氷の魅力その2
担当:事務びと
11月になっても暖かい日もある今年の秋ですが
朝晩は冷え込むようになりました。
私は早めにタイヤ交換をして冬支度万端です!
前にも記事にしましたが
私の冬の楽しみはフィギュアスケート。
推しの選手が引退して今は若い選手や海外の素敵な選手を応援しています。
先日、日本でフィギュアスケート競技会国際大会があり
運よくチケットが手に入り行ってきました!
代々木体育館で行われましたのでいわゆる仮説リンクです。
一歩会場に入ると普段は体育館であることはまったく想像つかない立派なスケートリンクに様変わりしています。
仮説リンクの作り方については以前記事にも書いています。
競技会はお昼ごろからスタートして夜は21時ごろまで続きます。
競技が始まったら何組かに一度「整氷」の時間があり、整氷車がリンクに登場します。
ジャンプなどでできた穴や細かい溝に「はまってしまって」演技に影響が出てしまうこともしばしばあります。
氷の環境で演技に影響がでないように細心の注意が払われています。
最近はテレビ中継も少ななくなり
整氷中は演技のVTRや選手のインタビューになるので
あまり見ることはありませんが
整氷車の働きも現地に行くと見ることができ
沢山の人の手がかかり、素晴らしい試合が出来ているのだなと感じられます。
整氷車は車の後ろ側に氷を削る装置が付いていて、傷ついてデコボコした表面を削ります。
その後水を撒きお湯を撒き何度も回って表面を平らにしていきます。
大きな溝ができているところは手作業で埋めてから整氷車が回ります。
この回る回数も決められているそうでリンク全体が均一になる工夫がされています。
整氷車の動きは可愛らしくフィギュアファンの中には整氷作業を楽しみに見ている人もいます。
はたらくくるまとしてミニカーもあってちょっと欲しくなってしまいます。
仮説のリンクはもとは床ですから防水や重量の負荷の管理も徹底されています。
整氷車も相当な重量がありますが、その重量でリンクを回ることも氷の強度上げることに役立っています。
そして撒くお水にも工夫がされています。
リンクを作るときもそうですが、軟らかすぎず硬すぎず割れにくく滑らか。地域によっても水質が異なるため処理方法も様々です。
ろ過装置、ROシステム、軟水化処理、脱気処理…
水を作るだけでもたくさんの工程を経ています。
その水を床いっぱいに敷かれた冷却管の上に少しずつ撒いて凍らせることにより美しいスケートリンクが出来ています。
飲む水にこだわりディレカを選ぶように、スケートリンクに張る水にもとてもこだわりがあるのですね。
さて
先日オリンピックなどで大活躍した浅田真央さんがプロデュースしたスケートリンクがオープンしました。
最新の技術で建設された東京都内の常設リンクですので、期待が膨らんでいます。
どんな技術が用いられたのかとても興味があるのでぜひ行ってみたいと思っています。
ちなみにわたしは全く滑れません…