Desire to Fall
ゴーグルの向こう
夏が落ちて
無限の風が行くたび 少しずつ
体が砂に沈んで行く
不意に訪れる睡魔の指先を
甘噛みしながら
このまま埋もれて行けばきっと
誰の目に止まることもなく
私は
地球の一部と化すだろう
眠り続ける数百年 数千年
それとも数万年
やがて私が砂となり
こうして誰かの背中を掠って行く時
その人の心にも
同じ夢を生むことが
出来るだろうか‥
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