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大きいことはいいことか? 8月2日 Being the Wrong Size 規模の不適切さ

8月2日 金曜日になりました。
今日の #ドラッカー365の金言  のテキストも『#マネジメント-課題・責任・実践』より。手元の1974年版では、下巻 55章 不適正規模について 477〜501ページより



今日のテーマ:
#Being_the_Wrong_Size (間違った規模であること)
#規模の不適切さ

今日の金言:
#不適切な規模とはニッチのありえようのない規模である

今日のACTION POINT:
#あなたの組織の規模は不適切ではないでしょうか
#そうであるならばニッチをつくり出すことを考えてください

不適切規模は企業を退化させる病気である。この病気を治療し、適正規模の企業、達成可能な収入で必要な活動を維持できる企業に蘇らせるためには、抜本的な措置が必要不可欠である。

同書、1974年版 下巻 483ページより

この問題に取り組むのに利用できる3つの戦略があるとドラッカー。

  1. 最も困難ではあるが、最も実り多いと思われる戦略は、「自社の性格を変える」よう試みること。自社の性格を変えて、何らかの特徴を身につけること。

  2. 第2の、そして、それほど危険ではない戦略は「吸収合併または買収」によって規模問題の治療を試みること。

  3. そして、第3の戦略は、「売却、不採算部門の切り捨てないしはシステマティックな縮小」である。

「規模の経済が働く」という言葉がある。コンビニチェーンやレストランチェーンに対して言われる言葉であるが、規模の経済が限りなくどこまでも働くわけはない。どんなことだって限界はある。大量購入すれば原材料費は安くなる、とはいえ、限界はある。その限界を超えてまでサービス提供すれば、それは逆に非効率になりますよ、規模を見直した方がよろしいんじゃないでしょうか?という提言です。

まあ、非効率になるまで規模拡大し過ぎた例は、稀であるがゆえ、その「落とし穴」に気づかない経営者や組織リーダーは少なくない。

例えば、年金機構や厚労省なんて、そんなふうになっているような気がするが、どうなんでしょ?

今日も暑さには気をつけて。お元気で、良い週末をお迎えください。ではまた!

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