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ITパスポートに小学1年生が合格!

令和4年3月度のITパスポート試験で7歳の小学1年生が合格したそうです。

すごいとしか言いようがありません。

ITパスポートとはIT関連の資格試験の入門のような位置づけの試験です

1.対象者像
職業人が共通に備えておくべき情報技術に関する基礎的な知識をもち、情報技術に携わる業務に就くか、担当業務に対して情報技術を活用していこうとする者

出典:IPA HPより

期待するレベルは以下のようなもの。
ITの専門というより、社会人としてITを活用するための知識といった感じです。事実、非IT系企業や学生の受験が多い試験です。

3.期待する技術水準
職業人として、情報機器及びシステムの把握や、担当業務の遂行及びシステム化を推進するために、次の基礎的な知識が要求される。

 (1) 利用する情報機器及びシステムを把握するために、コンピュータシステム、データベース、ネットワーク、情報セキュリティに関する知識をもち、オフィスツールを活用できる。
 (2) 担当業務を理解するために、企業活動や関連業務の知識をもつ。また、担当業務の問題把握及び必要な解決を図るために、システム的な考え方や論理的な思考力をもち、かつ、問題分析及び問題解決手法に関する知識をもつ。
 (3) 安全に情報を収集し、効果的に活用するために、関連法規や情報セキュリティに関する各種規定に従って活動できる。
 (4) 業務の分析やシステム化の支援を行うために、情報システムの開発及び運用に関する知識をもつ。
 (5) 新しい技術(AI、ビッグデータ、IoT など)や新しい手法(アジャイルなど)の概要に関する知識をもつ。

出典:IPA HPより

択一式で60%以上で合格となるため、合格率は50%程度と難易度が高い試験ではありませんが、出題範囲はそれなりに広いです。

【試験時間】120分
【出題分野】
ストラテジ系
マネジメント系
テクノロジ系
【方式】
CBT択一

出典:IPA 試験シラバスより

そもそも社会人向けに作られている設問のため、システムの技術的な知識だけでなく、企業の活動に関する情報が出題されます。また、普通に常用漢字がふりがななしで出題されます。

小学1年生だと習っていない漢字や、社会人でも若手だと知らないような用語が出てきます。

また、120分の試験のため、小学生には普段経験しない長時間の試験となります。

知識だけの試験のため、覚えてしまえば合格できる試験とはいえ、
設問が読めるようになり、用語が理解できるようになるまでにかなりの労力がかかるでしょう。親御さんの大きなサポートも想像に難くありません。
すごいの一言です。


7歳でも勉強すれば合格できるというのは励みになるのではないでしょうか。
もっとITの知識があれば・・・と思われる方は、ITパスポートの勉強、受験をしてみるのも良いかもしれません。

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