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真夏のランニング

出不精で家でPCの前に座っていることの多い自分だけども、唯一といっていい、運動の趣味がある。それが、ランニング。ただひたすらに、自分1人でランニングするのが好きだ。

自分1人で、好きなペースで好きな音楽をききながら。途中で立ち止まって休憩したっていい。そんな自由なランニングを楽しんでいる。チーム競技の運動と違って、何をしたって誰にも迷惑をかけないのがランニングのいいところ。

ガッツリハマってたころなんかは、フルマラソンを目標に週に30~40kmくらい走っていたりしたけども。今はのんびり運動自体を楽しんでいる。


で、ランニングの季節といえば、秋とか春が想起される。実際、マラソン大会なんかはだいたいは秋だ。そりゃそうだ。この暑さで42.195kmも走ってしまったら、熱中症で即病院行きである。

だから、夏のランニングを嫌がる人が多い。実際、熱中症のリスクが高いので、この時期に長距離を走るのは辞めておいたほうがいいのは間違いない。でも、自分は夏に走ることは嫌いではなかったりする。


ランニングが楽しいと思う理由は様々だけど、単純に走って汗をかく、というその行為のシンプルさに惹かれているところがある。

空調の効いた部屋で、快適に座って1日を過ごす。文明的で最高な生活だとは思うけども、一抹の不安を感じる。なんだか自然の摂理から自分だけ外れているような気がして、どうにも落ち着かない。他の生き物たちは、灼熱の太陽の中で、動き回って汗をかいたりしているというのに。

そんなときに、ランニングをして汗だくになると、「生物としての正しさ」みたいなのを感じることができるのだ。自分は生き物として正しい行動をしているんだなと、そんな思いすらする。これも一種の本能的なヤツなのだろうか。サバンナを走り回っていたころのDNAが、お前は異常種だぞと警告しているのかもしれない。


動物的本能を満たすために、生存活動に不要な激しい運動に身を捧げるなんて、つくづく人間というのは不思議な生き物だなと思う。そんな不自然かつ非合理的な運動に、熱中症に気をつけながら勤しもうと思う。


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