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中国は、鉄道輸送にこだわり、中央アジア貫通を計画。

中国と東南アジアの鉄道輸送で大成功している中国は、再度ヨーロッパへの鉄道輸送を拡大しようとしている。

アジア経済ニュースNNA ASIAは2022年06月14日に、中国とキルギス、ウズベキスタンを結ぶ国際鉄道路線の新設計画が一歩前進したと報告した。

先ごろキルギスのサディル・ジャパロフ大統領(President Sadyr Japarov of Kyrgyzstan)が、同路線を2023年に着工する意向を示したほか、2022年06月には3カ国が新路線建設に向けた協議を実施した。専門家によると、同路線が設置されれば、中国とヨーロッパ間の貨物輸送時間は7~8日間短くなるという。

中国の経済新聞「第一财经日报(Chin Business News/第一財経/日報電子版)」が伝えた所によると、ジャパロフ大統領は2022年05月末に「事業化調査を経て、2023年に同路線を着工する」との考えを表明した。2022年06月02日には3カ国が新路線設置に向けた協議を行ったほか、2022年06月07日には中国とキルギスの外相が早期の事業化調査の実施で合意したもようだと伝えている。

https://time-az.com/main/detail/77113

同路線の設置は1990年代から議論されてきたが、当事国は資金源などを巡って合意に至っていなかった。ただ、ジャパロフ大統領が具体的な着工時期を示したことなどで、路線設置が現実味を帯びてきた。

現在の計画では、新路線の総距離は523km。新疆ウイグル自治区カシュガル(Kashgar, Xinjiang Uyghur Autonomous Region)とキルギスの諸都市、ウズベキスタン東部のアンディジャン(Andijan, eastern Uzbekistan)を結ぶ予定だと言う。

さらに、その先には中東があり、トルコからヨーロッパ。そして、アフリカと直結できる。

この鉄道は、観光路線にもなり、地球にも優しい。
飛行機など、糞食らえかもしれない・

復旦大学国際問題研究院の馬斌・副研究員は、同路線の設置がユーラシア大陸を横断する新たな路線設置につながると指摘。同路線を中東諸国などの路線網に接続させることで、大陸の南側を通る新路線を構築できるとみている。

中国―ヨーロッパ間の鉄道貨物輸送は現在、主にロシアを経由。カザフスタン経由の路線もあるが、同路線はカスピ海と黒海をまたぐ際に船舶に貨物を積み直す必要がある。

南側路線を構築できれば、輸送時間は大幅に短縮される見通しで、物流の専門家は、「ヨーロッパまでの路線距離はロシア経由に比べ900km短縮され、輸送時間は7~8日間短くなる.」との見方を示した。

中国は、世界地図を見て鉄道計画を立てているようだ。

そのうち、カスピ海に橋を掛けると言い出すことだろう・。

ウズベキスタン東部のアンディジャン(Andijan, eastern Uzbekistan)の中央駅の緯度、経度。
40°48'52.7"N 72°21'25.6"E
または、
40.814639, 72.357106

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