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人を育てるということ

唐突ですが

私、定期的にバスケットを行っております。
クラブチームに所属しており、バスケの技術面はもちろんですが、人格形成やビジネスについてもたくさんの学びがある場であり、自分にとってなくてはならない場となっています。

そんな時
「息子がバスケを始めだして、どのように教えたら良いか分からない」
と、チームメイトの一人が相談していました。

相談された別のチームメイトの回答は
「特に技術を教える必要はない」

とのことでした。
私は頭の中で「???」と疑問に思っていましたが、その後の回答が個人的に秀逸。とても腑に落ちる内容でした。

「子供の頭では大人の言うことを理解はできない。
それよりも『バスケは楽しい!』と感じてもらうことが大事。
フォームなんてどうでもいい。
シュートが入ったら
『すごいやんか!良く決めれたね!』と褒める。
バスケが終わったら
『〇〇くんすごかったな!楽しかったな!またやろう!』と、
楽しかったことを言葉に出してあげる。
お風呂に入っている時に
『今日はどこが楽しかった?』と、
今日起きたことを反芻させる。その繰り返しで良い」

できないことを教えるのはナンセンスで、指摘されると大人でも億劫になってしまう。それが子供ならなおさらそうなる。
だから、バスケをすること自体が楽しくて素晴らしい!
と、伝えてあげればそれでよいとのことでした。

そうすれば自分で学ぶようになり、聞いて来るようになり、その時こそ大人が手を差し伸べてあげる時だそうです。

これは例こそ子供のバスケの話でしたが、仕事やその他の場面でも同じことだよな。できてないよな。と、ふと思いました。

何か仕事で手伝ってくれようとしている人は、誰も邪魔しようと思ってる人はいません。でも、

「一人でやった方が早いから」
と、つっけんどんに返してしまったり

「やってくれるのはありがたいけど、ここ間違ってる」
と、指摘してしまったり。

自分もこういったことをしてしまいがちだよな、と反省させられました。

手伝ってくれようとしたらお願いする。感謝の言葉を伝える。
一緒に仕事できて楽しかったと、振り返りを伝える。
相手が何をしたかったのか、どういう意図で動いてくれたのを尊重する。

確かに時間はかかるけれど、こうすれば皆積極的に動いてくれるようになるし、長期的に見れば自分が楽になるよなと。

ちょっとしたことですが良い学びでした。

誰に伝えたいでもなく、自分のための備忘録に。

最近は醸造以外の側面にもいろいろと興味が持てて楽しいです。

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