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習うより慣れろとはよく言ったもんで

格闘技とYouTubeを席巻している朝倉兄弟。

特に兄に関しては「路上の伝説」という異名を持つように、ケンカをたくさんしてきた方。

プロになるまで(なってからも)ちゃんと格闘技を習っているわけではないらしい。
節制をして、まともにトレーニングするのは試合の2週間前からのようで、決してバキバキではない身体がその諸々に説得力を持たせる。

でも、負けない。強い。

闘った相手からは「技を出すタイミングが独特」と言われていたりする。
「パンチとかキックってこういうもの」と習ってからではなく、ケンカという実践から得たものなので理論が通用しないのだと思う。

また、試合が決まったら、とにかく相手を研究するらしい。トレーニングをしない代わりに。

これら、すごく芯を食っていると思っていて、許容されてきている考え方であり、勇気づけられてもいる。

僕は「ひとり広告代理店」を名乗っているが、広告代理店で働いたことはないし、仕事(試合)の臨み方も近い。アプローチが独特とも言われる。

許容されてきていると書いたけど、昔からわかっていたことだと思う。
受験英語を勉強しても英会話できないみたいな。

理論はなくてはならないものだと思うけど、現場では能書きとも言える。
事件は会議室で起きていない。

それに、ある種の安心材料だと思っている。
なぜそうなったのか(なりそうなのか)を説明されると安心するし。

たとえ言葉でも安心したいから、実践派に直接何かを依頼することに躊躇しがちな印象。間接的なお声掛けが多い。

「理論派が実践できるようになればいいじゃん」「実践派は理論を身に付けなよ」と思う人がいるかもしれないが、そんな簡単なことじゃない。それぞれポリシーがある。

ベストはその両者が組むこと。
短所を埋め合い、長所を伸ばそう。

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