屋さんの売上は急激に伸び、毎日満席というお店もありました。

外食企業側の方々とお話すると、「竹ちゃん、このコロナ禍を通して、外食は本当に必要な産業だということを改めて思い知らされたよ...より大きな確信を持って外食で勝負できる!」と皆口を揃えて言うのです。
※ 私が竹ちゃん(竹内)です

外食産業は5つの本質価値がお互いを高め合い、より大きな価値となることで、25兆円もの市場を作り上げているということですね。

外食は偉大!!

まとめ

いかがでしたでしょうか?
第1回ということでまずは、「外食市場について」解説をしてきました。

私達は、この外食市場のポテンシャルは、まだまだ計り知れないと考えています。
本noteの最後のセクションで述べた本質価値を持続化&最大化することで、今から50年前にPOSレジが飲食業界全体を成長産業へと押し上げたように、この数年で外食産業にパラダイムシフト2.0が起こります。

その瞬間に今私達の世代が外食市場を支えるインフラとなり、新しい外食市場を作っていくことを全力で楽しむ、そんな会社がdiniiです!

今回は一般的な外食市場の概要についてご紹介しました。
次回は「今後の外食市場はどうなっていくのか」を中心に、もう少し踏み込んだ独自の考えをお伝えしていきます!
次回もお楽しみに♪

弊社に興味を持ってくださった方はコーポレートサイトよりご連絡お待ちしてます!


diniiでは事業拡大に伴い積極採用中!
💻  プロダクトマネージャー
💻  フロントエンジニア
💻  サーバーサイドエンジニア
💻  Android エンジニア
💻  インフラエンジニア
👔  カスタマーサクセス
詳細はこちら
https://www.notion.so/dinii-20ac3d45847a4ff1ba6eacf292c7d797

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?