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#マル秘展 に行ってから、私ちょっとおかしい。

原画をじっくり眺め終えて、私は“作家たちの椅子”のひとつに腰掛けてた。

そして、今にも泣きそうになってた。たぶん、この空間に誰もいなかったら泣いていたように思う。

様々なデザイナーが、様々なアプローチでデザインをしていた。そこに並ぶデザインたちには、手法や思考法に一貫性や正解などない。ただ、自分たちの信じるデザインをしていた。好きやこだわりに溢れてた。

だからこそ、自分が叱咤されたように感じた。

おまえのデザインに対する想いはそんなものなのか?と。

おまえの好きな“デザイン”ってそんなだったか?
おまえの信じるデザインをやってのけろ。諦めてないか?


私自身、デザイナーとして結構大きな岐路にいる。だけど、どす黒いモヤモヤがずっと心の中にあって、すべてのこれからの選択肢が間違ってるように思えてしまう。

何か大事なものを忘れてる。どこかに置いてきてしまってる。取り戻さないと。

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