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【開催レポート】初夏のオープンキャンパス2022Day1に潜入!現役プロの教授陣が語る「これからの戦い方」。

2022年5月15日、デジタルハリウッド大学[DHU]では「初夏のオープンキャンパス2022 Day1」を開催しました。

DHUでは春・初夏・夏・秋と季節ごとに異なるコンセプトでオープンキャンパス(OC)を行っていますが、初夏OCのテーマは「現役プロによるデジタルハリウッド大学の授業を体感!」。Day1のプログラムを見てみると、たしかになにやら楽しそうな体験授業ばかり……!

今回、DHU note班はこの日行われた4つの体験授業すべてに参加してきました。

※初夏のオープンキャンパス2022Day2は、6月12日に開催予定。現役プロの教員陣の授業を受けたい!という方はぜひ視聴予約を。

《6月12日のオープンキャンパスのご予約はこちら》

まずは体験授業1コマ目、「3DCG」の授業です!

【3DCG】ハリウッド映画で必須のエフェクト[特殊効果]を徹底解説!!

CGデザイナーになったのは「横文字の職業に憧れたから」と話す小倉先生。千葉工業大学を卒業後、格闘ゲーム『デッドオアアライブ』や映画『劇場版銀河鉄道999』CG制作をはじめ、VFX、ショートムービー、VRなど幅広い分野を手がけています。

そんな小倉先生が今回教えてくれるのは、CG制作ソフト『Maya』を使ったエフェクト(特殊効果)のつくりかた。Marvel最新作『ドクター・ストレンジ』を題材に、CGの合成技術について解説いただきました。

▲「今日は、ドクター・ストレンジの背後にある炎のサークルのようなエフェクトを作ります!」と小倉先生。いきなり?きつくない?

今回紹介するエフェクトは「Particle(パーティクル)」。Particleとは粒子のこと。炎や水、煙といったすぐ形が変わってしまうもの、雨・雪・ちりといった大量にあるものを表現するための技法です。

▼Particleを使った3D技術の例として小倉先生が挙げたのがこちら。リアルなものにしか見えない…。

「じゃあ作りますよ〜」と、おもむろに「Maya」を起動する小倉先生。

▲Mayaの初期画面。
▲小倉先生:「まず、炎のサークルの軸となる輪っかをつくります」
▲小倉先生:「輪っかに対してParticleを与えます」
▲小倉先生:「色をつけ、二次的なParticleを与えます」
▲小倉先生:「そんなこんなで炎のサークルの完成です!」

CG制作は専門外のnote記者、仕組みを完全には理解できませんでした…。が、何もない空間から魔法のようなエフェクトが作り上げられていくさまには興奮!「こんなの作れるようになりたいな」「Mayaといったツールの使い方はどこで勉強したらいいんだろう」と気持ちが湧き立ちました。

「CG制作に興味のある人はぜひDHUへ来てください。最新設備と私が待っています」。小倉先生のこんなコメントで30分の体験授業は締めくくられました。
参考:CGクリエイターとは?(DHU公式サイトへ)

【コミュニケーションデザイン】やりたかったことが見つかる「自分だけの肩書き」のつくりかた

次に取材班が潜入したのは、株式会社電通でクリエーティブ・プランナーとして活躍されている、鈴木雄飛先生の授業です。

DHUでは広告企画や発想法についての授業を担当する鈴木先生。3〜4年時の学生が所属することになるゼミも担当しています。鈴木ゼミでは「オリジナルで、課題解決せよ。」をテーマを指導されているとのこと。

▲鈴木先生が担当するゼミの公式Webサイト

今回の体験授業のテーマは、やりたかったことが見つかる「自分だけの肩書き」のつくりかた

「自分だけの肩書き」とは一体…?

授業の冒頭で紹介いただいたのは、将来や今後のキャリアを考えるうえで活用できるツールである「Will・Can・Must」のフレームワークです。

▲Will(やりたいこと)・Can(できること)・Must(求められること)、この3つが重なることを考えるためのフレームワーク。

Will・Can・Must、すべてが重なる自分だけの「ど真ん中」を考えよう、と鈴木先生は言います。その「ど真ん中」をひとことで表すのが「自分だけの肩書き」です。

▲「内省伴走家」とは、「みんながやりたいことを一緒に考えて、やれるように伴走する」という鈴木先生自身のWill・Can・Mustが表現された肩書き。

なるほど、note記者も「自分だけの肩書き」がほしくなってきました。でも、どうやって肩書きをつければいいのでしょう?

そう頭を抱えていると、鈴木先生はWill・Can・Mustのど真ん中を絞り出し、「自分だけの肩書き」を見つけるための6つの問いを教えてくれました。

みなさんも考えてみましょう↓

《Canを考えるための質問》
Q1. 誰に言われなくてもついやってしまったり、やめてと言われてもどうせしちゃうことは?
Q2.2人以上の人から得意/すごいと言われたことがあることは?
《Mustを考えるための質問》
Q3.我を忘れるほど強い怒りを感じたり、涙を流すほど悲しいと思うことは?
Q4.いつまでも割り切れないコンプレックスや思い返せばずっと戦ってきたことは?
《Willを考えるための質問》
Q5.こんな瞬間が何度も訪れてほしいと思うこと、これさえやっていけたら幸せだと思うことは?
Q6.死ぬまでにこれだけやっておかないと人生後悔しそうだと思うことは?

これらの問いに対する答えから「自分をあらわすキーワード」を導きます。そして、そのキーワードに「自分が憧れる職業・キャラ」を組み合わせることで、「自分だけの肩書き」を作ることができます。

授業に参加した方が考えた肩書きは、「個性を大切にするエンジニア」「爆発的裏方」「優しい桜井政博」「メンクイ五条悟」などさまざま。

鈴木先生によると、「肩書きをつけきることが大事というよりは、6つの問いを考え続けることが大事」。読者のみなさんもこの言葉を念頭におきながら、自分のやりたいことをいっしょに探していきましょう!

【プログラミング】プログラミングが社会を変える。ゲーム開発者が作る未来とは?

饒平名(のひな)先生は、チームラボやサイバーエージェントなどの空間演出やアニメ・ゲーム制作にも参加されている第一線のプログラマーです。現在は某大企業でXR(クロスリアリティ)デバイスの開発を行わっているとのこと。

▼XRって?と思われた方は、DHU公式Webもあわせてご覧ください。
VR/AR・メディアアート|学部紹介

饒平名先生は、世間のプログラミングに対するイメージは実態と少し違っている、といいます。

たとえば、「勉強が得意じゃないとできない」というイメージに対して、饒平名先生は「プログラミングは、いわゆる学校の勉強とはまったく異なります。なので、勉強ができるかどうかはあまり関係ありません。ただ、音楽や芸術と同じく、一芸という感じなので、人によって向き不向きはあります」と話しました。

印象に残った饒平名先生の言葉が「多くの人は、大学でプログラミングを本格的に学び始めるのでスタートラインが一緒。そこから貪欲に学ぶかで伸びしろが決まります」というもの。

プログラミングは「学びたい」と思ったときがスタートライン。あまり学校の勉強が得意でなかったnote記者にとって、勇気づけられる言葉でした。

▲饒平名先生の担当授業「ゲーム開発演習」で、在学学生が作ったアニメやゲーム。
レベル高っ…!

「プログラミングは表現方法で、道具である」と話す饒平名先生自身、プログラミングでゲームからアニメ、デジタルアート、ライブイベントと、さまざまなコンテンツ開発をされています。クライアント(顧客)もサイバーエージェント、チームラボ、NAKEDといったビッグネームがずらり。

「プログラミングって、なんでもできるじゃん!」と可能性を感じる授業でした。

【映像制作】現役カメラマンが語る「世界での戦い方」

最後に、映像制作の授業に潜入します!

担当の大島純先生は、学生時代に米国アカデミー賞にて金賞を受賞された経歴をもち、GoogleやSonyといった世界的企業の映像制作を手掛けるクリエイターです。

映像制作にセンスはいらない。学べば誰でも作品を作れる」と話す大島先生。先生自身も、32歳から映像制作を学び始めたらしく、説得力がすごい……!

今回の体験授業では、主に映像制作の基礎となる映像(写真)の構図について教えていただきました。

▲構図の基本は「3分割」。
「縦・横の線が重なるところに被写体を置くことで、バランスが取れた構図になる」(大島先生)
▲ほかにも、遠近法の撮り方だったり、
▲撮影する視点によって与えられる印象について教えていただきました。
ハイアングルでは、被写体が小さく見え、落ち込んでいる感じや無力感が演出できます。

「自分のワクワクする、楽しめることを仕事にしてもらいたいと思います。どんな仕事も大変ですが、自分がワクワクできることだったらずっと楽しんで続けていけると思います」(大島先生)。

ワクワクする=Entertainment. It's everthing. DHUの教員ならではのコメントだなあ、と感じたnote記者でした。大島先生のファンになった高校生も多かったのではないでしょうか?

以上、「初夏のオープンキャンパス2022Day1」の体験授業レポートでした。いずれの授業も30分とは思えない密度で、取材そっちのけで楽しんでしまいました。

「DHUの授業、おもしろそう!」「ほかにはどんな先生がいるんだろう?」と感じた方は、6月12日(日)に開催される「初夏のオープンキャンパス2022Day2」にご参加ください!

「アニメ映画でリアルな英語を楽しく学ぼう!」「先端物理学で読み解くSF(サイエンスフィクション)映画の真意」など、こちらも楽しそうな授業がラインナップされています。

《6月12日のオープンキャンパスのご予約はこちらから!》

キャンパスPRプロジェクトによる授業レポート

体験授業にはオープンキャンパスを盛り上げる在学生チーム「キャンパスPRプロジェクト」の白川さん、林さんも参加。授業の様子と感想をレポートしました。

コミュニケーションデザインの授業に参加した白川さん
授業は30分だけだったのですが、自分のことや将来について深く考える授業内容で、すごくタメになりました。これからも自分がWill(やりたいこと)・Can(できること)・Must(求められていること)を考え続けていきたいと思います!

プログラミングの授業に参加した林さん
先生が授業の最初に「プログラミングって音楽の楽器のように、最初は難しくてもいろんな表現方法を知ることで、いろんなことができるようになる。そこが楽しいんです」と言っていたのが印象に残っています。僕自身プログラミングを学んでいるのですが、やっぱりつまづくこともあって。でも今日の授業でプログラミングって楽しいものなんだと再認識できました。

チャット、アンケート等でいただいた質問にお答えします!

オープンキャンパス当日、YouTubeのチャット欄やアンケートにて、たくさんの方からご質問をいただきました。当日回答しきれなかった質問に答えます!

Q. 一般選抜(B方式)の実技科目のプログラミングの試験環境について教えてください。 

年度によって若干異なりますが、例年、下記のような条件があります。

本学の PC 教室のマシンを使用し、ブラウザの開発ツール ・playcode などのサービス ・メモ帳 ・terapad ・visual studio code など、インストールが不要な環境で開発を行うこと。
ブラウザで参考とするソースコードを検索することは構いませんが、SNS などで解答を募集することは禁じます。

2022年度一般選抜「プログラミング」より

過去問をご覧いただくのが一番の近道です。入学試験ガイドのWebサイトへどうぞ!

Q. 総合選抜型の出願資格である英語コミュニケーション型のレポートはどのようにまとめればいいでしょうか?

A4用紙10枚以内であれば内容は自由です。画像等の使用も可能です。

英語以外の能力(他の言語、制作経験、社会活動など)をアピールした い場合は、それらの内容や実績がわかる資料を活動記録報告書に添付することもできます。(「書類作成・受験時の注意点」p.28)

引用元:https://www.dhw.ac.jp/entrance/guidelines/

Q.何人ほどの学生が一度に授業を受けるのでしょうか。

科目によって様々です。英語などの語学科目やゼミなどは20名以下の少人数が基本ですが、講義型の授業は100〜200名単位で受講者がいます。

Q. ノートPCの詳しいスペックを教えてほしいです。

Adobe Creative Cloudがサクサク動くレベルのスペックは必須です。PhotoShopやIllustratorなどの「基礎ツール」と呼ばれるアプリケーションは一年次に必修授業として学びますので、それらのツールが問題なく使用できる環境をご用意ください。

なお合格者を対象に「推奨PC」のご案内を毎年行なっていますので、そちらもご参考ください!

ノートPCは入学するまでに必ず買わなければなりませんか?
必要です。本学では合格者を対象に大学推奨PCやソフトウェアを割引価格で販売いたします。詳しくは入学手続き書類にてご案内しています。

引用元:https://www.dhw.ac.jp/entrance/faq/

Q. 寮はありますか?また、あれば詳細を教えていただきたいです。

本学指定の学生会館をご案内しています。
https://dormy-ac.com/school/shutoken/ec/dhw-univ/ 


今回は惜しくも見逃してしまった!というみなさん。初夏のオープンキャンパス2022 Day2は、6月12日(日)開催です。ぜひ下記のページからご予約、ご視聴ください。

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