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12月3日 The New Entrepreneur 新起業家時代

おはようございます。今日も #ドラッカー #365の金言  より人生とマネジメントを深めてみませんか。

本日 #12月3日  のテーマは #The_New_Entrepreneur  

#新起業家時代  

#歴史は循環する 。  #だがもとの位置に戻ったかに見えても内容はより高次のものとなる。  #それは螺旋状に動く。

 今日、再び起業家精神を強調すべき時代に入った。ただし、それは一世紀前のような一人の人間が起業し、マネジメントし、支配する起業家精神とは異なる。それは新事業のために組織を使い、方向づける能力である。
 今日必要とされているものは、過去80年間に培ったマネジメント能力の基盤のうえに、起業家精神の新たな構造をつくる能力である。歴史は循環する。しかし、もとの位置あるいは昔の問題に戻ったかに見えても、内容はより高次のものとなる。それは螺旋状に動く。
 起業家精神も、個人の起業家の段階を経た後、組織を使った高次の起業家精神の段階にいたる。これからの企業は起業家としての能力を必要とする。しかもその起業家精神は、日常のマネジメントが行なわれている既存の組織において発揮されなければならない。(『断絶の時代』)

ACTION POINT
#組織に起業家的な文化を根づかせてください

手元にある「断絶の時代」1969(昭和44年)版の訳(3 革新的“企業家“ 56ページ)を見ると、

 “歴史というものは、しばしば観察されるように循環的に動いているものであり、あるものは以前の位置に戻り、昔の問題に立ち帰るが、その時それはさらに次元の高いものとなっており、螺旋状に動いているのである。このようにして次元の低い段階、すなわちたった一人の企業主の段階から出発して、経営者への段階へと進み、そして今や次元は高いが再び元の企業家精神に戻ろうとしている。“ (『断絶の時代』 3 革新的“企業家“ 56ページ)

歴史の循環的進化と記してありました。

技術変化の方向とその速度を予測して、技術の発展が提供する機会を利用することがビジネスチャンスになる、と学びました。このことをはじめて知ったのは、ヘーゲルの弁証論を語っていた田坂広志さんの講演からでした。

もともと、「ヘーゲルの弁証法」にある哲学だそうだ。

特に、彼の弁証法の主要なテーゼ、「事物の螺旋的発展の法則」は、我々に、歴史の発展のプロセスについて、深い洞察を与えてくれる。(上記記事より)

https://ja.wikipedia.org/wiki/止揚

“古いものが否定されて新しいものが現れる際、古いものが全面的に捨て去られるのでなく、古いものが持っている内容のうち積極的な要素が新しく高い段階として保持される。
このように、弁証法では、否定を発展の契機としてとらえており、のちに弁証法的唯物論が登場すると、「否定の否定の法則」あるいは「らせん的発展」として自然や社会・思考の発展の過程で広く作用していると唱えられるようになった。”(Wikipedia 「止揚」より)



“「事物の螺旋的発展の法則」。これは、世界は右上がり一直線に発展するのではなく、螺旋階段を登るように発展していくという法則。横から見れば、上に登っていくため進歩・発展していくが、上から見れば、一周回って元の位置へ戻ってくる。すなわち、古いものが復活・復古してくるのです。しかし、それは螺旋階段であるため、かならず一段、高い位置に登っている。例えば、インターネットのオークション。これは、昔懐かしい「競り」の方式が復活してきたものです。かつては数百人相手の取引が限界でしたが、現在では、ネットを使うことによって数百万人を相手に取引ができるようになりました。(上記講演録より)

 かつての「競り」がインターネット技術により「ネットオークション」へ。

 かつての「出前」が非正規雇用やタクシーの空き車とインターネット技術によりUberEatsや出前館などの「デリバリー事業」へ。そして、デリバリーを前提として、客席なしでキッチンで調理した料理を宅配専門で販売する飲食レストラン=「ゴーストレストラン」という新業態も生まれています。

 初めは奇異に感じたことが、慣れていき、定着していき、いつの間にか、昔から有ったもの、として定着する。

そんな変化が日々生まれています。今日もやっていきましょう。


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