イタリア、美術館のカメラにAIを採用し、アートの「魅力」を判断。

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アート作品を見て、その「魅力」を判断するのは、Facebookの不思議な判断により、その基準が大きな問題になった。

それが原因かどうかは定かでは無いが、DesignTAXIは2021年07月26日に、ブルームバーグ・シティラボ(Bloomberg CityLab)によると、€1億9,000万(US$2億2,400万)の損失を出したイタリアでは、先行き不透明な1年を経て、美術館や博物館への訪問者数を増やすために、AIを搭載した特殊なカメラをボローニャ美術館(Istituzione Bologna Musei)などの文化施設に設置し、作品の「魅力度」を測定していると報告した。

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「ShareArt」システムは、イタリアの研究開発機関ENEAが2016年に開発したもので、美術館が実地試験に採用したのは最近のことである。

https://time-az.com/main/detail/74908

美術品の近くにカメラを設置し、何人の観察者が作品を見ているか、どの部分に固執しているか、作品にどれだけ近づいているか、どれだけの時間視線を止めているかなどのデータを取得している。これらのデータは「魅力的な価値」に変換され、美術館はコレクションをどのように展示するのが最適かを知ることができる。

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COVID-19のガイドラインにより、ENEAのカメラが追跡できる範囲は目に限定されている。しかし、マスク着用の規制が緩和されれば、顔の他の部分を観察したり、認知反応をモニターしたりすることが可能になる。

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しかし、目を見るだけで、美術館の来館者が美術品をどのように見て、どのように反応するかについて、AIはすでにいくつかの興味深い知見を提示している。

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ひとつは、人々の注意を15秒以上ひきつけることができる作品は非常に少ないということである。

実際、来館者の平均的な鑑賞時間は4〜5秒程度だそうである。

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このような知見が得られれば、美術館のスタッフは、どの作品を優先的に展示すべきかをより的確に判断できるようになるかもしれないし、展示物の照明をコントロールすることもできる。

「研究者のステファーノ・フェラニ(Stefano Ferriani)は、ブルームバーグ・シティラボに「簡単なデータ処理により、観察者の視線をグラフィックに変換することができます。」と述べている。

しかし、ドイツ人の友人に、原宿の浮世絵専門の博物館「太田記念博物館」に行く時は、遠くから鑑賞するのではなく、必ず天眼鏡を持参し、木版画の魅力を感じて欲しいなどいうと、から押しと墨摺により、紙の中から髪の毛が生えているように見えたり、サザエが立体的に見えたりして、びっくりして、立ち止まって、動かなくなってしまった。

また、スペインに行くという友人に、スペインのプラド美術館で、裸のマハと浴衣のマハを見る前にステレオグラムの交差法を習得していかないと、魅力が半減するというと、そのドアのような通路は、混乱してしまったと言って来た。

また、イタリアで、一つのテーマで、作家が異なる場合の魅力の違いを解説すると、観覧者の何人かはパニックになり、イタリアに引っ越すと言い出した。

つまり、絵の魅力を具体的に解説し、提供するだけで、多くの観覧者は、行動を起こします。

イタリアでは、そのようなツアーなら、何100種類も組み立てられる。
例えば、ローマを作った男、ジャン・ロレンソ・ベルニーニの旅ツアー。
ツアーの途中で、カフェやレストランも紹介する。

できれば、トレビの泉の近くの古書店は、誰も知らない。

イタリアの彫刻家で、建築家ヤコポ・サンソヴィーノの旅ツアー。

チャチで偽物塗れの「ダビンチ・コード」が、バカバカしくなる。

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