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『単純数値<率?』有意性の考察 - 数字偏重⑤

 ここ数ヶ月で様々な【数値動向】について報道📺されていますが、中でも最も前面に出されていて誰もの目に留まっているのが、『感染者数』ですよね。
 例えば、「この100を超える数値というものは何日ぶりだ」とか、「いつ頃の水準にまで駆け上がり増加している」とか。

 それに呼応する議論展開として、つまり、この取り沙汰や受け止め方について、
「いやいや、人数だけを単純に比較するのは不適確だ🙅」

「そもそもこの〔人数〕の情報は大して意味をなさない。〔率〕に着目すべき」
の類が、市民レベルの会話~メディア報道~専門家の見解の全てに渡って概ね共通のようです。
 おそらく貴方も”賛成””納得”ではないですか?😉

 

 対極となる「〔陽性率〕を見てもダメであくまで〔感染者数〕だ!」と主張する人は見掛けないものの、〔数〕がメインで報じられる実状にはいくつかの事由があるのでしょうが、本稿の主題でないので横において置き、本件において、

当該〔率〕は本当に有意義な指標だと言えるのでしょうか?

今一度考えてみてください🤔

 

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 『PCR検査数が4,5倍に増えたんだから、それに応じて〔感染者数〕が増えるのは自然である。代わりに〔陽性率〕は、ほら、むしろ下がっている(≒低迷したまま)ではないか。こちらに注目すべきだ』
 --- この見方は【「異常ではない」との楽観視】を推奨する意図はもちろん無いはずですが、〔率〕というものに極度に囚われた『”分母”重視信仰』であるように感じます。

 

 より本質思考筋では、

「ならばその〔母数値〕は安定的な基軸要素であるのか?」

という疑念を、当方のような素人でも抱く展開となります。

 つまり、市中の全数から無作為に選んだ(☜抗体検査はこれ寄り?)という分母ではないわけで、【検査対象の選別という前ステップ】においてどのような判定仕訳をするのかによって、母数の様子が変わってしまうと思いませんか?

もう一声分かり易く☝

 検査能力/実施可能数の大小によって、どのような人に対してPCR検査を実施するかという”線引き”が変わる、という下ですので、キャパシティが増大して(仮に)以前よりも”ゆとり”が出来たならば、「何でもかんでも」感を幾分高めつつ”線”をずらして大量検査すれば、自ずと〔陽性率〕は下がるはずでは?
 このような言い方は不本意ですが、検査の乱発で見た目の〔陽性率〕を下げることはできるように思います。もちろんここでは「数値操作の思惑」は当然はたらいていないとの想定ですが😌

◆検査”キャパ”自体は「大きいほどよい」のは言わずもがな
◆現状のキャパを基点に振り返り、以前は小ささのせいで限定的に実施対象を絞り込んでいた、との解釈だと、〔陽性率〕が高かったのは自然な結果

 

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 《数字偏重》に対して深い認知をもっているからこそ(?)できる、『〔率〕に着目すべき』論が声高に叫ばれています📖
 他の多くの例に関しては、基本的に当方も賛成の捉え方なのですが、こと本件においては、より深い本質に沿うと、土台のブレを感じざるをえません😞

 

 実は本稿。未だupしていない下書きnote《騙しグラフ・仮称》への前段としての位置づけでもあります✍
~皆さんのご興味の深さを窺いつつ、でタイミングを見計らっている感じです('◇')ゞ 思い思いにコメントお願い致します🙇当方の認識違いな点のご指摘も含めて🙊

 この辺りの懸案について問題意識をお持ちの方は是非、以下リンクの過去稿にも目を向けて頂くと共に、続編にご期待ください(^.^)/~~~



天気情報の中で耳にする【猛暑日地点数】
等は分母数が有意義🏆

 

”率”を表現する時の口語【10パー】が嫌い😖
”セント”が付いていてこそ意味のある語☝
⇒ per : ~につき

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#デザイン思考 #本質 #合理化 #業務改善 #デザイン #とは #情報 #生活 #数値 #感染者数 #陽性者数 #指標 #PCR検査 #母数 #統計




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