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重たいifの話

紆余曲折のあった10代後半から20代を過ごしたけれど、今は周りのおかげで安定して暮らせている。
もちろん調子のアップダウンはあるけれど、休みたいときに休んで自分のペースで動けるから回復が早い。
そういう環境は手に入れようと思って手に入るものではないから、ありがたいなと思う。


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しかし先日、家庭内で問題が発生した。
相手の言葉がナイフとなって突き刺さり、心が痛かった。激しく動悸はするし、手は震えるし…もう散々だった。

どちらが悪いっていう話ではなかった。
私が傷つくことを承知で、それでも言わざるをえなかった相手だって、泣くほどつらかっただろうなと想像する。
大切な人と別れ、これまでの居場所や築いてきたものがガラガラっと崩れてしまうのではないかという恐怖におそわれた。

打つ手はないのか?
もう、同じ未来を見つめていくことはできないのか?
好きでいるがゆえに傷つけあうって、そんなことある⁉︎って思ってたけど、こういうことか!と初めてわかった気がする。


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ふりかえれば17歳の頃。
もう高校に通えない
→卒業できない
→就職先もなく、結婚もできない
→経済的にも精神的にも詰む。生きていけない

そんな暗闇の中、手探りでなんとか自立できる道を探していた。
いつかこのトンネルから脱出できる。
細い糸のような希望を握りしめて。
あのときの心細さが13年ぶりに蘇る。


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大切な人やものを当たり前として享受しつづけると、その分、失ったときのショックは計り知れないものとなる。
仕事、お金、いや、そんなものより心の居場所。
そもそも、今までどうやって生きてきたんだっけ?って迷子になる。

何としてでも生き延びてやるわ!っていう雑草魂が根底に必要だなぁと思う、温室しなしな魂の私。


いっぱいいっぱい考えて整理がついたので、今はもうほとんど大丈夫。
まだしばらく胸から血は流れ続けそうだけど。
それは時間が癒してくれる。
大切な人とともに笑って過ごすために、お互いを尊重しながらまっすぐ真摯に向き合っていこう。


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追記
記事を推敲している間に進展あり

たくさん話してたくさん泣いて、お互い言いたいことをぜんぶ吐き出せた。

「幸せにするために全力を尽くす」
その言葉を信じて、手を取り合って生きていこうと思う。

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