もしこの世にいなかったら
「もし自分が生まれてなくて細胞もなくてこの世もなくて今いる現実もなくて宇宙に浮遊していたら」
小学2.3年の頃、そんなことを授業中に考えて、ここにいる事実が、嘘になることが怖すぎて考えては途中でやめた。生まれずに人間にならずに細胞の塊でしかない自分は何者でもなく感情もなく静かに宇宙に浮遊していることが神の域すぎて信じられなかった。今の自分は地球でしか通用しない。でも、みんなは「この世が全て自分以外の自分はありえない」という風に生きている。地球人同士、存在を認識し合って「あ