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その歯医者、本当に信頼できる?!完璧な見極め方20選

こんにちは。
プリズムタワー工藤歯科の副院長、工藤有加です🦷

信頼できる歯科医院探しって、ほんと難しいですよね。

でも、できることなら、安心して、心から信頼のできる歯科医院に通いたい!って思っている方も多いのではないかと思います。

でも、実際、どう判断したらいいかわからないですよね。

私も、もし歯医者じゃなきゃ、歯医者の実情がわからなすぎて歯医者ジプシーしてただろうし、いい歯医者ってどう判断していいかわからなくて、困ってただろうなと思います。

実際、こんなに歯医者はたくさんあるけれど、安心できて信頼できる歯医者って、そんなに多くないだろうな、って思います。


そこで、歯医者20年の歴がある私が、安心できて信頼できるかかりつけの歯医者にしていいチェック項目を書いていきますね!

これを叶える歯医者は、ほんっとうに少数派!だと思う、けど、巡り会えたら一生信頼して、安心して付き合うことのできる歯医者の可能性が高い!と言えます。

それでは、順番に安心できて信頼できるかかりつけの歯科医院にしていいかどうかのチェック項目を順番に説明していきますね!


1、クリーニングの前に、歯周病検査をきちんとしてくれる


歯のクリーニング前の歯茎の検査は必須。クリーニング後の経年変化の記録も大切です。


歯のクリーニングの前に、歯周病検査で、歯と歯茎の間のポケットの深さを実際測定している歯科医院は、安心して信頼できる歯科医院です。

この理由は、クリーニングの効果を最大限に引き出し、口腔の健康を適切に管理するためです。

歯周病検査は、歯周病の有無や進行度を正確に診断し、個々の患者に最適な治療計画を立てるために不可欠です。

歯周病検査では、歯科医師や歯科衛生士が歯ぐきの溝の深さを測定し、歯周病の進行状態を確認します。

また、レントゲン撮影を行い、歯を支える骨の状態や歯石の付着状況も確認します。

この詳細な検査により、単なるクリーニングだけでなく、患者の口腔状態に応じた適切な治療やケアを提供することができます。

例えば、深い歯周ポケットが見つかった場合、通常のクリーニングでは届かない部分の専門的なクリーニング、SRP(スケーリングルートプレーニング)が必要となります。

また、歯周病の進行度に応じて、クリーニングの頻度や方法を調整することも必要です。

逆に、歯周病検査がないと、口腔内の状況も正確に把握できなければ、適切な治療計画も立てることはできません!!

さらに保険診療でのクリーニングは、ルールがあり、歯周病検査が必要不可欠です。

クリーニングや、歯周病治療の後、ポケットの数値が、どう変化して行ったのかを、記録を残して、追っていくことが大事なんですね。

ポケットの検査も、1点法と、6点法がありますが、1点法だと歯周病を見逃すことも実際多いので、6点法でしっかり歯周病の検査をしてくれるところの方が安心です。

当院は、6点法を全ての患者様で行なっていますが、実はここだけの話、衛生士学校の見学生が、うちの歯科医院ほど、きちんと検査して、細かいところまでクリーニングしているところはない、ってこっそり話してくれました。

同じ保険診療でも、レベルの違いを学生が感じているようです。

せっかく受けるなら、ちゃんとしたところでクリーニング、受けたくないですか?

歯周病検査がないと、定期的にクリーニングを受けているのに、歯周病が悪化していくのに気がつかないこともあるんです。

大切なので、もう一回言いますね。

歯のクリーニングを受ける際は、事前に歯周病検査を実施する歯科医院を選ぶようにしましょう。

歯周病検査をきっちり行なっている歯科医院は、包括的な治療のアプローチを提供でき、より効果的で、個人個人に合った口腔ケアと長期的な歯の健康維持が可能になります。




ポイント

• 歯周病検査を行う歯医者を選ぶべき

• 理由は、正確な診断と適切な治療計画が可能で、歯周病の早期発見と予防ができるから

• 結果、より効果的な口腔ケアと長期的な歯の健康維持が実現します。





2、保険の範囲でも検査とクリーニングを行なってくれる



継続して行う定期検診は保険内でしっかり行ってくれる歯科医院が安心です。
自費のクリーニングを上手に組み合わせるのもgood!


保険の範囲で定期的なメンテナンスやクリーニングを行ってくれる歯科医院を選ぶことは、経済的であり、歯の健康を維持するために非常に有効です。

基本的な歯周病治療は保険の範囲でも行えます。

実は、以前は、保険で予防のための定期的な歯のクリーニングは行えませんでした。

ですが、現在は、予防目的の定期的なクリーニングも、保険の範囲で行えます。

保険適用のクリーニングは、費用が抑えられ、定期的に受けることで虫歯や歯周病の予防に役立ちます。

そして、経済的負担が少ないため、継続しやすいですよね。

保険適用のクリーニングは約3,000円程度で受けられ、歯石除去や歯周病治療が含まれます。

一方、保険適用外のクリーニングは5,000円から20,000円と高額で、予防や美容目的の施術が含まれます。

自費専門の歯科医院だから、いい治療をしているに違いない、というのも根拠がありません。

経済的負担を軽減し、歯の健康を維持するために、保険の範囲で定期的なメンテナンスやクリーニングを行ってくれる歯科医院を選ぶことが推奨されます。



ポイント

  • 保険適用のメンテナンス・クリーニングを行う歯科医院を選ぶことが推奨される。

  • 経済的負担が少なく継続しやすいため、長期的な歯の健康維持に有効。

  • 保険診療の定期検診のレベルも、歯科医院によって違う

  • 定期検診の時に歯周病検査を記録してくれる歯科医院が安心

  • 自費のクリーニングだから安心、という訳ではない




3、1回の定期検診+クリーニングで、30分〜60分程度時間をかけて丁寧に行われている


保険でも丁寧にクリーニングしてもらえる歯科医院が安心

一回の定期検診と定期クリーニングで、30分から1時間くらい時間をかけて丁寧に行われる歯科医院を選びましょう。

理由としては、十分な時間をかけることで、より詳細な検査と丁寧なクリーニングが可能となり、口腔の健康維持に効果的です。

短時間の処置では見落としや不十分な清掃が生じる可能性があります。

定期検査では、歯周病検査、歯の揺れの確認、各面の汚れチェック、カメラによる磨き残しの確認などが行われます。

定期クリーニングでは、超音波スケーラーや手用スケーラーを使用し、歯石やプラークの除去、着色の除去、さらにはトリートメントも行われます。

結論、口腔の健康を長期的に維持するためには、30分から1時間程度の十分な時間をかけて丁寧に検診とクリーニングを行う歯科医院を選ぶことが重要です。

これにより、潜在的な問題の早期発見や効果的な予防が可能となります。

十分な時間をかけたクリーニングは、口腔内の隅々までしっかりと清掃し、歯石やプラークを効果的に除去するために重要です。

逆に、短時間のクリーニングでは、細部まで行き届かないことが多く、再発のリスクが高まります。

当院にいらした患者様で、他院の定期検診に一生懸命通っていたという患者様で、歯周病がひどく進んでしまっていた患者様がいらっしゃいました。




ポイント

• 30分から1時間かけて丁寧に検診とクリーニングを行う歯科医院を選びましょう。
• 詳細な検査と丁寧なクリーニングが可能で、口腔の健康維持に効果的です。
• 十分な時間をかけることで、潜在的な問題の早期発見や効果的な予防が実現します。





4、自分の歯茎の状態の説明と、歯ブラシのアドバイスをしてくれるか?


歯ブラシと歯茎のチェック、虫歯のチェックは大切

自分の歯茎の状態を説明し、歯ブラシや歯間ブラシのアドバイスをしてくれる歯医者を選びましょう。

個々の歯茎の状態に応じた歯ブラシの選び方や使用方法を知ることで、効果的な口腔ケアが可能になります。

いくら定期クリーニングを受けていても、毎日の歯ブラシが上手にできていないと虫歯や歯周病が進んでしまう可能性があるからです。

自分の歯茎の状態を説明し、適切な歯ブラシのアドバイスをしてくれる歯医者を選ぶことで、最適な口腔ケアが実現できます。




ポイント

  • 自分の歯茎の状態を説明し、歯ブラシのアドバイスをしてくれる歯医者を選びましょう。

  • 個々の歯茎の状態に応じた歯ブラシや歯間ブラシの選び方や使用方法を知ることで、効果的な口腔ケアが可能になります。

  • 適切な歯ブラシのアドバイスをしてくれる歯医者を選ぶことで、最適な口腔ケアが実現できます。



5、虫歯があったら、虫歯の原因を突き止めて、虫歯にならないような生活習慣のアドバイスをしてくれるか?


虫歯がある人はまず、原因を一緒に探り、2度と虫歯にならないように改善しましょう


 虫歯があれば、生活習慣を見直し、原因を探り、根本的な対策を説明してくれる歯科医院を選びましょう。

虫歯がある人は必ず原因があるので、その原因を除去しなければまた別の部位で虫歯は再発してしまい、虫歯治療は永遠に繰り返し繰り返し、続くことになります。

なので、ないが言いたいか、というと、真の虫歯治療は、虫歯を削って詰める治療だけではなく、もうこれ以上、虫歯を返さないような口腔環境を作り出すことです。

虫歯の再発を防ぐためには、蛇口を閉める。つまり、原因となる生活習慣を改善することが重要です。

糖分の過剰摂取や不十分な歯磨きが虫歯の主な原因です。

虫歯の根本原因を説明し、生活習慣の改善をサポートしてくれる歯科医院を選ぶことで、再発を防ぎ、健康な歯を維持できます。




ポイント

  • 虫歯があれば、生活習慣を見直し、原因を探り、根本的な対策を説明してくれる歯科医院を選びましょう。

  • 虫歯の再発を防ぐためには、原因となる生活習慣を改善することが重要です。

  • 生活習慣の改善をサポートしてくれる歯科医院を選ぶことで、再発を防ぎ、健康な歯を維持できます。




6、初期虫歯はすぐに削ろうとせず、フッ素塗布や、虫歯が大きくならないようなアドバイスがあるか?


初期虫歯はすぐに削ろうとせず、フッ素塗布や虫歯予防のアドバイスをしてくれる歯科医院を選びましょう。

理由としては、初期虫歯がさらに広がり大きな虫歯になるかどうかは、個人差があるからです。

例えば、現在の虫歯の大きさや、虫歯のリスクがどれくらい高いのか?を伝えてくれて、食事指導やブラッシング指導、虫歯リスクを下げるような説明をしてくれる歯科医院は信頼できると言っていいです。

 虫歯を様子見するのであれば、生活習慣の見直しや、フッ素塗布などをして、様子見してくれるかどうか?をチェックしましょう。


ポイント

  • 初期虫歯はすぐに削ろうとせず、フッ素塗布や虫歯予防のアドバイスをしてくれる歯科医院を選びましょう。

  • 初期虫歯は適切なケアで再石灰化し、進行を防ぐことができます。

  • フッ素塗布や予防ケアを提案してくれる歯科医院を選ぶことで、歯を守ることができます。




7、しみる歯は、すぐに削ろうとせず、しみる原因を説明してくれるか?(歯軋りとの関係性や、知覚過敏などの説明はあるか?)


説明をしっかりしてくれる歯医者は安心しますよね

しみる歯はすぐに削らず、原因をしっかり説明してくれる歯科医院を選びましょう。

実は、歯がしみるのと、虫歯かどうか、歯を削る治療が必要かどうかはまた別の話です。

歯が染みるのと、歯を削る治療が必要かどうかは、イコールではない、ということなんですね。

知覚過敏や歯軋りなど、しみる原因は多岐にわたり、適切な治療を受けるためには原因の特定が重要です。

知覚過敏は冷たいものや歯ブラシの刺激で一時的に痛みが生じることが多く、歯軋りや歯周病も原因となります。

しみるから、と言う理由だけで、すぐに、神経を抜いたり、被せ物をすすめたり、プラスチックを埋めるような治療をする歯科医院は、ちょっと待った!

通い続けるのはあまりオススメではありません。

当院では、患者の症状に応じて原因を詳しく説明し、適切な治療法を提案しています。

しみる原因をしっかり説明し、適切な治療を提供してくれる歯科医院を選ぶことで、最適なケアを受けられます。



ポイント

  • しみる歯はすぐに削ったり、神経をとったり、プラスチックを詰めたりせず、原因をしっかり説明してくれる歯科医院を選びましょう。

  • 知覚過敏や歯軋りなど、しみる原因は多岐にわたるため、適切な治療には原因の特定が重要です。

  • 心配な場合は、歯科医院に「しみる原因を説明してくれますか?」と確認してみましょう。




8、自分の口の状況に合わせて、健診を含めた定期クリーニングの頻度を提案してくれるか?

自分に合った頻度で定期クリーニングしましょう

 自分の口腔状況にあわせた健診の頻度を提案してくれる歯科医院を選びましょう。

個々の口腔状況に応じた健診頻度は、最適なケアと予防を提供し、健康を維持するために重要です。

一般的な健診頻度、と言っても、1年に一回行けば十分と思っている方もいるかもしれないし、区や市の検診が来たときに行けば十分と思っている方もいるかもしれないですね。

虫歯や歯周病のリスクが人それぞれ違うので、必要な定期クリーニングの頻度は異なります。

当院では、最低でも4ヶ月に1回の定期クリーニングを行いましょうね、とお伝えしています。

リスクが高い場合は、もう少し頻度が高い必要がある場合も多いです。

自分の口腔状況にあわせた健診の頻度を理由の説明と一緒に提案してくれる歯科医院を選ぶことで、最適なケアを受けられます。

ご自身の状況に合わせた、定期検診の頻度の提案をしてくれるかどうか?は、重要なポイントです。


ポイント

  • 定期検診の間隔を自分に合わせてアドバイスをしてくれる




9、器具、特にタービン(口に入れて削る機械)が滅菌されているか?


個々に滅菌されたタービンは清潔ですが、そうではない歯科医院もあるので注意してみましょう

器具、特にタービンが都度滅菌されている歯科医院を選びましょう。

タービンの使い回しは感染リスクを高めるため、患者ごとに滅菌することが重要です。

タービンを消毒しただけのものを使い回している医院もまだあるかもしれないです。

当院のように、滅菌を徹底している医院では患者ごとにタービンを交換し、専用の滅菌器で強力に滅菌しています。

感染リスクを避けるため、タービンが都度滅菌されている歯科医院を選びましょう。


コロナがあり、感染対策に力をより一層入れる容認あった医院は多くなり、個々に滅菌されたタービンが使用されている歯科医院が多くなったと信じたいです。

心配な方や、確かめたい場合は、実際、電話か、初診の時に、歯科医院に「タービンって一人一人で滅菌交換されてますか?」っサラッと聞いてみても良いと思います。


ポイント

  • 器具、特にタービンが都度滅菌されている歯科医院を選びましょう。

  • タービンの使い回しは感染リスクを高めるため、患者ごとに滅菌することが重要です。




10、医院に清潔感があるかどうか?

清潔感のある歯科医院



 清潔感のある歯科医院を選びましょう。

清潔な環境は感染リスクを減らし、安心して治療を受けられるからです。

清潔な歯科医院は、定期的な消毒や器具の滅菌を徹底しており、患者の健康を守るための対策が整っています。

 清潔感のある歯科医院を選ぶことで、安心して治療を受けられます。


ポイント

  • 清潔感のある歯科医院を選びましょう



11、ホームドクターは歯周病専門医から選びましょう


当院は歯周病専門医を育てる、歯周病専門医指導医の在籍する歯科医院です

歯周病専門医、もしくは歯周病専門医指導医が院長の歯科医院が近くにあったら、その歯科医院で定期検診を受けるのをおすすめします。

歯周病専門医、もしくは、歯周病専門医指導医のいる歯科医院を選びましょう。

歯周病専門医や指導医は高度な知識と技術を持ち、専門的な治療を提供できるため、歯周病の予防と治療において最適なケアを受けられます。

歯周病専門医は、5年以上の研修と試験を経て認定され、さらに指導医は専門医資格取得後7年以上の経験が必要です。この厳しい認定プロセスにより、質の高い治療を受けられる確率は、一般歯科の先生の中から選ぶよりグンと上がります。

歯周病の治療と予防には、専門的な知識と技術が不可欠です。したがって、歯周病専門医や指導医のいる歯科医院を選ぶことが重要です。


他の専門医じゃダメですか?

ダメじゃないのですが、実は、今現時点では、日本歯周病学会認定の歯周病専門医が、一般歯科の中で、唯一、厚生労働省から表記してもいいよと認可が降りている専門医の称号なんです。

下記に、歯周病専門医のホームページURLを添付しておきますので、近くの歯周病専門医を是非チェックしてみてくださいね!




ポイント

  • 歯周病専門医や指導医のいる歯科医院を選びましょう。

  • 専門医は高度な知識と技術を持ち、最適なケアを提供します。

  • 専門医は厳しい認定プロセスを経ており、質の高い治療を受けれる確率は上がります



12、口腔内写真の撮影と説明があるか?


規格化口腔内写真が綺麗に撮影され、説明ある歯科医院は安心

規格化された口腔内写真を撮影し、その説明がある歯科医院を選ぶことは、患者にとって非常に有益です。

口腔内写真を用いることで、患者は自分の口腔内の状態を視覚的に確認でき、治療の必要性や進行状況を理解しやすくなります。

初診時に定型の6枚の口腔内写真を撮影し、患者に説明を行います。
これにより、患者は治療の必要性を理解し、安心して治療を受けることができます。

治療前、治療中、治療後の写真を撮影し、患者と共有することで、治療の透明性を高が高まり、安心につながりますよね。

口腔内写真を規格化して撮影し、その説明を行う歯科医院を選ぶことで、患者は治療内容を理解しやすくなり、信頼関係が強化されます。

この後にも書きますが、学術的な内容を公の場で発表する機会がある先生は、口腔内写真の質に非常に重きを置きます。

学術的にもきちんとした歯科医院だったら、治療前後の比較を常に行う癖がついているので、要所要所で口腔内撮影写真を撮影します。

口腔内写真があれば、治療前後を院内でも共有しますし、その先生と患者様だけの闇治療になりにくいですよね。

私は、初診時の口腔内写真を撮影しないで治療を始める歯科医院は不安を感じます。

なぜなら、治療が始まると、汚れのつき具合、歯茎の炎症の様子、どこにどんな補綴物が入っているか、それが変化していきますよね。

レントゲンではわからないことが、口腔内写真でわかることが多いので、記録しておくことがとても大事なんです、

最初の治療前の状態が、どんな状態だったのか、歯科治療をして、どのように変化したかを、写真で記録しておくことは、とても大事です。


ポイント

  • 保険内診療、自費診療にもかかわらず、規格された口腔内写真を5枚以上撮影し、必要に応じて説明してくれる歯科医院は安心です

・規格化された口腔内写真を撮影し、その説明がある歯科医院を選ぶと良いです。

  •  患者も、術者も、治療の前後の比較ができ、お互いに理解しやすくなるためです。



13、国家資格を持った歯科医師か歯科衛生士がクリーニングを担当してくれるか?

国家資格を持った歯科医師か歯科衛生士による歯のクリーニングを受けましょう

国家資格を持った歯科医師か歯科衛生士がクリーニングをしてくれる歯科医院を選びましょう。

国家資格を持つ専門家は、適切な知識と技術を持っており、安心して治療を受けることができるからです。

歯科医師や歯科衛生士は、国家試験に合格し、厳しい教育と訓練を受けています。

例えば、歯科衛生士は虫歯や歯周病の予防処置、歯石除去、フッ素塗布などの専門的なケアを行うことができます。

これにより、口腔内の健康を維持し、トラブルを未然に防ぐことができます。

実は、ここだけの話ですが、人員不足のため、資格のない歯科助手が口腔内を触っているという違法行為をしている歯科医院もあると聞きます。

これは患者の安全を脅かす重大な問題です。

したがって、国家資格を持った歯科医師か歯科衛生士がクリーニングをしてくれる歯科医院を選ぶことは、質の高いケアを受けるために重要です。

当たり前すぎだけど、見過ごせないのが、国家資格を持った歯科医師か歯科衛生士がクリーニングをしているかどうか?は重要なポイントです。


ポイント

  • 国家資格を持った歯科医師か歯科衛生士がクリーニングをしてくれる歯科医院を選びましょう。

  • 資格のない歯科助手が口腔内を触る違法行為をしている歯科医院もあるため、注意が必要です。

  • 質の高いケアを受けるためには、資格を持つ専門家がいる医院を選ぶことが重要です。




14、補償制度が充実しているか?


自費治療を受ける前に、補償制度を確認しましょう

自費治療後の補償制度が充実している歯科医院を選びましょう。

補償制度が充実している歯科医院は、治療後のトラブルや不具合に対しても安心して対応できるからです。

自費治療は高額であり、治療後に問題が発生した場合の再治療や修正が必要になることがあります。

補償制度が整っている医院では、こうした場合に追加費用を気にせずに再治療を受けることができます。

例えば、セラミック治療後に欠けたり壊れたりした場合でも、補償制度があれば安心です。

したがって、自費治療後の補償制度が充実している歯科医院を選ぶことは、安心して治療を受けるために重要です。

ちなみに、私が勤務していた大学病院の自費治療は、1年保証でした。

当院は、何か起こったら院内保証での10年の補償制度があります。

自費治療を希望していたとしても、歯によっては、自費のものを入れても予後が悪い、遠くない将来にダメになるような条件の悪い歯があれば、その事実をきちんと説明してくれる歯科医院の方が親切ですよね?

すぐにダメになるような自費治療をする歯医者だと自費の保証期間は長くはできません。

かといって、たくさん抜いて、予後の良いインプラントばかりを進める歯医者もまた問題があるなあとは思います。

それは、やはり、直接話を聞いて、患者様の見極める力、というのも大事になってくるかなと思います。

当院は、5年間は何かあれば100%補償ですし、5年以降は、少しずつ患者様の負担はありますが、10年間、補償制度が適応されます。

引っ越しになっても大丈夫なように、ガイドデントという補償会社と提携し、外部保証のダブル保証です。


ポイント

  • 自費治療後の補償制度が充実している歯科医院を選びましょう。

  • 補償制度があれば、治療後のトラブルや不具合に安心して対応できます。

  • 追加費用を気にせずに再治療を受けられるため、安心して治療を受けられます。


15、あまり派手に宣伝しすぎてないか?規模の大きい歯科医院も要注意



派手な看板や宣伝は要注意

あまり派手に宣伝したり、規模の大きな歯科医院は選ぶ上で要注意です。


派手な宣伝や大規模な医院は、必ずしも治療の質を保証するものではないからです。

派手な広告や大規模な施設は、患者を引きつけるための手段であり、治療の質とは直接関係がありません。

実際に、広告内容が誇大であったり、虚偽広告とみなされる場合もあります。

また、規模が大きい医院では、責任の所在が曖昧になってしまいがちですし、患者一人ひとりに対する細やかなケアが行き届かないこともあります。

したがって、歯科医院を選ぶ際には、派手な宣伝や規模の大きさに惑わされず、治療の質や医師の信頼性を重視することが重要です。。

もちろん、大手の歯科医院でも、代診の先生でも、大きな規模の歯科医院でも、しっかり責任を持って治療してくださる先生もいると思いますが、一つの参考にしていただければと思います。


ポイント

  • 派手に宣伝したり、規模の大きな歯科医院は選ぶ上で要注意です。

  • 派手な広告や大規模な施設は、治療の質を保証するものではありません。

  • 治療の質や医師の信頼性を重視して歯科医院を選ぶことが重要です。



16、学会発表や、症例発表、雑誌掲載など、公の場で、自分の症例で活躍できる歯科医師か?



当院の院長がヨーロッパの歯周矯正の学会で発表した時の写真

学会発表や症例発表、雑誌掲載など、公の場で自分の症例で活躍できる歯科医師の先生方をぜひおすすめさせていただきたいと思います。

理由としては、公の場で活躍する歯科医師は、最新の知識と技術を持ち、治療の質が高いことが期待できるからです。

学会発表や症例発表、雑誌掲載は、歯科医師が自分の治療技術や知識を他の専門家と共有し、評価を受ける場です。

これにより、常に最新の治療法を学び、実践していることが証明されると言えます。

したがって、学会発表や症例発表、雑誌掲載などで活躍する歯科医師を選ぶことは、質の高い治療を受けるために重要です。

治療結果まで公の場できちんと見せている、そして、その後の何年後までも経過を追ってその報告が公の場で出来るというのは、一つの指標なのではないかと思います。

当院の院長は、良い臨床に勤しみ、休みも返上して、勉強会に出たり、学会で症例発表の準備や、症例写真や動画の時系列の整理、歯科医師向けの本や雑誌の執筆活動をする姿を一番を一番そばで見て、その大変さと尊さを実感しています。

一概に言えませんが、学会などで臨床症例を発表している先生は、素晴らしい先生が多いと感じています。

こうした先生が一般に認知され、信頼されることで、より多くの人が真に良い歯科治療を受けられるようになることを願っています。

そのために、私はこのような発信活動を行っています。


ポイント

  • 学会や公の場で症例を発表する歯科医師は、最新の知識と技術を持ち、治療の質が高い。

  • こうした歯科医師は、常に最新の治療法を学び、実践していることが証明されている。

  • そのため、質の高い治療を受けるためには、こうした歯科医師を選ぶことが重要です。



17、治療をする前に、全ての治療の選択肢と、その治療のメリットデメリットを説明してくれるか?


治療の選択肢のメリットとデメリットについて説明してもらいましょう

治療をする前に、すべての治療の選択肢と、そのメリット・デメリットを説明してくれる歯科医院を選んだ方が良いです。

治療の選択肢やその利点・欠点を理解することで、患者が最適な治療法を選択できるからです。

信頼できる歯科医院は、保険治療と自費治療の両方について詳しく説明し、患者に選択肢を提供します。これにより、患者は自身の状況に最も適した治療法を選ぶことができ、治療後の満足度も高まります。

したがって、すべての治療の選択肢とそのメリット・デメリットを説明してくれる歯科医院を選ぶことが重要です

治療のメリット・デメリットの説明がない、説明を受けたけどよくわからない、納得できない場合は、もう少し説明を求めたり、セカンドオピニオンを求めるなどして、自分が受ける治療のメリット、デメリットをよく理解し、納得した上で治療をお受けになることをおすすめします。


ポイント

  • 治療前にすべての選択肢とメリット・デメリットを説明してくれる歯科医院を選ぶと良い。

  • これにより、患者が最適な治療法を選択できる。

  • 信頼できる歯科医院は、保険治療と自費治療の両方について詳しく説明する。



18、全顎治療が必要な人は、全体の問題点といくつか全体的な治療計画の提案があるか?



治療計画はとても大切です

全額治療が必要な人は、治療計画をきちんと立てて提案してくれる歯科医院を選ぶと良いでしょう。

特に、問題が多かったり、深刻だったり、少しでも噛み合わせを変えないと行けない方は、治療計画は必須です。

詳細な治療計画を立てることで、治療の進行がスムーズになり、最適な結果を得ることができるからです。


逆に、治療計画がないと、行き当たりばったりの治療の組み合わせの集大成の口の中になってしまい、良いゴールに辿り着けないことも多いです。

治療計画をしっかり立てる歯科医院は、患者の口腔内の状態を詳細に把握し、最適な治療方法を提案します。これにより、無駄な治療を避け、効率的かつ効果的な治療が可能となります。

したがって、全額治療が必要な場合は、治療計画をきちんと立てて提案してくれる歯科医院を選ぶことが重要です。

当院では、保険治療でも全体的な治療計画を立ててから治療を行います。

問題が複雑で理想的な治療をご希望の患者様には、スペシャリストプランをご用意しています。

このプランでは、より詳しい診査診断を行い、詳細な治療計画をご説明し、ご納得いただいた上で治療を開始します。

患者様一人ひとりに最適な治療を提供するため、無駄な治療は出来るだけ避け、ご自身の歯を最大限に生かすような治療プランをお約束します。


ポイント

  • 全額治療が必要な人は、治療計画をきちんと立てて提案してくれる歯科医院を選ぶと良い。

  • 詳細な治療計画により、治療がスムーズで最適な結果が得られる。

  • 無駄な治療を避け、効率的かつ効果的な治療が可能となる。




19、虫歯や根管治療で、ラバーダム下で、ルーペ・マイクロスコープを用いてくれる


必要に応じてルーペやマイクロスコープを使用してくれる歯科医院を選びましょう


虫歯治療でルーペやマイクロスコープを用いて治療してくれる医院を選ぶと良いでしょう。

ルーペやマイクロスコープを使用することで、治療の精度が大幅に向上し、虫歯や歯周病の初期症状を見逃さずに治療できるからです。

ルーペやマイクロスコープは、肉眼では見えない細部まで拡大して確認できるため、感染部位の除去や修復物の適合性が高まります。また、治療の範囲を最小限に抑え、歯や体への負担を軽減することができます。

したがって、虫歯治療でルーペやマイクロスコープを用いる医院を選ぶことは、より精密で効果的な治療を受けるために重要です。


  • 虫歯治療や根の治療では、ルーペやマイクロスコープを使う医院を選ぶと良い。

  • これにより治療の精度が上がり、見逃さずに治療できる。



20、必要に応じてCTを撮影してくれる


CTがある歯科医院の方がより精密で正確な診断が可能です


必要に応じてCTを撮影してくれる歯科医院を選ぶと良いでしょう。

CT撮影を行うことで、歯や顎の内部構造を詳細に把握でき、より正確な診断と治療計画が立てられるからです。

CTスキャンは、従来のX線では見えない三次元的な情報を提供します。これにより、隠れた虫歯や歯周病、顎の骨の状態などを正確に評価でき、インプラントや根管治療などの高度な治療にも対応しやすくなります。

したがって、CTを撮影してくれる歯科医院を選ぶことは、より精密で効果的な治療を受けるために重要です。


  • 必要に応じてCTを撮影してくれる歯科医院を選ぶと良い。

  • CTスキャンで歯や顎の内部構造を詳細に把握できる。

  • CT撮影することにより、正確な診断と治療計画が立てられる。



まとめ


良い歯科医院を見極めて健康な口腔内で一生過ごしてほしい。それが私の思いです。


信頼できる歯科医院の条件20選をあげてみました。

めっちゃハードル高いな、と思いながら書きました。

歯医者に実際、行ってみないとわからないことが多いというのが、また難しいですよね。

行ってみて、違うよなぁ。って。また探さなきゃいけなくなるのは、大変ですよね。

ここに書いたことを全部クリアするような歯科医院を探すのはかなり困難。だけど、必ずあります!

手前味噌ながら、私が勤務している歯科医院は、上記全てを叶えている日本でも数少ない歯科医院の一つです。

歯科医師からの信頼も厚く、歯科医師からの紹介や依頼も多いです。

もし、信頼できる歯科医院探しでお困りの方は、当院にお問い合わせください。




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