無重力の宇宙はワインをどう変える？

Forbes JAPANは2021年05月15日に、宇宙旅行を終えたフランス産高級ワインが地球に帰還し、宇宙空間がワインの質にどのような影響を与えるのかに注目が集まっていると報告した。

https://time-az.com/main/detail/74409

米国の宇宙企業スペースX(Space X)は2019年11月に、実験の一環として1ダースのボルドー・ワイン「ペトリュス2000年(Pétrus 2000)」とワインに使用されるブドウの挿し木300本以上を宇宙に向けて打ち上げた。

ワインはISS(International Space Station/国際宇宙ステーション)で地球を周回しながら計438日19時間を過ごし、2021年01月14日、地球に帰還した。

ヨーロッパのスタートアップ「スペース・カーゴ・アンリミテッド(Space Cargo Unlimited)」によると、少数の専門家がこの「宇宙ワイン」を試飲し、ブラインド・テイスティングで地球のワインと比べた。

結果、専門家らは「見た目と味の両方に大きな変化が見受けられる」と指摘した。スペース・カーゴ社の発表によると、特にワインの色が大きく変化していた。

微小重力がブドウの木の成長に与える影響については、今も研究が続いている。
宇宙に持ち込まれたブドウは、地球のものよりもかなり早い段階で花が咲いたことが確認されている。

BBC Newsやローターは、オークション会社クリスティで、「宇宙ワイン」が2021年05月05日に売り出されたと報告している。

希望価格は、US$100万(£720,000/€830,000/1億円以上).

岐阜の「宇宙桜」は、通常より6年も早く花を咲かせ、花弁の数が少なかったと報告した。

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