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大人になってからの英語学習

学生時代、私は英語が苦手でした。
受験のときは単語帳を暗記して、単語を文章に当てはめ、なんとなく意味と汲み取る…という方法で凌いできました。

社会人になるときに受けたTOEICの点数も散々(380点)。

そんな人間が英語について何を語るんだと怒られるかもですが(笑)、大人になってから英語学習を始めた経験について紹介しようと思います。

TL;DR

今回の趣旨は下記の三点です。
以下では私の経験を踏まえて、どうしてそう考えるのかをご説明します。

・興味のある分野からはじめる
・英語ができる人の表現を真似る
・相手が間違えることも理解する

大人になってから勉強をはじめるメリット

学校教育では必要な基礎を習うので、授業は学習指導要領通りに進んでいきます。
これらは基礎なので重要ですが、個々人の向き・不向きによって点数に差がついてしまいますし、苦手なものも頑張って学ぶ必要があります。

一方、大人になってからは趣味や興味で自由に勉強することができます。
英語だろうと、歴史だろうと、はたまたプログラミングだろうとやりたいことを選べます。
やりたいことなので、モチベーションが継続しやすいですし、学校教育で基礎が身についてる分、学生時代以上に効率よく学べます
今は情報共有サイト、YouTube など、オンラインでも情報が手に入るのもありがたいですね。

そして、学んだ内容が仕事や趣味に直接フィードバックしやすいです。
学んだことが目に見えて成果につながると嬉しくなります。

知り合いを含め、世の中でバリバリ活躍してる人は勉強好きな人が多い印象を受けます。
勉強の力はすごいです。

興味のある分野からはじめる

英語の話に戻ります。

科学や歴史などとは違い、英語は言語です。
つまり、「様々な共通認識を表現するための手段」です。
当たり前ですが、知らないこと(頭に思い浮かべられないこと)は、日本語だろうと英語だろうとわかりません。

私は Podcast でよく NHK world news と CBC news を聞きます。
前者は主に日本のニュース、後者はアメリカのニュースですが、日本のニュースの方が理解しやすいです。
アメリカの裁判や上院・下院の話をされてもまったくわかりません。
一方、日本語で知っていたニュースだと、英語でもすんなりと頭に入ってきます。

上記を踏まえ、英語学習の取っ掛かりとして、まずは興味のある分野からスタートすることをおすすめします。

基礎を理解している領域であれば、知っていることがただ英語で書かれているだけです。
知らない単語や表現があってもそれなりに読めます。
そうやって文章に触れながら、その分野特有の単語や表現に触れていくことで英語力は鍛えられます。

英語で文献を調べるようになると、アクセスできる情報量が非常に多くなります。
その際、私はなるべくたくさんの文章に触れるように心がけています。
ひとつひとつの単語や表現をわかるようになるまで精読するよりも、文章全体の論点を意識して読むようにしています。
これは、英語は情報にアクセスするためのツールとして活用し、その先にある興味のある分野の情報を手に入れることを目的としているためです。

まだまだわからない文章・表現は多々ありますし、間違って理解していることもあるでしょう。
ですが、興味ある分野なので、毎日英語を読んでいても飽きないのがメリットです。

英語ができる人の表現を真似る

Twitter を眺めるといろんな人、会社が英語でツイートしています。
YouTube や TED でも英語音声の動画がたくさんあります。
そう言ったツールで見かけた、英語ネイティブや英語がうまい人の表現はなるべく真似するように心がけています。

幸いにも私の今の職場にはイギリス人が三人います。
彼らの使う英語をいつも参考にしています。

「学ぶ」ことは「真似ぶ」こと。
上手な人を参考にすることに何も恥ずかしいことはありません。
真似をして、自分もできることになれば自然と自分の型ができると思います。

去年の夏、アメリカ旅行の際に店員から言われたことを思い出します。
「君の英語、少しフランス訛りだね」
同僚のフランス人がすごく気さくで、私は彼とよく話をします。
知らず知らずに彼の表現やイントネーションを真似していたんでしょう。
日本人でありながらフランス訛りの英語を話す、これが今の私の型なのかもしれません。

良いと思った英語表現はどんどんパクってみてください。

私は、外国の人に納豆を紹介するときは、Duo 3.0で学んだ、
"Natto smells awful, but tastes terrific."
を丸パクリしています。
そしていつの日かサンフランシスコに行った際には New Horizon で学んだ、
"Could you tell me the way to Fisherman's wharf?"
を使うことを夢見ています。

相手が間違えることも理解する

当たり前ですが、英語がうまい人だって間違えますし、言い澱むこともあります。
我々だって日本語を誤用したり間違えるんですから、それが普通です。

日常の話し言葉は書き言葉よりもっと砕けてますし、SNS で使われる表現は五文型(SVOCとか)とはかけ離れた形になってることもあります。

学校で習った形にこだわり過ぎると、英語の理解が難しい場面が多々あります。
日常生活は、学校の教科書みたいに精査されて作られていません。

ある時、床屋で髪の毛の量を減らして欲しいと思い、
"Reduce the volume, please"
とお願いしたら香港人の店員が「?」という感じだったのでボディーランゲージも駆使してコミュニケーション。そしてなんとか、
"Ah, skim??"
と言われました。
間違ってたのかなぁ…と思い、気になって調べたところ…

別に間違ってなさそう。
ただ、相手がその表現を知らなかっただけです。
でも良いんです。
英語とボディーランゲージというツールを駆使して、店員とちゃんとコミュニケーションをとることができました。
そして髪型はきっちり香港人仕様になりました。

日本人は英語に自信を持てない傾向があると思います。
だから自分の英語が間違ってるんじゃないかと考えてしまいがちです。
ですが、相手だって間違うこともあるし、知らないこともあります。

大事なのは、わからないことは聞いて、コミュニケーションをとることだと感じます。

まとめ

少し長くなってしまいましたが、おさらいです。

興味のある分野からはじめる
自分の興味ある分野の情報を得るために英語をツールとして利用します。
その分野でよく使われる単語や表現を学びながら、論点をつかみます。

英語ができる人の表現を真似る
良いなと思った表現はどんどん使いましょう。
Twitter 等で外国の有名人をフォローすると生きた英語を勉強できます。

相手が間違えることも理解する
相手が間違っているときや辞書にないような言い回しはどんなに考えても、調べても分かりません。
わからなかったら正直に聞いてみましょう。



学校英語ができなかった人間が、大人になってから英語に少し真面目に取り組んでみています。
まだまだわからないことだらけですが、引き続き勉強していきたいなと思います。

ここまで読んでくださり、ありがとうございました。

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