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ラグビーW杯注目の一戦!エディーVS世界最強軍団まもなく。

W杯はまだ終わりじゃない

決勝トーナメントで南アフリカに敗れ、ラグビー日本代表のワールドカップは終わりましたが、準決勝2試合、決勝、3位決定戦と、大会はまだあと4試合残っています。

注目は今週土曜日に行われる、イングランド対ニュージーランド

異論はあると思いますが、『ラグビーは3つのルールで熱狂できる』編集担当が推す、今回の優勝候補はイングランドなんです。

現在世界ランキング2位のイングランドと世界ランキング1位「オールブラックス」がぶつかるこの1戦は“事実上の決勝戦”になるとみています。

両チームは昨年テストマッチで対戦していて、そのときは15対16とわずか一点差でイングランドが敗北。

策士エディーは何かを仕掛けてくる

じつはイングランドを率いるのは、元日本代表ヘッドコーチ・エディージョーンズです。

2015年W杯後、イングランドのヘッドコーチに就任し、一時テストマッチ17連勝を達成するなど、“ラグビーの母国”を見事に立て直しました。

フィジカルなプレーと、効果的なキック戦術で、派手さはないもののここまで安定した戦いを見せています。

エディーは策士として知られ、メディアを通して相手に心理的プレッシャーを与えることを好みます。以前、ウェブマガジンのインタビューで、こう答えていました。

「私は代表チームの監督として、自分の力でできることは全てやる。メディアを通じて、相手に心理的なプレッシャーを与える。これで勝つ可能性が少しでも上がるなら、私は敢えてそれをする」(『プレッシャーの力』より)

そして今回、ニュージーランドに対してもメディアを通して揺さぶりをかけています。BBCの記事を読んでみましょう。

「誰も我々が勝つと思っていない。ニュージーランドは、プレッシャーに向かって進むという言い方をするが、プレッシャーは今週、ニュージーランドを追いかけて行くはずだ」
「向こうはW杯3連覇への期待というプレッシャーと向き合わないといけない。あちらの偉大な監督と主将にとっては最後の試合かもしれないし、そういったことについてもいろいろ考えるだろう」
「そうした考えが頭の中を行き交う。W杯の連覇はいつだって大変だ。向こうはそういうことも考えるだろうし、だからこそプレッシャーになる」
「だから我々にプレッシャーはない。素晴らしい週にして、それを楽しんで、リラックスする。激しい練習をして、手にしたこの大きなチャンスを楽しむだけだ」

と独特の言い回しで、W杯3連覇がかかっているニュージーランドには見えない重圧がかかっているとチクリ。

おそらくエディーの中ではもうゲームが始まっているのでしょう。そして26日、ピッチでもエディーは先手を取り、何か“奇策”をしかけてくる気がしてなりません。

「にわかラグビーファン」も、この世界最高峰の戦いをぜひお見逃しなく!

NHK総合での中継が予定されています。まだまだラグビーに熱狂していきましょう!

※本マガジンは毎週金曜日更新予定です。


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