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ISOBU閉鎖後1年経って変わったこと

オンラインサロンISOBUについて

 去年の8/4にオンラインサロンのISOBU閉鎖を決め、会員の皆様に告知をおこなった。実際に閉鎖が完了したのは10月だったが、閉鎖を決定してから新たな活動は控え、それより以前に決まっていたイベントの消化に限定した。あれから丸一年が経過し、現在までの心身および環境変化に関してを書いてみた。

サロン名:オンラインサロンISOBU
主催者:磯部一郎
テーマ:自分探し(人生・起業・経営・病気・地域社会など)
会費:500円(Peatix)
運営期間:2020年8月〜2021年10月
会員数:無料会員約400名、有料会員約100名

なぜ、閉鎖したのか?

 活動目的が曖昧なまま会員が増えてきたことにつれ、継続に負荷を感じるようになった。試行錯誤した結果、500円でも会費を頂いている以上、継続するには期待に応え続けることが必要と感じていた。しかし、これ以上の活動努力は生活上・身体上困難と判断し、会員の皆様、幹事のみんなには感謝の念しかないが、断腸の思い閉鎖に踏み切った。ISOBUから学んだことは多く、やったことに後悔はない。全て100%自分の責任である。また、ISOBUだけではなく他の活動も整理を進めた。

他に辞めた活動
・MANNECT、いいサービスの事実上休眠
・いいオフィス日本橋の閉鎖
・人形町二丁目浪花会青年部長からの退任
・EXECTION代表取締役会長からの退任
・Evernote公認コンサルタントの退任(制度廃止)
・ペット系3メディアの売却
・セミナーや講演活動、動画配信などの停止

1・精神的成長

 コンサルティング事業に集中しようと考え、メインの活動は福水戸家とした。また、ゆとりある生活を心がけ、自分と向かい合う時間を増やした。結果的に「怒りのエネルギー」を駆動させる自分の精神構造に気がつくことができた。「何クソ根性」で痛みや苦しみを胸の中に閉じ込めて、必要以上に頑張ってしまう。他人に対しても怒りのエネルギーをもとに接していたので、傷つけることが多かった。
 思い切ってインに入る生活を続けることで、それほど成果を上げていない静かな自分に対する自己肯定感が高まり、自己効力感や自己有用感に支配されなくなった。
 その結果、他人の成功をより喜べるようになり、人間関係が円滑になった。また、ビジネスの幅が大きく広がったと感じている。
 「刀を磨く」努力は怠らず、「刀を決して抜かない」「怒りを使わない」方法で人と向い合うようになった。

2・事業の変遷

 残した主たる活動は福水戸家のコンサルティング事業である。生活も事業もシンプルになり、気持ちも軽くなったことにより、シンプルに事業に打ち込むことが出来た。こちらも「中小企業向け経営コンサルティング」としていたが「スモールビジネス専門の戦略系コンサルティングファーム」としてリブランディングを行うに至った。ポイント制のサブスクプランという新たなビジネスモデルを確立しつつ得意分野が明確になった。
 コンサルタントとしても会社としても寛容さが増し、チャンスが増えたように感じる。事業としても「BPO(アウトソーシング)事業」やデザイン思考を用いたコンサルティングである「ビジネス・デザイン」、「スケールアップコンサル」、「営業戦略・商談創出コンサル」など新しいメニューが増えた。私個人は経営者であるがゆえに、コンサルタントとして大成することは考えていなかったが、ビジネスデザイナーとしての活動を当面続け、「ビジネスデザイン界の佐藤可士和」を目指しても面白いなと感じている。お金や見栄よりも「面白さ」を大事にしたいので、素直にそうしようかなと考えている。

3・これから伝えたいこと

 今までは、起業家としての考え方や価値観を伝えてきた。ただ、セミナー主催者にとっては「ガチすぎる」と感じることもあり、自分でも何を改善するべきか全く分からなかった。
 おそらく、伝え方の根幹に「怒り」があり、そのエネルギーを元に伝えていたから楽しさが伝わっていなかったのだと思う。考え方や価値観は一定量伝えながらも、特に若者に「起業の楽しさ」を伝えたいと感じるようになった。不安で辛いことだけではなく、自由で創造的な楽しさがあることを伝えたい。また、個人的な人生の経験から辛い時や不安を感じている状況を乗り越える術を生き方や生き様を通じて伝えていきたい。

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