
演劇人のためのSNS攻略法
情報は届きにくい
はじめに前提知識として。
今の時代は“多くの情報は届きにくい”という点を理解する必要があります。
●Facebookの運用について
Facebookはその仕組み上、知り合いや友達登録しているユーザー宛てに利用することに向いています。
タイムライン(フィード)は基本的に時系列順表記ではないため、友達に向けて発信するとしても投稿数が少ないと投稿自体を目にしない可能性があります。
公演のイベントページが立ち上がったらアカウントをもつ関係者が積極的にシェアをしていかないと公演について知られないままとなる可能性があります。
●Twitterの運用について
情報は届きにくい時代だが、
家族や友人知人の言葉はユーザーにちゃんと届く
→口コミの方が信頼できると多くの人が考えているため
そのためにはどんなTwitter運用が有用なのか、大きくは次のとおりです。
1.受け取った情報をさらに拡散したり拡散してもらう
●フォロワーを増やすには?
●シェアの循環を大きくする
●実際にどんな投稿をしたらいいの?
2.自分のフォロワーのタイムラインを占拠する
まずはつくり手側から発信しないと広まらない
3.写真の投稿は三枚が理想
スマホから見た時に「大」「小」「小」のレイアウトになる
4.一つのツイートで次のアクションが起こせる
ユーザーが迷子にならないような投稿を意識
5. “役者”から発信しないと観ない
●まずは役者から
●「投稿すること」に慣れる必要がある
●公演日から逆算して時間を考慮する
6.投稿しない方がいい話題、トピック
予期せぬトラブルに合わないために
詳しく見てみます。
1.受け取った情報をさらに拡散したり、拡散してもらう
ただフォロワーを増やすのではなく、手にした情報を受け取ったりシェアしてくれるフォロワーを増やす事を意識しておくのが重要です。
●フォロワーを増やすには?
フォロワーは頻繁な投稿、フォロワーの多いユーザーにリアクションしてもらうこと、フォローを増やすなど小さな積み重ねでしか増えないません。
小さな積み重ねでフォロワーは増える、とも言えます。
大切なのはフォロワー数という単純な数字だけではなく、フォロワーの中にシェアしてくれるユーザーが多い方が広まりやすく、口コミを発生させやすい環境になります。
ブログ記事やニュース記事にコメント添えて投稿する、というのもフォロワーやシェアを増やす一つの手段です。
ブログやニュース記事を書いた人・つくった人の多くは、自分の書いた記事についての反響を検索してます。
(記事のタイトルや記事のURL、自分のアカウントIDなどでTwitter内検索しています)
※※※
●シェアの循環を大きくする
たとえばこれはリアクションが多くなるだろうと見ての投稿です。
吉藤オリィさんというユーザーがどんな活動をしていて、どんなユーザーがフォロワーしているのかをある程度知った上で投稿しました。
(参考:
https://twitter.com/shajime_/status/1176863889767616513?s=21 )
“人助けや社会貢献は義務じゃない。でも、誰かの役に立つ事ができるということは生きる理由になる。”
— タカバショウ@フリー / 演劇制作者 (@design_sho) September 25, 2019
誰かの役に立つことが生きる理由
ステキですね
私が分身ロボットカフェを開催する理由|吉藤オリィ @origamicat|note(ノート) https://t.co/nK4d0ObGPS
まず記事を書いた吉藤オリィさんがシェアして、それを見た他のユーザーがシェアやいいねをして、さらにそれを見た他のユーザーがシェアやいいねする、というシェアの循環を生み出すことが狙いです。
(シェア元の記事が@ユーザー名をつけて投稿するように設定されています)
さらにその先には、自分のプロフィールや固定ツイートを見てもらう、フォロワーしてもらう、という狙いがあります。
シェアの循環が広がると、自分のプロフィールや固定ツイートにも興味関心を持ってくれるユーザーも多くなる可能性があがり、シェアしてくれる、フォロワーが増える可能性があります。
そのフォロワーは次のアクションを起こしてくれる可能性が高いです。
※※※
●実際にどんな投稿をしたらいいの?
自分が得意で考えていて楽しいこと、自分が深く掘り下げてみたいことを演劇・お芝居を含めて5〜10決めてみましょう。
投稿内容の範囲を狭くすることでアカウントに個性が生まれてきます。
するとその個性を支援してくれる(=シェアやチケット購入をしてくれる)ユーザーが集まってきます。
Twitterは誰もがみられる、いわば公共の場で話すのと同じ感覚を持ちましょう。
自分が詳しい、好きなことであれば知見がたまっているので不用意な発信をすることもありません。
公共の場で話しているから多くの人、縁がなかった人に気付いてもらえます。
稽古の休憩中などのオフショット動画も興味をひく素材になります。
例えばこのユーザーの動画はちょっと面白い興味をひくような仕掛けがあります。
https://twitter.com/yukikimisawa
2.自分のフォロワーのタイムラインを占拠する
団体や公演関係者、公演に関するツイートを見つけたら積極的にRTやfavをする→フォロワーのタイムラインに流れる
これらを頻繁に行えば自分のフォロワーさんに情報が届きやすくなります。
リアクションをしないと発信者の投稿が多くの人に知られない、と言えます。
頻繁にタイムラインに流れてくれば、もともとフォロワーしている=興味関心があるので観に行こうかな、となりやすいのです。
まずはつくり手側から発信しないと広まらない
と考えてください。
タイムラインとやらが1つの劇団の情報で埋まっている。多いなと思うが、これだけ目にすれば多少値段が高くても見に行ってみようという気にもなるな。
— みるせん (@xhh0ImBZbROwWXE) September 13, 2019
100〜200フォローしていると関係投稿を見逃すことがあります。
そんな時はリストを作って公演関係者のTwitterアカウント投稿だけを見る、というのも一つの手段です。
(TwitterとTwitterの外部ツールを使うという手段もありますが「リスト」が手軽に出来る方法です)
3.写真の投稿は三枚が理想
スマホから見た時に「大」「小」「小」のレイアウトになることで2枚や4枚よりも目立ちやすい。
改行や絵文字を使うことでタイムライン上の見た目が、カラフルに占有面積を広くなり目立ちやすいです。