思考を言葉に

自分の考えていることを、自分の思う正確な言葉で表すのって難しいなと感じているこの頃です。
昨日書いた映画の感想も、書く時点でも書いては消し、消しては書きしたし、読み返してみると思ったことの半分も表現できていないような、でもこれで言いたいことは言えているような……
少なくとも“思っていないこと”は書いていないので、ひとまず良しとします。

こうして考えると、人がどこかにアウトプットする文章や話す言葉は、その人の思考の何百、何千分の一位なんじゃないかなと思えてきます。
私の中にふわふわと浮遊している言葉のほんの一部だけが、外の世界へ出てきて来られているような。
その時つかみきれず外へ出なかった言葉も、あるとき何かとつながって、いつか表舞台へ登場する日もある。
そんな感じで、自分の中に存在する、外に出たがっている言葉を探す日々です。
自分で自分の考えをつかまえて外に出すのも技術ですね。

そして表に出す時に忘れないようにしたいのは、文章は書く人と読む人がいて初めて成立するということ。
書く人は「上手く表現できた!」と思っても。読む人がその通り捉えるとは限りません。
人の受け止め方は十人十色。
“自分の書いた言葉は、どんな風に捉えられるだろう”。そんな想像力を動かすことも忘れないで書いていきたいと思います。

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