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SNSで親しまれるキャラづくりの3つのルール

みなさんはSNSを運用する上でのキャラづくり、意識してますか?
キャラをつくるっていい方すると、

「目的があって利用する以上、意識すべきじゃ!」
「キャラをつくるなんてウソっぱちや!」

みたいな感じに議論がわかれそうな気はしますが、いずれにしても話者としてどんな人物でいるか?ってのは考えておいたほうがいいですよね。

ちなみにわたし自身は、SNSであたかも別人格のような話者になろうが、現実そのもののキャラでいようがどっちでもええやんと思っています。

そのかわり、このルールだけは守ろうという考えがあって、そのルールはSNSで周りから親しまれるために必要なモンだと思っています。

なので、そのルールが守れていたらキャラをつくっていようがいまいがモーマンタイ。
そんなわたしが考えるルールとは以下の3つ。

  1. 自分を大きく見せない

  2. 人を傷つけない

  3. 本人が楽しめる

この記事では、この3つのルールについて深堀りした内容を、昨今のSNSのアルゴリズムと関連付けてお話していきます。

「こんなことをエラそうに話すオマエは何やねん」って声も聞こえてきそうですが、ごめんなさい普通の一般人です。超有名実業家でもなければインフルエンサーでもない、いたって普通の30代。

それでも、公開から半年・フォロワー1,500人程度のTwitterアカウントにて月間インプレッション数は180万を超えています。

https://twitter.com/dg_kikushu

この要因となったのは完全にエンゲージメント数なので、親しみがわくアカウント=見られやすいという結論が出ます。

つまり、SNSで親しまれやすいキャラの原則が理解できればSNSの伸びは20〜30倍は違います。

もしあなたがSNS運用でアイデンティティを失っているのであれば、まず話者を明確に定義しましょう。そうすれば、今後何を投稿する際にも超ラクになります。

1.自分を大きく見せない

SNSを活用して自身やブランドについて発信しようとするとき、多くの人がやってしまいがちな間違いです。

自身のブランディングと言えば聞こえはいいんですけどね、コレあんまりよくないです。
理由は3つ。

  • 反応しづらい

  • 信用されない

  • ボロは出る

完璧な人って取っ付きづらいよね

あなたのリアルな知り合いで、
「この人って愛されてるよなー」って人を思い浮かべてください。

年収がメチャクチャ高い人でしたか?
バキバキのクールなイケメンでしたか?
これ見よがしに常時タンクトップのマッチョでした?

意外とそうでもなかったと思うんですよね。

たぶん、あなたの頭に浮かんだ人物は、ちょっと抜けててアホっぽかったりしませんでした?
高飛車になったりもせず、人の話をすごく聞いてくれてたり。
そんでもって笑顔が素敵だったりしませんでしたか?

そもそも日頃の人間関係で、自慢ばかりする人がいたら距離を置きたくなりますよね。SNSでも当然そうです。

距離を置きたい人とは積極的にコミュニケーションを取りたいと思わないんで、当然どんな投稿をしても反応は得られずらいわけです。

結果、エンゲージメント率が低下して投稿のインプレッションはまったく伸びません。フォロワー数をいくら増やしても、誰からも見られないアカウントのできあがり。悲しい。

そもそも信用されないんじゃなかろうか

ユーザーの目は肥えます。しっかりと肥えます。

本当かどうかわからない実績や収入をひけらかしても、基本的に誰も信用しません。

SNSはUGC(クチコミみたいなもの)のカタマリなので、第3者が「この人すごい」っていうから信用されるわけですね。

ボロはちゃんと出ますんで

仮に自分を大きく見せて多くのフォロワーを獲得し崇拝されても、多くの場合はSNS運用の目的ってそこじゃないってなるわけですよね。

実際に商品を購入してもらったり商談したり、フォロワーを増やしてハイご満悦!なんてことはほぼないと思います。(承認欲求は満たされますけどね)

輝かしい実績を掲げておいて、実際に商品を購入したり深い関わりを持ったら大したことなかったなんてことになると、そりゃもうゲンナリされます。
そうなったら、SNS運用の先にあるビジネス目標が果たされる可能性は限りなくゼロに等しいですよね。

それどころか、先にもお伝えしたようにSNSはUGCで成り立っているわけなんで、悪い口コミが広がっちゃう可能性も大いにあるわけです。リスクしかありません。

というわけで、SNSを運用する際はまず自分を大きく見せないようにしてみてください。

あなたはもしかしたら年商300億の社長かもしれませんし、街を歩けばすれ違う人がみな気を失うほどのイケメンかもしれませんし、小指一本でクマを撃退するマッチョかも知れません。

それでも人の話を聞いて謙虚に謙虚にしてみてください。

2.人を傷つけない

「何をこれまた当たり前のことを・・・」って思われるかも知れませんが、
そんなつもりがなくても他者を傷つけてしまうのが人間。愚かなり。

特に、正論や否定的なことを言いがちな人は気をつけたほうがいいかも。

正論を言ってしまいがちな人は本当に注意

「正論を言って何が悪いんじゃ」って思っちゃう人は特に気をつけた方がいいかも。

正論とは文字どおりに正しくはないもんです。
仮に正しいとしても、あくまでそれはあなたにとっての話です。

そもそも正論を言うときって「自分が正しい!」って主張する感じなんですよね。
だから相手からしたら、えらく攻撃的に感じられるし、相対的に相手が正しくないって話をしてるわけから相手を拒絶しているわけです。

正しいことを言っても、無自覚に相手を傷つけてしまいます。
もしかしたら相手が納得してくれることもあるかもですが、それは相手が大人なだけです。

否定的な発言は思ったより広範囲の人を否定する

例えば「仕事のモチベーションを自分でコントロールできない人はプロじゃない」

って聞いたら、なんだかドキっとしちゃいません?
自分が否定された気がしちゃったりしません?

これって、対象が抽象的であいまいじゃないですか。
だからいろんな解釈ができちゃうわけなんですけど、人の脳って基本的には否定的な情報が入ってきやすい構造なんで自分が悪く言われてる気がしちゃいます。

なんも悪いことしてないのに「ワタシに謝ることない?」とか言われてみなさいよ。本当に何もしてないのに焦るでしょ?

だから否定の言論は特に対象が大きくなってしまいがち。
いつのまにか全人類を否定していることもあります。

話し手にそんなつもりがなかったとしても相手にはそう伝わるんでね。

だから正論を押し付けるような投稿や、否定的な投稿は本当に気をつけてください。
こういうのは自分が正しいと思ったら終わりです。

それでも主張したいときは「他の人にとっては違うかもしれないけど、自分はこう考えたからこう決断したんだ」ってぐらいのスタンスが良いと思う。

あなたの考えを主張すること自体はとても素敵なことなんで、相手を否定しないようにね。

3.まずは本人が楽もうよ

個人的にはこれ1番重要です。
なぜかって、SNS運用における1番大きな壁は「続かないこと」だからです。

人は見返りがなくても、楽しいことはずっと続けられませんか?
他人から強制されなくても「もっとやりたい」って思いますよね。

だからまず、SNSを運用する上で話者を定義するときには「これって自分が楽しめるかな?」と自問自答することは超々大事ってわけです。

SNSアルゴリズムアップデートの流れと本質

アルゴリズムなんてかっこいいこと言っちゃいますけど、SNSを運用する上ではアルゴリズムをハックしようという考えは本質的ではない気がしています。

なぜなら、アルゴリズムは常にアップデートされるからですね。
ただしアルゴリズムに対する理解は有利なことなんで、アルゴリズムの研究をしておくこと自体は賛成です。ぼくも常に情報収集がしてますし。

じゃあ本質ってなんやねんって話にもなりますが、これはSNS媒体がどんな価値を提供しようとしているのか?ってところが大事です。

You should be able to speak your mind and find credible information easily.
We want you to join the conversation and feel safe.

https://about.twitter.com/en/our-priorities/healthy-conversations

こちらはTwitter公式WEBサイトによる記述です。
日本語サイトではこう書かれてます。

「Twitterでは、⾃分の意⾒を⾃由に発信したり、信頼できる情報を⾒つけることができます。」
「私たちは、⼀⼈でも多くの利⽤者に、安⼼して会話に参加してもらいたいと考えています。」

ここからわかるように、信頼性やコミュニケーションを重視しているわけですから、すべてのアップデートはこれを実現するために存在しているわけです。

We bring you closer to the people and things you love

https://about.instagram.com/about-us

こちらはInstagram公式WEBサイトによる記述です。
日本語サイトではこう書かれてます。

「大好きな人やものとの つながりを深める」

Instagramは、2020年には20回以上のアップデートが実装されています。
そのすべてのキーワードとなっているのが「好きな人」「好きなもの」「つながり」であるわけです。

キーワードは人と人との関係性

TwitterとInstagramを例にあげましたが、どちらも人とのつながりやコミュニケーションを重要視していることがわかります。

だから、人から親しみを持たれ、よくコミュニケーションを取るアカウントは、SNS媒体が頑張って他の人におすすめしてくれるわけで、これがインプレッションに繋がるってわけですね。

リアルで愛される人はSNSでも愛される

ここまでの内容を読んでいただくと「そもそもこれって、SNSに限ったことじゃなくね?」って思いませんでした?そう、まさにそれです。

SNSは、どうあがいても個人同士がコミュニケーションを取り合う場であり、そのためのツールです。

リアルで親しみやすい人は、SNSでもありのままでいるだけで親しまれます。
逆にリアルでのコミュニケーション力に自身がない方は、SNSを通じてコミュニケーションを学ぶことができます。

あなたのSNSポテンシャルは人間力に比例します。
SNSはあなたを拡大して、広い世界との接点をつくってくれますが、それはあくまで垂直拡大でなく水平拡大です。

つまり何が言いたいかって、SNSで影響力を持ちたいなら、リアルなコミュニケーション力やビジネス戦闘力を磨くのが一番ってことです。

ビジネス目的でSNSに関わる人は多いかと思いますが、小手先のテクニックを学ぶより、もっと本質的なコミュニケーション力や人間力を磨いてみましょう。
きっとあなたはリアルでもSNSでも輝ける、魅力的な存在になっていると思いますよ。

というわけでぼくも勉強がんばりますね。それでは!


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