【ダイエット】一番、食べちゃいけない物(小麦製品)

パーソナル指導をする際、
食事に関してもアドバイスしています。
もし、
「どうしても食べちゃいけないものを
1点だけ教えてください。」

と言われたら、
僕は迷わず「小麦製品」と答えます。
それはなぜか?
理由は大きく2つです。

⒈ 血糖値への影響

何を食べても、必ず血糖値は上がります。
ただ、急激に血糖値をあげるものは要注意。
高血糖の状態が続くのは、
あらゆる生活習慣病につながります。
(※もちろん、”肥満”にも!!)

なので、あまり血糖値を上昇させない食品を選ぶべきです。
その時の指標として”GI値”というものがあります。
GI値とは、

”食品の炭水化物50グラムを摂取した際の、
血糖値上昇の度合いを、ブドウ糖(グルコース)を
100とした場合の相対値で表す。
血糖値の時間変化をグラフに描き、その曲線が描く面積によってGI値を計算する。
GI値=(「試料」摂取時の血糖値上昇曲線の面積/「ブドウ糖」摂取時の血糖値上昇曲線面積)× 100”
(ウィキペディアから抜粋)

この数値が70以上の食品を高GI食品と区分します。
つまり、なるべく食べない方がいい。
主な高GI値食品は、

食パン=90
精白米=85
うどん=85
もち=85
そうめん=80

炭水化物(=糖質)が多い食品。
僕らが日常で主食として食べているものですよね。
小麦製品の代表格、「パン」はお米よりもGI値が高い。
一番、血糖値をあげてしまう食品といえます。
なので、これを回避するだけでも、
結構な変化が期待できます。

また、リストを見ると気がつくと思いますが、
製粉や精白された穀物がGI値が高いです。
なので、ここを改善するのも手段の一つです。
お米なら、玄米食に。
小麦なら、全粒粉に。

など、種類を変更するのもアリだと思います。

⒉ 腸への影響

小麦に含まれる「グルテン」というタンパク質の一つ。
これが腸に対して悪さをします。
グルテンは、ノリの様にネバネバした成分です。
(英語のグルはノリの事です。グルテンはその語源となったラテン語だったと思います。)
これが、パンやピザ生地を作る際の、
独特の粘り気や食感を出してくれるわけですが、
一方で、この成分は人の消化酵素で分解できないものも一部あり、
それらが腸の内壁にへばりついてしまう。
そうなると、人は”異物”だと判断するので、
腸の内壁もろとも、免疫反応で攻撃をします

そして、腸の中に炎症がおこる。
腸内環境が悪くなってしまうため、
セリアック病やリーキーガット症候群などと言われる過敏性腸症候群をはじめとした様々な病状が現れます。

最近、グルテンフリーという言葉もよく聞くと思います。
腸の状態が悪い事で、アレルギーのような症状が起こる。
グルテン(小麦)を控えるだけで、かなりの部分が改善されるわけです。
血糖への影響ももちろんありますが、
僕が小麦を控えて欲しい理由は、こちらがメインです。

もし、特に理由が見当たらないのに、
「ちょっと、体調が悪いな。。。」
とか、
「ちょっと、気分が滅入るな。。。」
などの症状があるのなら、
グルテンフリーに挑戦する価値はあると思います。

まとめ

小麦製品を控えるメリットは、
・血糖値への影響を少なくする
・腸内環境の悪化を防ぐ

この2点です。
ダイエットへの効果を期待するのは、もちろんですが、
腸内環境が良くなるのは、健康面にも大きな期待が持てます。
パンやスイーツ、そして麺類。
小麦が多く含まれる食品です。
みなさん好きですよね。。。
でも、これを控えると得られる効果は大きい。
小麦製品を控える。
これだけでも、挑戦してみてください。

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