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G7、インフレ状況も注視し、ウクライナにUS$198億支援。

ヨーロッパ経済ニュースEUROPE NNAは2022年05月23日に、ドイツ西部元首都であったボン郊外のケーニヒスウィンター(Königswinter)で開かれていた主要7カ国(G7)の財務相・中央銀行総裁会議が2022年05月20日に、閉幕した。会合後に出された共同声明では、ウクライナにUS$198億の財政支援を行うことを約束した。

ロシアの同国への侵攻を受けインフレが急加速している問題については、状況を注視して金融引き締めのペースを調整するとしている。

https://time-az.com/main/detail/76918

共同声明では、ウクライナの短期的な資金不足への認識を示した上で「財政支援に向けUS$198億US$の資金を確保した」とし、支援の迅速な実行に取り組む方針を示した。また、「必要となれば、一段の支援を行う準備がある」としている。

この支援額には、EU(European Union/欧州連合)が2022年05月18日に決めた€90億の追加支援などが含まれるとしている。また、これとは別にEBRD(European Bank for Reconstruction and Development/欧州復興開発銀行)は、ウクライナの国有・民間企業向けにUS$34億の支援を計画しているという。

インフレについては「G7の中銀は価格圧力がインフレ期待に及ぼす影響を注視している。」とした上で、「インフレ期待を確実に落ち着かせるとともに、経済回復を確保し、国際的な悪影響を制限するよう配慮しながら、金融引き締め策のペースを調整する。」としている。

議長国ドイツのクリスチャン・リントナー財務相(German Finance Minister Christian Lindner)は会議後、「一貫した措置でインフレの加速を食い止めるとともに、経済成長を促進させる決意がある」と強調した。

今回は、誰もマスクをしていない。

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