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僕たちが次に向かうべきベクトルはどこだ

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2~3年前から冗談で言っていた言葉がある。
「このままブライダル業界だけに身を置いてたら危険だな!」
どうやらいよいよ事態は2020年になり本格化してきている。

僕は2011年に前職を辞めて、二次会の幹事代行サービスをメインに
独立し、2012年に法人を作って、そして今に至る。

時系列でまとめるとこんな感じの8年間。

2011年 独立
2012年 法人化
2013年 レンタルドレスショップOPEN、初のアウトドアウエディング
2014年 1.5次会が増え始める
2015年 フォトスタジオOPEN
2016年 この頃から上記の冗談を言い始める
2017年 アウトドアウエディング最盛期
2018年 年末でドレスショップ、フォトスタジオを閉店
2019年 法人案件が徐々に増え始める

そして今年を迎えている。

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僕が「ブライダル業界だけに身を置いていては危険だな」と感じ始めたのは2016年頃だったように記憶している。

当時から少しずつ衣装レンタルの件数も下がり始め
件数の減少を単価の高いアウトドアウエディングでカバーしていた。

スタッフも増え、事業も複数行い、事務所も3拠点に拡大。
売上も1億を突破し、傍から見れば順調そのものに見えていた(はず)。

忘れもしない2年前(2018年)の4月上旬。
1~3月の月次のPLを見て、僕は迷わず閉店を決意した。

そして閉店と同時に力を入れようとしていたのが法人案件だった。

ウエディングが嫌いになったわけではない。
むしろ結婚式の現場に立つ度に、良い仕事だなと今も実感する。

と同時にウエディングを創り上げる力の凄さを実感し、
他の分野にも活かせるのではないかと思い始めたのだ。

司会者、ディレクター、プランナー、カメラマン、ビデオカメラマン、音響、装花/装飾。
この分野の皆と力を合わせれば、企業のあらゆるパーティーも
プロデュースできてしまうことに気が付いた。

初めての法人イベントプロデュース


そこで初めて受注できたのが「TRAUM COOLEST」。
鳥貴族をメインに展開しているトラオム株式会社さんの
社員さんの成果発表会をかっこよくするというのがミッションだった。

2017年に初めて開催し、今もこのお仕事は続いている。
さらにはトラオムさんの企業紹介ムービーも制作を任せていただいている。

まだ実績もない僕たちに、この仕事を依頼する決断をしてくださった
トラオム株式会社の皆様には本当に感謝しかない。
そしてこの決断が良かったと思っていただけるように、僕たちは今も現在進行形で期待を超える1%の創造に全力を注いでいる。

一体自分たちの武器はなんだんだ?

2017年くらいから少しずつ受注できている法人様の案件。
今までやってきた内容を箇条書きで書いてみると、

(イベントプロデュース/司会)
・法人設立60周年記念パーティー/記念動画制作
・法人設立10周年記念アウトドアパーティー
・経営計画発表会
・予算達成パーティー
・新年会、忘年会
・還暦パーティー

(撮影/動画制作)
・入社式ムービー
・展示会撮影/ハイライトムービー
・店舗イメージ撮影プロデュース
・社長インタビュームービー

などなど。
ここに書けてないイベントの司会まどもたくさん経験してきた。

ウチの会社の一番の武器は、僕が思うに
『結婚式を創り上げるノウハウを活かした総合プロデュース力』
なんだと思う。

ただ、この器用貧乏がマイナスに働くこともある。
「何でも出来るは、何も出来ないと同じ」
これは誰かに言われて、脳みそを強く叩かれたほどの衝撃だった。

そして次の悩みを僕は抱くことになる。

オファー通りの提案で根本が解決するのか?

結局、ここなんだと思う。

そして今まで色々な法人のお仕事をしてきて思うのは
何か良い映像を作った、良いイベントをプロデュースしたからと言って
企業が抱える本当の問題を解決できたのかというと、正直疑問も残っていることである。

例えば、飲食店からのオファーで「ブライダルの二次会の件数が落ちているから取り返すために、ブライダルのイメージ撮影をしたい」という依頼があったとする。

このオファーの根っこはおそらく「店舗の売上が下がっている」という問題があって、それを解決するために「二次会の件数を増やしたい」となっている。

しかし果たして売上を上げるための最善策は「二次会の件数を増やすこと」なんだろうか?
過去の売上の推移や、ブライダル業界の展望などを考慮すると、そもそも売上を回復させるのは二次会じゃなくて平日の法人宴会かもしれない。

こうなってくるともうイメージ撮影のプロデュースではなく、店舗売上改善コンサルティングになってくる。
さらにはそもそも売上の回復よりも、人材の定着を図らないとリピーターの獲得が難しく、もっと根っこには「採用」の問題が潜んでいるかもしれない。ここまでくると、もうコンサルティングではなく、次はブランディングになってくるのだろうか。

でも自分の武器をブランディングって言いたくない。
なんかそんな簡単に一言で片付けたくない。

クライアントの課題の本質を見つけ出し、そこを改善するための方策をあらゆる角度から検証し、その分野のプロと一緒に課題解決をしていく。

この職業というかサービスを何と名付けましょうか?笑

などと考えていると、いつも時間が経ってしまい
そのモヤモヤを晴らすために打ちっ放しに行くというのが
最近の僕の日課である。笑

好き×得意×ニーズがあることは何だ?

取り留めもなく書いてきた今回。
まだ自分の中で答えが出ていない。

もう少しこのモヤモヤの正体と、しっかり向き合いたい。
そしてその答えが見つかった時。
その時が僕(我が社)の第二創業期の始まりとなるはずだ。

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まだ見ぬ明るい未来を信じて。
そして自分自身に期待して。

お時間です。
ピース。

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