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ストレスを消せ②

前回のおさらい。

ストレス=そこらじゅうにある「刺激」
適度はいいけど、過度はダメ。
うまいこと付き合えば人生楽しい。
<ストレスの公式>
ストレス(S)=ストレッサー×ストレス反応
ストレッサー:ストレスの原因/要因のこと
ストレス反応:ストレッサーによって引き起こされた反応

ストレスは、ストレッサーに比例する。

ストレス(S)=ストレッサー×ストレス反応
S1=上司×お腹がいたくなる
S2=取引先にプレゼン×眠れなくなる
S3=暑さ×汗が出る
S4=寒さ×ふるえる
S5=告白される×動悸が激しくなる
S6=褒められる×顔が赤くなる

ストレッサーがゼロだとすると「0×ストレス反応=0」なので、ストレスもゼロになる。S1は上司か自分が異動すればゼロ。S2はプレゼンのない日はゼロだ。

このストレッサーも当然強度があって、その強さが20とか30とか大きくなれば、それだけストレスも大きくなる。公式が掛け算になってるのは、そういう意味だ。

ストレッサーの大きさは、時間も関係する

ストレッサーには、当然強度がある。以下の事例を見よう。

1)仕事で大チョンボして大赤字=ストレッサー強度100
2)新しい上司が口の悪い上司に=ストレッサー強度2

スライド1

赤字の金額にもよるが、自分の大チョンボの時点で強度は半端ない。それが赤字につながるとなると、刺激的すぎる・・・・。

口の悪い上司は強度2なので、最初はそれほど気にならなかったが、1ヶ月の営業日20日一緒にいたら2×20=40に膨れ上がる。

だから、公式を細かくすると

ストレス(S)=(ストレッサー強度×時間)×ストレス反応

上記の例だと、新しい上司が着任してから2ヶ月半=営業日50日が経過すると強度2×50日で、シゴト大チョンボと同じストレス強度100になる。3ヶ月も経つと、逆に上回ってしまう。この時間の経過とともに大きくなっていくストレスこそ、気をつけなくてはならない。

それは、軽度のストレスは習慣化してしまうと、認識しづらくなるからだ。軽度ストレスの蓄積も、体にはとってもよくない。

例示した上司の例だと、ほっといたら5ヶ月経過時点で、大チョンボ赤字の2倍のストレスになる可能性もあるからだ。これは危険だ。習慣なので気づきにくくなっているから、余計に厄介だ。理由がそれだとしても「今さら?」って感じだろう。しかし、それがストレッサーならば、理由は口の悪い上司だ。軽い嫌味でも、浴び続けるとしんどくなる。

もちろん、これが最初からストレスにならない稀有な人や、ある瞬間に開眼してゼロになるケースもある。私も開眼した一人だ。どうやったかというと、二言目じゃなくて「ひとこと目に嫌味が飛んでくる」と認識し、嫌味を言われたら心の中で「おはようございます」と言ってやり過ごすことにした。つまり、この上司の言う嫌味は挨拶と一緒だと割り切るようにした。

上司は嫌味を言うことで満足するので、次の話題にすぐ移っても全く問題がなかった(笑)。

嫌味や罵詈雑言に対抗するスキルは「スルー」が一番だ。ただ、まともにスルーすると火に油を注ぎ、我が身が炎上する場合がある。上手にスルーするテクニックは磨いておこう。

ストレッサーを認識せよ

とにかく、ストレス社会でうまく生きていくには、ストレッサーを見つけることが大事であり、見つけたら放置しないことが肝要だ。最初は小さくても、チリも積もればなんとやらで、気づいたときには心に大きな黒いヤマができあがっているかもしれない。

スライド1

今日は、ここまで。

そろそろ「ストレッサー」という言葉が馴染んできたかな? この2回はそれが狙いです。ストレスをどうにかするには、ストレッサーを正確に認識することが大事なのです。「原因は、なんとなくアレな気が・・・」だと、見過ごすし、対処もできません。

つづく・・・




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