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赤緑モルトNEXT(マゲネク)

記念すべき最初のデッキ記事ということで、まずは私の愛するメインデッキである
『赤緑モルトNEXT(以下マゲネク)』
について、ここに書かせて頂きます。その前にまずは、このデッキのメインパーツである《超戦龍覇 モルトNEXT》について簡単に紹介致します。

モルトNEXTとは

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《超戦龍覇 モルトNEXT》(以下モルネク)は登場時の2015年からカードパワー・人物像から高い人気を誇り、GP(CS)プロモにもなったカードですが、5年経った今でもその強さ・人気・値段は健在。その圧巻のカードパワーから、「出せば勝つ」の代名詞として、1度その迫力を知ったら誰もがデッキを組みたくなるパワーカードです。

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相方のドラグハートである[バトガイ刃斗]と[ハートバーン]との火力は言わずと知れ、強力ドラゴンを踏み倒し、モルネクからモルネクなんて出てしまえばゲームセットまでになります。

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[バトガイ銀河]で場面を固めるだけでなく、[ガイNEXT]で確実なジャストキルを狙えもする、1度快感を覚えるともう離れなくなるその火力に惹かれる人は少なくないはずです。

その人気故に多くのデッキタイトルが作られました。
不死鳥の術で巨大ドラゴンの早期展開を狙う「不死鳥モルネク」
黒を混ぜ、ダークマスターズ等で相手を妨害し確実に仕留める「デアリモルネク」
ヘブンズゲートでロマネスク2種等を展開し、増えたマナでカウンターを狙う「天門モルネク」
5色になり、モルネクの他にもパワーカード満載の「5cモルネク」
龍装チュリスを搭載し革命チェンジで不意を突き、かつ小回りの効く「チュリスモルネク」

この他にもまだまだ知られざるモルネクはどこかしらで作られていると思います。ボルメテウスに負けない位、ファンの多いカードなんだと分かります。
因みに私は最近、青を入れリソースを安定させた「シータモルネク」を考えてましたが、結局青のカードが非常に邪魔になりボツになりました。

赤緑モルトNEXT(マゲネク)について

モルネクの魅力を話したところで、ここからは「マゲネク」の概要について簡潔にお話します。
そもそもマゲネクの「マゲ」とは、禁断フィールドである[FORBIDDEN STAR 〜世界最後の日〜]が禁断解放した姿[終焉の禁断 ドルマゲドンX]の略称です。このフィールドは火、闇のコマンドを主体とするデッキとの相性が良く、火闇デッドゾーン・闇単ヘルボロフ等のフィニッシャーとして活躍しています。
モルネクも相性ピッタリのデッキの1つとしてこのドルマゲドンXが採用され、攻撃だけでなく禁断解放の圧を相手に与え、コントロール寄りの動きも可能にした「マゲネク」が誕生しました。流行り始めた当初は[メガマナロックドラゴン]等で相手の動きを止めたり、環境自体が今程早くはなかったこともあり容易に解放まで辿り着けましたが、環境の高速化で最近はそこまで辿り着かなくなり、ドルマゲドンの姿を見るのは割とレアなのかもしれません。

でもそんなマゲネクを愛する私のような人も多く存在します。なんだかんだこの型が1番好きだって人も多いはず。なので、これから「もし私が現環境にマゲネクを持ち出すならこうなる」というリストを作ってみました。高速化し、ビートもループもバラ付きのあるカオスな環境にどうすればマゲネクでも戦えるか。私なりに考えて見ましたので、僭越ながらリストを提供させて頂きます。

デッキリスト

マゲネクで1つ言いたい事は、初動が引けなければ終わるデッキだと言うこと。正直そのくらいの覚悟がないとこのデッキは握れません。回った時の爆発力に惹かれ私は握り続けていました。握りたての最初から「引けば勝つ」の精神で大会に出てましたが、それが1番「モルネク」というデッキを握る上で必要な心掛けです。事故ったら相手のシャッフルが上手かったと思いポジティブになりましょう。
とはいえ、コンボデッキなどとは違い、モルネクは個々のカードパワーがそれなりに高く、制圧力にそれなりに長けています。特にモルネクはこれ1枚で勝ちまで持っていけますので、己の右手に掛けるという所謂『主人公適性検査』的な何かが試されます。そのワクワクがまた魅力の一つです。勿論それだけではなく、不死鳥モルネクと違い、ドルマゲドン等を用いたコントロール性能に長けます。握るほど奥が深くなるデッキなので、これを機に関心を持って貰えると嬉しいです。
それでは初動→中盤→終盤の順番で採用カードの解説に移ります。
※確定枠(メンデルスゾーン・モルトNEXT)については省きます。

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各カード紹介

・《ボルシャック・ドラゴン/決闘者・チャージャー》(決闘者)

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モルネク初動に革命をおこした1枚。チャージャーでありながら火のドラゴンが付いてるのが何よりも魅力。防御札の[ボルシャック・ドギラゴン]と自身を拾える優秀なリソースでもある。[フェアリー火の粉祭り]との違いは、
「ブーストの安定性を取るか、[バトガイ銀河]・[ボルシャック・ドギラゴン]の成功率を上げ出力を取るか」
後者がこのデッキには合っていると思い、今回はこちらを採用。

・《フェアリー・ギフト&スクランブル・チェンジ》(ギフト&スクチェン)

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ドラゴン達を早期召喚出来る切り札。正直ここを削ることは殆どありませんが、仮にビート環境になってくると、[ボルシャック・ドギラゴン]のカウンターをメインとする型が増えるので、その際はここを削る事もあります。ループやデッドダムドのデジルムカデ設置に刃向かうべく、今は勿論両方採用。

・《無双竜鬼ミツルギブースト》(ミツルギ)

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2.3〜5の動きで必要なカードです。主にマーシャルの進化元やゼンノー、ミクセル等のメタクリーチャーを取る為のカード。特に最近は多いので3投。次ターンにモルネクに繋げる優秀な繋ぎです。

・《メガ・マナロック・ドラゴン》(マナロ)

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最強の妨害カード。2色もあれば十分相手の動きを止められます。先行最速で出せば最強のカードなのは勿論、割と後半に出して相手の計画を崩す不意を突くプレイも可能です。どちらにせよ1枚とはいえ抜く理由はありません。

・《爆裂遺跡シシオー・カイザー》(シシオー)

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場に残る火のコマンドドラゴンS・トリガーで最も優秀なカード。マナブーストしてくれるのは勿論、ミクセル等の小型を相手ターン中に倒してくれるカードでもあり、更に封印も外してくれる超優秀なカード。返しのターンに、[ドギラゴールデン]になれるのが強力。ミツルギ同様、次ターンに出しても困らないので文句無しの4枚採用。

・《熱血龍 バトクロス・バトル》(バトクロ)

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ドラゴンS・トリガー界でもトップの実力。 ドルマゲドンとの相性が良く、ドラゴンデッキに欲しかった確定除去Sトリガーを実現してくれたカード。単色のドラゴンとしてマナ置きにも優秀な、影の立役者でもあります。
ミラダンテXiiのコスト制限にも引っかからず、ずっとお世話になるカードであるので4投採用。

・《メガ・マグマ・ドラゴン》(マグマ)

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小型お掃除のスペシャリスト。これを警戒して相手はクリーチャーを展開しにくくなるというプレッシャーになるカード。他のカードとのバランスも兼ねて2投。

・ 《永遠のリュウセイ・カイザー》(リュウセイ)

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これ1枚で詰むデッキも少なくはないです。相手のクリーチャーを雑に置くことを決して許さないカードで、素出しする時は詰めに出すカード。最速バトガイから出ると最強。モルネクとグレンモルト覇同様、スピードアタッカーなのも魅力の1つ。強力故に2投。

・《次元龍覇 グレンモルト「覇」》

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モルネク同様フィニッシャーでもあり
、詰めにも使えるが、最初は使い方が難しくて困るカード。雑に強いのは[ギガハート]か[エンドレスヘブン]のどちらか、小型対面なら[ジュダイオウ]。
小ワザとして、相手の場面に、こちらのグレンモルト覇か他のドラゴンが勝てるクリーチャーが立っている時、[ガイオウバーン]を装備することで相手のハヤブサマルをケアすることが出来る。
以前は3投が普通だったが、環境に合わせた枠との都合で2投。

・《龍の極限 ドギラゴールデン》(ゴールデン)

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貴重な確定除去カードであり、革命チェンジによって気軽に出せるのもウリ。パワーラインが高く、ドンジャングルにも相打ちを取れるカード。
正直、昔からドギラゴン剣よりこっちで良かったのでは?とも思った。
先述した通り、[シシオー・カイザー]や[ボルシャックドギラゴン]との相性が良く、主にカウンターで使うカード。これといった理由は私が言うのは難しいですが、3投が妥当かと思われます。

・《ボルシャック・ドギラゴン》(ボルドギ)

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もはやエンターテイナー。
最近は3枚が板だと思っていますが、その理由としてはやはり出力だと思っています。トップ解決がウリのデッキですので、1枚で強いドラゴン達に枠を譲った結果私は3枚になりました。手札に来すぎても困る時の方が多いのも1つ。

・《偽りの王 モーツァルト》(モツ)

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全てを壊すドラゴン。実際私もCSでお世話になりました。主にボルドギから出すのが目的でしたが、[バトガイ銀河]の登場によってそんなことも無くなり、これと同時に場に立つと、実質相手のクリーチャー全ての召喚酔いを強制させる強力な効果も持っています。
【相手のドラゴンは攻撃できない】これを知らない人も実は多いです。地味に17000というパワーも1つの魅力。素出しする機会が欲しいこともあるので2投。


ドラグハート一覧については、[バトガイ銀河]の登場から殆ど変わっていませんが、1つだけ加わったカードについてだけ書きます。

・《伝説の救世主 ワタル/龍神丸》

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主な役割は、ボルドギでモルネクが捲れた時。オニカマス等のアンタッチャブルや、ボルドギのパワーを越えるクリーチャーに対して使います。多色以外とのバトルでパワーは77000まで上がり、バトルに勝つとマナ、手札、盾、墓地回収を行ってくれる優れもの。ただ、効果は強制なので寝っぱなしだと小型につつかれてLOしてしまうので注意。早めにゴールデンで回収しておきましょう。

・《FORBIDDEN STAR 〜世界最後の日〜/終焉の禁断 ドルマゲドンX》

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 不死鳥モルネクに比べて他のカードのカードパワーが控えめなのは、この禁断フィールドがあるからと言っても過言では無いです。便利である【スレイヤー付与】の使い方には注意が必要です。
禁断解放のタイミングには注意が必要ではありますが、先に禁断解放の封印を剥がし、敢えて解放させないのもあります。最近で言うところのアナカラーシャコガイル等のコントロールデッキでは、耐え切られて[ドルマゲドン]を剥がされて負け……というのもありますので、そこは見計らって動きましょう。
[禁断]との違いは、[不死鳥の術]が使用出来るか、というのもありますが
「封印を剥がしやすい代わりに耐性が無いか、耐性が付く代わりに封印が剥がれにくいか」というのがメインです。ボルドギでも封印が剥がれることが強い禁断ですが、その分のデメリットもあります。テック団や水霊の計、オリジャ等の除去トリガーが増えつつあるので、禁断側はそこもまたちょっと怖い点がある?…


他の採用カード案

・《フェアリー火の粉祭り》

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初動の安定性にこだわるならこちら。1枚引けばずっと使えるブーストカード。手札が減らないのでリソースとも言われるカードです。「バトガイとかの出力よりもまず動かないと話にならないから」という方は是非。

・《リュウセイ・ジ・アース》

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6でトップからリソースを稼ぎ7〜8に繋げる動きが優秀。[ドギラゴン剣]を入れるならこれも入れたい。確実にモルネクを手繰り寄せたい人にはオススメ。スピードアタッカーなのも強み。

・《熱血龍 メッタギルス》

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絶望のジョー星がどうしても嫌な人は特に採用していいかも。
ドラグナーのバトライ閣やファイナル・ジ・エンドを除去できるのも強み
但しマナが5枚無いとトリガーしない上、素出ししても弱いので優先度は低。今のところは。

・《轟牙忍 ハヤブサリュウ》

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手札からNSで急に出て封印を確実に剥せる便利な防御カード。ドギラゴン剣からも出る上にSAで、相手のハヤブサマル等のブロッカーに反応して出すことも。痒い所に手が届く非常に器用なカードなのでオススメ。ただし色には要注意。

・《龍世界ドラゴ大王》

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ドラゴン界の貴重なメタカード。クロックやホーリー、スパイナーをケア出来る。バトガイから出すこと前提のコストなので採用するなら多くても2。バトル効果は自分だけではなく自分の他のクリーチャーでバトルすることも出来る。最速で出したら相手がため息をつくトンデモカード。

・《ドギラゴン・エントリー》

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マゲネク専用の[不死鳥の術]、盾からリソース稼ぎながら7以下の火のコマンドドラゴンを出せる。召喚ではないので封印が剥がれないが、ミラダンテやラッキーナンバーを無視して出せる。この環境なら尚更採用もアリかと思いましたが、モルネクやマナロックにしか強く働かないので今回は不採用。


初めてのリスト記事でしたが、如何でしたか?至らない点だったり言葉足らずな点だらけだと思いますが、少しでも赤緑モルトNEXTに興味を持っていただけたら幸いです。それではこの辺で。ご覧いただきありがとうございました。

Tsuー

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