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デザインストラテジー Studyroom

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デザインストラテジーについて学ぶために、ビジネス・ソーシャル・クリエイティブのいろいろな視点から、本を中心に感想とグラレコを合わせて紹介します。
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#読書

ナッジ4(インセンティブ設計):行動経済学とデザイン44

ナッジは本人が気づかないくらい、自然に行動を促すことが理想です。でもユーザーが自覚して意…

ジマタロ
3年前
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ナッジ3.仕掛学(思わずやっちゃう):行動経済学とデザイン43

行動経済学は学問だからか、研究では前回紹介したデフォルト設定が政策などで使われる例が多い…

ジマタロ
3年前
262

ナッジ効果2(デフォルト設定):行動経済学とデザイン42

ナッジのテクニックで多く使われるものが『デフォルト』の設定です。ゼロから選ぶのではなく、…

ジマタロ
3年前
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エンダウド・プログレス効果(進むとやる気がでる):行動経済学とデザイン40

案ずるより産むが易し。とにかく何かやってみた方が物事も進むし、やる気も出てくる、というこ…

ジマタロ
3年前
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ピークエンドの法則(終わりよければすべてよし):行動経済学とデザイン:39

『ゲーム』という映画を観たことありますか?主人公のマイケル・ダグラスは嫌な思いをいっぱい…

ジマタロ
3年前
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認知的不協和(セルフ洗脳):行動経済学とデザイン:38

洗脳(Brainwashing)の語源は中国なのだそうです。 このことを知った下の本はとっても面白く…

ジマタロ
3年前
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社会的選好(相手への気づかい):行動経済学とデザイン37

空気を読む日本人は特にそうだと思いますが、人って結構相手のことを気づかって行動や決定してるよね、というのを「社会的選好」といいます。 今回は人がどう周囲に影響を受けるかについて調べてみました。 行動経済学の使い方 大竹文雄 岩波新書 2019.09 社会的選好とはまず、この本に書かれている社会的選好の解説を紹介します。 伝統的な経済学では、自分自身の物的・金銭的利得だけを選好する利己的な個人が想定されることが多かった。これに対し、行動経済学では、他者の物的・金銭的利得

真夜中のラブレターの罠(感情にまかせると後悔する):行動経済学とデザイン:36

一晩寝たあとに読み返してみたら恥ずかしくなってしまう、真夜中に自分が書いたラブレター。思…

ジマタロ
3年前
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DIY効果(自分が関わると過大評価):行動経済学とデザイン:35

自分がちょっと手を加えたものは愛着がわいてしまう現象を、イケア効果といいます。行動経済学…

ジマタロ
3年前
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傍観者効果(みんないると見て見ぬ振り):行動経済学とデザイン34

今回は、関係ないと思っているユーザーにどうやって自分ごとになってもらうか?を考えてみます…

ジマタロ
3年前
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正常性バイアス(変化がキライ):行動経済学とデザイン33

現状を変えたくない思考のことを、正常性バイアスとか現状維持バイアスといいます。災害を例に…

ジマタロ
3年前
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回想バイアス(考えと行動のつじつま合わせ):行動経済学とデザイン32

行動経済学の実践には「倫理観が大事」と、このnoteで繰り返し書いてきました。けど一度、本当…

ジマタロ
3年前
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内集団と外集団(身内びいきの習性)行動経済学とデザイン:31

誰もが世界は平和であってほしいのと思うのに、争いが絶えない世の中。それは内集団と外集団の…

ジマタロ
3年前
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チート(みんな楽したい):行動経済学とデザイン30

人は本質的になまけもの。 こう考えてみると、開発側がこれまでユーザーに無理を強いてきたことに気づき、より簡単な製品やサービスをデザインするきっかけが生まれるかもしれません。今回はチート(怠ける)についてです。 行動を変えるデザイン Stephen Wendel(著)、武山政直(監訳) 相島雅樹、反中望、松村草也(訳) オライリー・ジャパン 2020.06 この本はデザインと行動経済学と結びつけた、僕のテーマにぴったりな本ですが、内容は実践のメソッドやプロセスについてが主