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セブ超短期留学記 〜学校選びについて〜

学校選びについては、正直なところ、私にはほとんど選択肢がなかったので、具体的にどの学校が良いという点はあげられません。
なにせ、冬休みに入る直前に思いついたので、そもそも申し込める学校も少なく…。

「思い立ったが吉日」を実行したわけですが、留学はもっと計画的にした方が、得るものもおそらく多いはず。
今回の経験をもとに、次回に向けて考慮したいポイントを自分用のメモとして挙げておきます。

日本人比率 または EOP(English Only Policy)

私が滞在した12月末は、年末年始休暇を利用してきている日本人が多かったようです。同時期の入学者は9名で、うち7名が日本人、残る2名が韓国からの留学生でした。滞在期間は2週間、3週間が7名で、私と同じ1週間は2名だけでした。

私が通ったQQ English では、入学当日の午前中はオリエンテーションとレベル分けテスト、午後は基礎講義があり、同期入学者と一緒に行動する機会が多かったです。この時に日本語で突然話しかけられたのには驚きました。

日本人同士、仲良くしたいという気持ちはわかるのですが、短い滞在期間中に日本語ばかりで過ごしてしまっては、せっかく日本を出てきた意味が薄れてしまうように思います。

日本人の少ない環境を選ぶのであれば、そもそもの留学先の国、都市について日本人の少ない環境を選ぶほか、フィリピンでも学校を選ぶことで避けられそうです。QQ Englishは日本人経営のため、日本人留学生へのサポートが手厚いのがありがたかったのですが、その分、日本人留学生も多めでした。

英語環境について留学生の国籍比率で推測するのとは別に、English Only Policy(EOP)を掲げている学校もあるようです。
私は次回、フィリピン留学をするのであれば、このEOPに関するルールがあるかどうかを確認しようかなと考えています。多国籍学生との交流もできたら嬉しいのですが、EOPがある学校の方が、学生の英語学習に対する真剣さが高いのではないかと思うのです。

カリキュラム

調べたいと思いながら、実はあまり調べきれなかった部分の一つです。
とはいえ、とにかくしゃべる練習をしたいと考えていたので、意識していたのは次の点。

どれだけしゃべる機会があるか?  
・1on1 の時間数
・グループ講義なら、何人くらいか
教材や指導の質は?
・指導方法や理論を持っているか
・チューターについて資格などがあるか

初の留学のわりに時間もなく、あまり多くの学校を比較検討できなかったのですが、上記についてQQ EnglishのHPには一通りの情報があったので、腹をくくって飛び込んだ感じでした。
結果、カランメソッドについては、それほど重点をおいて学習はしませんでしたが、指導の質については良かったと思っています。

祝日、休校日の有無と返金ポリシー

今回、留学を決行するか否か、一番悩んだのがここです。
フィリピンはキリスト教国なので、12月24日、25日が祝日になっており、語学学校も休校でした。
ところが、この休校のスケジュールや、休校時の返金ポリシーなどを事前には確認しづらく、私も申し込んでからの返信で知って悩みました。

最終的にはスケジュールを優先して留学を決行しましたが、余裕を持って留学を検討できるのであれば、現地の祝日を把握しておくのが良いかと思います。

なお、今回の滞在期間中、フィリピンでは12月にも関わらず、台風が上陸しました。海外渡航に慣れている方には常識なのかも知れませんが、滞在先の気候チェックもしておいたほうが良いようです。
折りたたみ傘くらいしか悪天候の備えをしていなかったのですが、台風直撃でさらに休校日が増えるようなことにならず、幸いでした。

校舎・寮の立地

私が通ったQQ English IT Park校は、セブシティの中でもITビジネス特区として開発が進むエリアにありました。

授業後や休日の過ごし方を考えても、学校の近隣にお店や飲食店があるか、交通手段があるかどうかは重要だと思いました。授業後に友人と飲みに出かけたりできたのも、立地の利便性があったからこそです。
同じQQ Englishでも、マクタン島のリゾート地にあるシーフロント校は周辺にショッピングモールや飲食店などはなく、休日の過ごし方が限られるとのことでした。シーフロント校では学校と寮が一体になっており、食・住・通学のすべてにおいて施設外に出る必要がないということで、勉強漬けには良い環境なのですが、留学先の国のことを知る機会が少なくなるのは残念ではあります。

一人部屋/相部屋

寮が用意されている語学学校も多いようで、今回、私が滞在したのも学校の寮の一つでした。
当然、相部屋の方が割安なのですが、誰と相部屋になるかは選べません。できるだけ英語のアウトプットを増やしたかったので、できれば日本人以外との相部屋も良いかなぁと思ってもみたのですが、慣れない海外で、物理的にも精神的にも勉強に集中できる環境を作るために、一人部屋を選びました。
結果的に、学校や寮の室外で交流機会を作ることができたので、プライベートスペースを持っておけたのは良かったです。

ちなみに、寮とホテルの選択では、私はあまり迷わなかったのですが、トイレ・水回りの共有が気になるようでしたら、フィリピンでは日本での共有とは異なる問題もありうることを考慮に入れても良いかも知れません。

というのも…こちらが私が滞在した寮のトイレ兼シャワー室です。

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シャワーを使うとトイレ含めてあたりがびしょびしょになるため、持っていったタオルを一枚、雑巾にして乗り切りました。
下水道などのインフラが日本ほど整っておらず、トイレにトイレットペーパーが置かれていないのが一般的なことに加えて、水回りを一緒に作る設計に従った結果、この狭い空間にシャワーとトイレが同居することになったようです。他の寮では、もう少し広かったり、流石にシャワーカーテンがあったりしたようですが…。
これも経験だと思うのですが、あらかじめ知っておいても良かったかなと思いました。

その他

今回、私が検討にほとんど加えなかった、または加える余地がなかった要素は次の通りです。

・留学先の国、都市
・期間
・学校主催のアクティビティの有無

留学先の国、都市
費用の面であまり大きな出費はできなかったため。フィリピンは渡航費、滞在中の食費などを考えても最安でした。初心者が、とにかくしゃべることに目的をおいて留学するのであれば、フィリピンは良い選択肢だったと思います。
期間、費用に余裕があるのであれば、オーストラリアやカナダ、マルタなども憧れます…。

期間
所属企業の冬休みを利用しての滞在で、帰省することを考えると、自ずと日程と期間は決まっていました。ゴールデンウィークやシルバーウィークにぶつけて有給休暇をまとめて取れるのであれば、2週間くらい検討できたかも知れません。

学校主催のアクティビティの有無
留学生同士の交流を目的に、用意してくれている学校もあるようです。QQ Englishでもアイランドホッピング、クリスマスパーティ、フットサルなどの企画があったようなのですが、1週間の滞在では参加が難しく…。
仲良くなった人たちとショッピングや食事に出かけたりもしましたが、こうした機会があるならトライしてみたいところです。

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以上、ビギナー英語学習者が語学学校選びで考慮したポイントです。
すでにある程度会話ができて、ビジネス向けのフォーマルな表現や発音に磨きをかけたいというニーズであれば、別の国への留学でも良いのかも知れません。
ただ、私のレベルであれば、滞在費用や学費と比較したコストパフォーマンスが高いフィリピンに再び留学するのも良いかなと思っています。

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