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広告媒体としてのソーシャルメディアの危うさ

内容としては当然といえば当然かなと思う。ただ、日本の広告主からこのような話をなかなか聞かないのが少し不思議ではある。

ソーシャルメディアにアップされるコンテンツはプラットフォーマーが取材編集して作成したモノではなく,あくまでもユーザー自由に作成するコンテンツ(というか,意見や感想の表明)である。
なので,そこには色々な考え方があって,中には過激な意見や一般には受け入れがたい意見も混じっているのは仕方がない。さらに,時には反社会的な組織の意見も混じっている可能性もあれば,それを組織的にバズらそうとしている場合もある。

性善説で考えればそのようなコンテンツは自然に排除されていくのだが,ソーシャルメディアの場合はそうならないケースが見られ,かえってデマや過激な意見に注目が集まる場合もある
以前,Facebookで,デマの可能性が高い記事にマーキングをしたら,みんな読みたがってアクセスが増えたなんていう事件もあったくらいだし。

広告はコンテンツと同時に消費者の目に止まるわけで,コンテンツの信頼性と広告の印象の関係性はとても高い。したがってコンテンツの信頼性が高レベルで担保できなければ,本来なら広告スペースとしては相応しくないと言えるのだ。

特にブランドを意識している広告主であればこそ,ソーシャルメディアの信頼性という側面で重視するだろうし,信頼性が低いと判断すれば出稿を取りやめるのは当然の判断だと思う。

それでも出稿を継続するという広告主もいるだろうが,信頼性の低いコンテンツとともに掲載される事とそこから得られる実利益(クリックやアクセス数,売上など)との比較判断なのだろう。個人的には,全くお勧めしないが。。。

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