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デジタル工芸-6月活動報告-

こんにちは!6月からスタートラインに採択されました「デジタル工芸(チーム名)」です。
DMMの皆様、スタートラインの皆様、並びにスポンサー企業の皆様、またご閲覧の皆様、何卒宜しくお願いいたします。


■プロジェクトの内容と社会的意義

私たちデジタル工芸のプロジェクトは、工芸をデジタル起点で再設計”することでその崩壊を止め、再隆盛を目指すプロジェクトです。
また、その実践(前例)の第一歩として、私たちの考える「再設計した工芸ブランド」を運用します。

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私たちが工芸に注目した理由は、工芸が日本固有の文化の一つであり、唯一無二の魅力・価値を秘めているからです。
そのため、本プロジェクトを通して工芸が再び隆盛することは、市場的・経済的な可能性を日本人にもたらすと同時に、この日本と、私たち日本人のアイデンティティを守ることにつながると考えています。


■プロジェクトの背景

工芸に「デジタル起点での再設計」が必要であることの背景として、「崩壊寸前」といえる工芸の現状があります。

崩壊寸前の要因

まず、崩壊寸前といえる現状の要因として、下記の二つがあります。
崩壊寸前である要因①【工芸産地の人手不足と高齢化によって、古くから続く生産形態が機能しなくなった。】
崩壊寸前である要因②【製品やブランドのカスタマージャーニーが古く、現代のユーザーに訴求していない。】

パテント等の問題で、要因2についてはまだ詳しくご説明できませんので、今回のnoteでは、崩壊寸前である要因①「人手不足と高齢化によって、古くから続く生産形態では産地が機能しなくなった。」について詳しくご説明致します。

【近代】まず、近代になると工芸は人手不足が始まりました。
近代以前の工芸の生産形態は、多くの低廉な労働力によって支えられていましたが、近代になって産業が重化学工業化すると、多くの低廉な労働力は鉱工業へ流れてしまいました。

【現代】そして現代では、人手不足に高齢化が加わり、産地とその伝統は崩壊寸前になりました。
工芸産地はかつての産業化により細かく分業され、直線的な生産形態によって機能していました。しかし高齢の職人一人が倒れることで、古くからの直線的な生産形態が全て停止し、その工芸産地全体が停止(図右の状態)、そして崩壊してしまいます。

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デジタル起点での再設計

工芸産地全体の停止、そして崩壊を止めるため、私たちは本プロジェクトを通して、前述の古くから続く生産形態を再設計せねばならないと考えております。

再設計①【人手に頼り切った生産方法からデジタルファブリケーションでの生産方法へ】
まず、人手不足と高齢化で職人が減少しているので、より少ない職人で生産ができるように職人技術をデジタルファブリケーションで補完する生産方法に再設計します。

再設計②【直線的な生産形態からインタラクティブな生産形態へ】
そして、高齢の職人一人が倒れることが産地そのものの崩壊につながらぬよう、近代以前の直線的な生産形態から、デジタルファブリケーションを各レイヤー間の連携のハブとしたインタラクティブな生産形態へと再設計します。

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また、「崩壊寸前である要因②【製品やブランドのカスタマージャーニーが古く、現代のユーザーに訴求していない。】」についても再設計を考え、動いております。

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■「工芸の再設計」に向けた現実的な取り組み

「工芸の再設計」の実現に向け、まずは前例が必要であると考えています。

前述のように崩壊への対策をただここで提案するだけでは、工芸産地全体の生産形態を実際に変えることはできません。生産形態が変わるには、産地で生活する多くの工芸従事者に再設計された形態を導入してもらい、共にブラッシュアップしていく必要があります。

よって本プロジェクトでは「工芸の再設計・その前例」として、私たちの考える「再設計された工芸ブランド」を運用します。
再設計の前例として、製品とブランドを実際に生産・運用することは、すべての工芸従事者に対して、再設計を前向きに考えるきっかけを与えます。

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■DMM.makeに支援をお願いしたきっかけと、.makeで何をするつもりなのか。


私たちは現在、DMM.make様のスタートアップ支援サービスである「スタートライン」にご採択いただき、本寄稿に至っております。

なぜ、本プロジェクトを進めるにあたり、DMM.make様のスタートアップ支援サービスにご採択いただいたのかというと、DMM様が日本におけるデジタルファブリケーションサービスのパイオニアであるからです。

今後のプロジェクトの流れとして、DMM様にご協力いただきながら下記を採択期間の2年で実行できるよう、動くつもりです。

プロトタイプ作成
支援金申請や企業マッチング

プロジェクトのブラッシュアップ
実際的な生産方法や販売方法の模索

パテント
メディア展開
製品の実験的な発売


正式なローンチ


■プロトタイプの作成


私たちは現在、DMM.makeAKIBAの10fスタジオにて、テックスタッフの皆様に方法をご教示いただきながら、工芸ブランドの核となる製品プロトタイプを作成しております。扱いの複雑な機材でも、機材に詳しいテックスタッフのアドバイスを受けながら利用できます。

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■困っていること!

プロトタイプに関して、まだまだ作成を進める必要がありますが8月いっぱいで10fのスタジオが閉鎖されてしまいます。本プロジェクトではデジタルファブリケーションをキーにしているため、私達にとって、かなりの痛手です。
下の写真は私たちが考えているプロジェクトには欠かせない技術・機材です。

note6月分投稿_挿入資料-06のコピー


つきまして、工芸の再設計にご協賛いただけるデジタルファブリケーション企業の皆様には、ぜひともマッチングの機会とご支援のほどをいただきたいと考えております。

皆様どうぞよろしくお願いいたします!



■メンバー


▶佐藤元紀
東京大学大学院工学系研究科在学中
現在は航空宇宙工学を専攻しています。研究の中でプログラミングをする機会があるため、Java, Python, fortran言語を勉強中です。大学は北海道大学工学部を卒業しています。

▶asa(活動名)
多摩美術大学美術学部卒
現在はメーカーでプロダクトデザイナーとして、製品企画/開発に従事しています。
・2014 学生団体 グッドデザイン賞受賞(企画)
・2014 五美術大学 選抜合同写真展(写真)
・2015 映像大会 実写コース最優秀賞(映像)
・2015 映像大会 国内大会 準優勝(映像)
・2016 NHK 映像番組 選出(映像)
・2016 NHK 映像番組 選出(映像)
・2018 所属学科 優秀作品賞(現代美術/工芸)
・2018 所属学科 優秀作品選抜展(現代美術/工芸)
・2020 ブレーンC1グランプリ グランプリ受賞(コピーライティング)
・2020 ブレーンC1グランプリ ファイナリスト(コピーライティング)


▶Kanako Iwasawa
立教大学法学部卒(リーガル/渉外)
大学在学中は、米国Bethel大学への留学、豪州Griffith大学への留学、シンガポールへのインターン留学を経験しました。
また、大手企業の新規事業コンサルティングを手掛ける戦略コンサルティング会社にてコンサルタント業務に従事し、オンライン展示会の営業戦略支援や人材獲得を狙ったデジタルマーケティング支援に参画しておりました。現在は総合商社の情報系部門でICT化支援やDX推進事業に従事しています。

・2019 交渉オーストラリア代表チーム選抜
・2019 Inter college negotiation competition 準優勝
・2021 16th ICC Mediation Competition 立教大学代表チーム選抜


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