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バンコクでインディーズのライブが見れる場所まとめ 2019

以前noteに書いた「バンコクでインディーズのライブが見れる場所まとめ」がかれこれ3年以上前の記事になりまして、記事内の半分くらいの店はすでに無くなったり移転したりしています。

ということで、久々にちょっと更新しようかな、と。

タイでのライブ環境

以前の記事の頃から比べると、だいぶよくなりました。ハコ側の努力もあり、機材もちゃんと整備されるようになったし、モニターもあることが標準になってきました。ただ、シンバルは相変わらず持ち込み必須なことが多いし、ハコ専属PAがいる場所が少ない(ほぼない)のでイベント用にPAを雇わなきゃいけないし、まぁ、日本のライブハウスと比べちゃうとまだまだ環境違うことが多いです。とはいえ、贅沢いってたらライブできないので、つべこべ言わず、自分のスキルを高めて、どんな環境でも最高のパフォーマンスできるように鍛えましょう(自戒)。


バンコクで開催されるイベントのチェック方法

これについては、以前の記事にも書きましたが、タイではFacebookで情報発信することが多いので、バンドやハコ、あとはレーベルやフェスやイベントが運営している公式Facebookページをフォローするのが手っ取り早いです。各Facebookページのイベントタブをクリックすれば、予定されているイベントのチェックができます。
以下で紹介するお店の紹介文にも、イベントページに直接飛べるリンクを貼り付けたので、各店のイベントを覗いてみてください。


バンコクでインディーズのライブが見れる場所

さて、では、いってみましょう。細かく探っていくと結構色んな場所でライブやってますが、比較的頻繁にイベントが開催されている場所のみをピックアップしました。

de commune (移転予定)
※2021/3/16追記
去年、店のオーナーと話したときは「場所を移転しようと思っている。移転先も目処がついたので年末(2020年末)にはオープンできるはず」と言ってたので、タイタイムを鑑み、予定の半年後の2021/6には移転先でオープンできるんじゃないかと期待しています。

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Thong Lor通りをSukhumvit通りからはいった奥の右側の廃墟のようなビルの1階、そのまた左奥に位置するライブハウス「de commune」。バンド系ライブもDJ系ライブもしょっちゅう開催しており、イベント企画を頑張っているハコのひとつ。この規模のハコのなかでは、音響設備も整っているほうで、良質な音でライブを楽しめます。
こちらイベントページになります。

BTS Thong Lor駅からタクシーで5分くらい(混んでなければ)。


Speakerbox

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上記のde communeと同じビル内にあるライブバー「Speakerbox」。通り沿いに位置しているので見つけやすい。バンド系ライブが盛んに企画されていて、また、持込イベントも多いので、様々なジャンルのライブを見ることができます。ステージがないので、日本でいうところのスタジオライブっぽい雰囲気を感じることができ、バンドのライブを間近で体験できます。
こちらイベントページになります。

BTS Thong Lor駅からタクシーで5分くらい(混んでなければ)。地図は上記de commune参照。


NOMA (閉店)
※2020/5/15追記

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以前はRCAのcosmic cafe跡地にあったライブバー「NOMA」。BTS Ari駅とSaphan Khwai駅の間くらいに移転し、アングラなイベントも多数開催され、ミュージシャンやアーティストが集う独特な雰囲気を持ったバーとして再スタートしていました。が、タイにも押し寄せたコロナ禍のため、長期間の営業停止を余儀なくされ、移転後半年も経たない2020年5月15日に、そのまま閉店となってしまいました。
コロナ禍の収束が見えない中、いつ再開できるかわからない不安と闘いながら、資金面でも難を抱え、苦渋の選択だったのかと思います。

※閉店にあたり、店からの声明文

NOMAの正式名称は「Now Our Mothers's Angry」。素敵で不敵で背徳感を醸し出す名前の店に、アングラに蠢く音楽とそれを愛する人達が寄り集まり、夜な夜な新しい何かが生まれる場所でした。これは、単純に店がひとつなくなる、という話ではありません。インディーズバンドが自分の音楽を清々とできる環境が日本に比べて圧倒的に少ないタイにおいて、タイのインディーズバンドが、インディーズシーンが、育つはずだった場所がひとつ消失することを意味します。
仕方がないこととはいえ、大変、大変、残念です。


JAM
※2020/2/7追記

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BTS Surasak駅から徒歩5分くらいにあるライブバー「JAM」。今回紹介しているなかでは一番こじんまりしたバーで、テーブル席が1席、カウンター席が3~4席、店外のテーブル席が2席ほど。ライブイベントがおこなわれる日には、30人もはいれば店内が満員になるため、絶対に逃したくないイベントの場合は、早めに店に到着することをお勧めします。早めに着いたら、(個人的に)当店名物のクリスピーチキンサラダでも食べながら、イベントスタートをお待ちください。
使い込まれた機材のため、正直音質は期待できませんが、こじんまりしているだけあって、まさに目の前で繰り広げられるライブは大迫力です。
なお、店の周囲にいた野良犬をそのまま飼っており、店内をウロウロしているので、踏んづけないようにお願いします。
こちらイベントページになります。


まとめ

他にも、インディーズがライブやってる場所が細々とそれなりの数あるのですが、全部拾うの大変なのでこの辺で。
タイリピーターの方は、もう普通の観光だけじゃ物足りなくなってると思うので、深淵に一歩踏み出したい方、ぜひ、タイのインディーズシーンを体験しにいってください。

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dessin the world
日本とアジアのインディーズシーンを支援するためのレーベルです。 「日本の音楽をアジアに。アジアの音楽を日本に。」をコンセプトに、アジア音楽交流のための草の根活動をおこなっています。主に、タイのインディーズ事情について発信していきます。
日本・タイのインディーズバンドによるコンピレーションアルバムのフリーダウンロード「a plan named overlap」、アジアの現場で鳴っている音を共有するためのプレイリスト「Scenario Asia」はこちらから。

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