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水監視衛星がカリフォルニア沖の海洋温暖化を監視。

NASAのカリフォルニア州パサディナにあるJPL研究所(Jet Propulsion Laboratory in Pasadena, Calif.)が公開している「NASA's Jet Propulsion Laboratory Day in Review」は2023年09月19日に、国際地表水海洋地形調査ミッション(The international Surface Water and Ocean Topography mission)は、これまでの宇宙ベースのミッションよりも海岸線に近いエルニーニョなどの海洋の特徴を測定することができる。


発達中のエルニーニョからの暖かい海水は、東太平洋の海岸線に沿って北に移動している。 カリフォルニアの海岸に沿って、これらの暖かい海は、最近ハリケーン ヒラリー(Hurricane Hilary)の発達に影響を与えた持続的な海洋熱波と相互作用しています。 SWOT(Surface Water and Ocean Topography/表層水海洋地形学)衛星は、これらの暖かい海洋水の動きを前例のない詳細検出することができる。

NASAとフランスの宇宙機関CNES(Centre National d'Études Spatials)の協力により、SWOTは地球の表面上のほぼすべての水の高さを測定し、地球の海洋と淡水についてこれまでで最も詳細かつ包括的なビューの1つを提供している。

水は温まると膨張するため、水温が高い場所では海面が高くなる傾向がある。
世界中の気象パターンに影響を与える可能性のある周期的な気候現象エルニーニョ(El Niño)は、アメリカ大陸の西海岸に沿った海面の上昇と平均よりも高い海水温によって特徴付けられる。
上の画像は、2023年08月のカリフォルニアとオレゴン州の境界近くの米国西海岸沖の海面高さを示している。 赤とオレンジは平均より高い海の高さを示し、青と緑は平均より低い高さを示している。

SWOT科学チームは、Ka バンドレーダー干渉計(KaRIn)機器を使用して測定を行いました。KaRInは、ブーム上に 33 フィート(10m)離れて配置された2つのアンテナを使用して、地球を周回しながら1対のデータ帯を生成し、水面でレーダー・パルスを反射して水高測定値を収集する。この視覚化では、SWOT衛星の2つのパスからのデータが結合される。


この報告では、一切扱われていないが、一緒に公開されたNASAのearth observatoryの「The Ocean Has a Fever」で2023年08月21日に観測された画像では、東北から北海道で海面温度の高温が表示されている。

また、El Niñoもはっきり画像化されている。

米国とフランスには関係ないことからか、全く無視されている。

https://www.jpl.nasa.gov/news/water-watching-satellite-monitors-warming-ocean-off-california-coast
https://d2pn8kiwq2w21t.cloudfront.net/original_images/PIA26091.jpg
https://earthobservatory.nasa.gov/images/151743/the-ocean-has-a-fever
https://swot.jpl.nasa.gov
https://www.jpl.nasa.gov/news/joint-nasa-cnes-water-tracking-satellite-reveals-first-stunning-views
https://sealevel.nasa.gov/understanding-sea-level/global-sea-level/thermal-expansion
https://sealevel.jpl.nasa.gov/data/el-nino-la-nina-watch-and-pdo/overview/

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