#340 留守電聞かずに折り返す
携帯を見ると「留守電メッセージ」が。
メッセージ内容を聞いて、その件で折り返し電話をする。
とまあ電話をスムーズにするための気遣いだと思っていました。
そう、過去形です。
そうではなかったのだと思わせられる出来事が。
不動産会社に電話をしたけど不在だったため留守電を残しました。
その2時間後に折り返し電話がきました。
「お電話いただいてまして失礼しました!何の件でしょうか?」
そう、留守電を聞いていないのです。
ちなみに連絡した不動産会社というのは何度も電話をしている関係ですので、新規で連絡をしたとかそんなんじゃありません。
そして留守電を聞いていないというのはこの1社に限らず、他の会社もそうなんです。
え、メッセージ聞いてから折り返すのが普通なんじゃないの?と思っていたわけです。
「普通」というのはここでは「マナー」であると定義させてもらいます。
だって、留守電で必要事項を話したのだから、その留守電を聞かずに再度相手に要件を伺うのは、相手に同じことを2回しゃべらせるということになるのだから、相手にわずらわしさを与えてしまうと考えていたからです。
もし相手が上司だとしたら、同じことをするでしょうか。
「なんで留守電聞いてねぇんだよ、内容伝えたんだから確認してから折り返し寄越せよ。」
そんなセリフが飛んでくると想像をしてしまいます。
業界特有のものなのか。
そんな不思議な経験をしました。
「メールの件について教えてください」
別ですが、似たような話がもうひとつ。
今度弊社から新サービスをリリースするので、その告知でメールを送信。
内容や使い方等はメールに記載をしていました。
すると1件の電話が。
「メール見ました。新サービスの内容について教えてください。」
「もちろんです。何を知りたいですか?」
「いつからスタートしますか?」
「○月○日です。(メールに書いてある・・・)」
「手数料はいくらですか?」
「○%です。(メールに書いてある・・・!)
「どうやって使うんですか?」
「メールにマニュアルを添付しています。そちらは見ていただけましたか?」
「いや、まだです。」
なんやねん。
まずメール見てざっくり書いてあるんだから把握できるでしょ。
そのうえで分からないことあれば電話もらうならまだしも、何のための電話だったんや。
行きついた答えはこれ。
めんどくさいことがきらい。
留守電を聞くことは、聞くための時間がもったいない、めんどくさい。
メールで全体の内容を把握するのがめんどくさい、電話で聞いた方が早い。
そんなところでしょうか。
ビジネスマナーが通用しない特殊な業界です。
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