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被せ物の色の合わせ方について

僕たち歯科医師は
歯の被せ物や詰め物の治療をする際

色合わせを行なっています。

色を重ねて
自然な白さをだしたり、透明感を出したり
しています。

人間の目は
わずかな色の違いでも分かります。

色味の選択はとても難しいです。
人によって感覚が微妙に異なるためです。

なので歯の色と被せ物、詰め物の色を合わせるのに

一つの基準として
シェードガイドという

色合わせの見本を用いることがあります。

このようにモデルがあり
実際に歯にあてがう事で
色の比較をして
出来るだけ馴染んだ色の被せ物や詰め物を
選択する様にします。

このシェードガイドと合わせて
歯の写真を撮影しておく事もあります。

その写真を参考に技工士さんと相談して

形や色を決めて被せ物の製作を行ったりします。


このシェードガイド(色見本)は
とても種類が多いです。
英語と数字で表します。
(Aの3とかBの2とか)

日本人にはAというタイプの色調が
適していると言われており
A1と数字が低いほど白く
2.3.4と数字が上がるにつれて
色が濃くなっていきます。

あまり白すぎると治した部分が浮いてしまうので

隣の歯や噛み合う反対の歯を参考にして
患者さんと相談しながら色を決めていきます。

今回は詰め物、被せ物の
色の合わせ方についてでした😁

Instagramでも歯の事を発信をしています。

アカウント名はツムグデンタルです。


noteでは文章でしっかり解説をしています。
Instagramではイラスト中心に
わかりやすくシンプルな投稿をしています。


「執筆、監修者」
歯科医師:平岩瑛郁
出身大学:大阪歯科大学

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