フランス・ピレネー旅行記④ゴーブ湖・トゥールーズ他

2020年11月16日 00:34

5-9日目

トント峠→ゴーブ湖→Loudervielle(ツール・ド・フランス観戦)→トゥールーズ→パリ

前回からまたまた時間が空いてしまいました。途中で挫折しないためにも今回最後まで書いてしまいたいと思います。

ピレネー旅行記の第4回の記事です。第1回-第3回はこちら↓

トント峠(Col de Tentes)

5日目も移動のみを予定していたので、近場で行けそうな絶景ポイントを探したところ、Col de Tentesという場所を見つけました。ここは標高が高い峠(というか山の尾根)なのですが、かなり上の方まで車で行くことができて、駐車場から徒歩30分程度で山頂まで行くことができます。山頂からはガヴァルニー周辺の山々と、ローランの裂け目もまた綺麗に見えるとのことで、ここに行くことにしました。

駐車場まで少しぐねぐねした峠道を走るのですが、一体が放牧地になっているようで、牛や羊がたくさんいました。人も車もあまり通らないエリアのようで、羊たちは道路にもお構いなく出てきます。笑

しかも車やクラクションの音にも動じないので、道を渡るのをひたすら待つしかなく、自転車も車もちょいちょい足止めを食らっていて面白かったです。こういうのも山っぽくて良いなぁと思いました。

この日は天気もとても良く、駐車場にもたくさん車がありました。ただ峠に登ってる人はそこまでいなかったので、駐車場から少し遠くの場所までハイキングに行く人も多いんだと思います。駐車場から頂上まではゆっくり登って30分くらいで着きました。そこでお昼を食べたのですが、評判通りガヴァルニーの山々の眺めが素晴らしかったです。

一通り眺めを楽しんだ後、次の目的地の近くのAirbの宿まで向かいました。余談ですが、こちらの宿、この旅で一番良いお宿でした。小さな村のスーパーホストのご夫婦のお部屋でしたが、もしこのエリアに行く予定がある方がいたら本当におすすめです：

ゴーブ湖(Lac de Gaube)

ゴーブ湖は、Cauteretsという街から程近いところにある湖です。山に囲まれた湖の景色が綺麗なのと、スペイン橋(Pont d'Espagne)という橋で知られているようです。こちらも広い駐車場があり(有料です)、そこから徒歩かリフトで上のほうにある湖を目指します。湖までは徒歩でも1時間ほどで行けるとのことで、私たちは徒歩で行きました。

スペイン橋は割と入ってすぐの場所にありました。駐車場から先は公園のような感じになっていて、小さな滝みたいなものがあちこちに見られます。写真の石造りの橋はスペイン橋です。

ゴーブ湖までの道のりは、途中傾斜がきついところもあり思ったより大変でしたが、なんとか湖まで行けました。ゴーブ湖は奥に山々が見えて、絵になる湖でとても綺麗でした。水も透き通っていて、魚がたくさんいました。

しばらく滞在してまた下りも徒歩で降りました。行き帰りを歩くとやっぱり足が疲れましたが、森の中のハイキングは気持ちよかったです。

その後次の宿泊先へ向かったのですが、街の場所を勘違いしていて、30分くらいで着くと思っていた場所ではなく、2時間くらい車で行ったところにある街でした...。こちらもAirbでしたが、ホストの方に柔軟に対応して頂き、無事にたどり着けました。

ツール・ド・フランス観戦(Loudervielle)　

次の日の目的地はLoudervielleという小さな街でした。特に観光地ではない場所なのですが、今回訪れたのはツール・ド・フランスを現地で観戦するためです。

ツール・ド・フランスの観戦についても、色々下調べをしたりAirbのホストの方に話を聞いたりと準備が必要でした。結果的になんとか峠の上りの沿道で観戦することができ、とても良い思い出になりました！一日がかりだったのでくたくたになりましたが...。ツール・ド・フランス観戦記は、長くなりそうなのでまた別の機会に書こうと思います。

観戦を終えた翌日、車を返却するためトゥールーズへ戻りました。トゥールーズ駅の横にレンタカー数社が入っている建物があり、その隣の立体駐車場に車を戻してその後点検してもらって返却完了、という流れでした。以前の記事でも書いた通りSIXTという会社を利用しましたが、トラブルもなく返却までスムーズに完了しました。

その後一晩だけトゥールーズにとどまり、少しだけ街を見て回りました。エアバスのお膝元のイメージが強いトゥールーズですが、市街地には古い建物も多く、また大きな大学もあり若者も多いようでした。街中に大きな河や運河もあり、住みやすそうな街だなと思いました。