
医ケア児出産後の我が家の家事分担
現在、夫妻ともに育休中です。(正確に言えば妻は産後休業中)
私は、男性としてはかなり長めに育休取得を計画しています。子が生まれる前は、
「育児を一緒に頑張るぞ!」
と、意気込んで育児本を読んだり、
「乳児期は育児(妻)と家事(夫)で分担しよう」
と、妻と話し合った時期もありました。
しかし生まれた子がNICU(新生児特定集中治療室)に入り、医療的ケアが必要と分かったことで、そうした事前学習や家事分担案では全然事たりないことに。
全くもって、当初の想定通りにはいかないものです。(子育てとは、そーゆーものなのかもしれませんね!)
そこで家事分担については、探り探りのじょうきかでしたが、現在はざっくり以下のとおりです。
【妻】
・GCU面会(メイン):
GCU(回復治療室)という帰宅に向けた部屋に移ったため、片道30分以上かけてほぼ毎日通院。授乳などに加え、医療的ケアを学びます。ただ産後1ヶ月も経っておらず、暑さにやられないかが心配。タクシーも使ってね...。
・搾乳:
1日6回ほどあり、冷凍して病院へ持っていきます。器具の洗浄などは私もサポートしますが、毎日かなりの時間が必要で、大変だと思います。
・カニューレバンドの作成:
裁縫初心者ながらも、購入したミシンで頑張った試作品が病院からOKもらえたので、現在は量産してくれています。
【夫(私)】
・GCU面会(サブ):
週の半分ほど、妻と一緒に行ったり、妻に用事がある際に行ったりします。もちろん医療的ケアについては、私もしっかりと学ぶ必要があります。
・手続き関係:
乳幼児医療など基本的なものに加え、意見書が必要な医ケア児に関するものも複数あり...。また役所の窓口の方が詳しくなかったりすると、正直かなり面倒です。笑
・愛犬のお世話:
我が家の長女であるゴールデンレトリバー。今は暑いので日中の活動時間が限られてしまい、また散歩のイヤイヤ期も重なったりして...。けれど、寂しい思いはさせたくない!
・その他勉強
将来、我が子の選択肢を増やすべく、いくつか勉強にも取り組んでいます。「今することか?」という思いもあったのですが、人生において重要なことに取り組むよう、息子から背中を押された気がしたのです。妻も、今のところは理解・協力してくれており、感謝しかありません。
その他の家事は、その都度気がついた方がする、といった感じです。週1回は、市の事業でヘルパーさんが掃除にも来てくれています。
以上のような家事分担がベストなのか、それはわかりません。しかし夫妻で話し合いながら(時には探り合いながら)、日々生活できています。
ただ来月我が子が家に帰ってくる時には、またゼロベースで生活スタイルを見直さなければいけません。
しかし、実はそのことついては「大変だ」という感情やりも、「楽しみ」「ワクワク」のほうが強い気がします。
それは、息子を家に迎えてあげられることの喜びなのか、また妻と積極的に協力して生活することへの楽しみなのか、はたまた未知に対峙した際の好奇心からなのか、単なる強がりなのか。
自分ではよく分かりません。
なんにせよ、毎日通勤を繰り返していた頃より、日々楽しいぞ。